テラーノベル
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irxs 青桃(赤桃cp要素〇)
モニタリングパロ
(歌詞や雰囲気から考察したものになっています。)
※この作品には、精神疾患・自傷行為・薬物乱用を想起させる描写が含まれます。苦手な方は閲覧をお控えください。
設定
内藤ないこ
・精神科の患者で、病んでいる
・幻聴、幻覚に悩まされている
・オーバードーズを繰り返している
・情緒が不安定
・癇癪を起こして暴れ出す
・何度も来てくれるいふしか信じられなく、いふのカウンセリング依頼しかしない。
猫宮いふ
・左目の眼帯はないこの暴行によってできた傷を隠している
・なかなか手強いないこを本気ですくいたと思っていて、ほぼないこ専用カウンセラー。
・やさしい話し方だが、患者の異常が見られたときは頼りになり勇敢。
大神りうら
・ないこの彼氏
・気が強い
・精神が病んでいるないこを救いたいが、どうにもならなく困っている。
・怪しいしないこの家にカウンセリングに何度も来るいふが嫌い。
稲荷ほとけ
・いふの仕事先の後輩。
・頑張りすぎてボロボロでかえってくるいふが心配。
・心優しい。
第一話⇓
マンションの階段を一段、二段と上がり、指定された号室の前で足を止める。
「ピンポーン」とインターホンを鳴らすと、重苦しい音を立ててゆっくりとドアが開いた。
「は〜……い……」
『カウンセラーの猫宮いふと申します。内藤さんのお部屋でお間違いないでしょうか?』
「……あぁ……。俺が、内藤……ないこです」
現れたのは、全身灰色のスウェットに身を包んだ、いかにも「部屋着」といった風貌の男だった。整った顔立ちをしているが、酷いクマと土気色の顔色のせいで、その美貌も台無しだ。
それよりも、廊下の冷気が身に染みる。早く中に入れてほしいんやけど。
「……あ、中……入ってください」
『お邪魔します!!』
食い気味に返事をして、俺はないこの部屋に足を踏み入れた。散らかってはいるが、これまで見てきた現場に比べればまだマシな方だろう。
『えーっと……相談内容は……』
スマホを取り出し、事前に届いていた依頼メールの履歴を漁る。
【出張カウンセリング依頼】
氏名:内藤 ないこ
相談内容:幻覚、幻聴に困っています
『……ふぅん』
幻覚に幻聴。ストレスでも起こりうる症状だが、最近の若いもんがこれに悩む理由は、だいたい相場が決まっている。
部屋を見渡せば、案の定、空になった市販薬の瓶がいくつも転がっていた。
『なぁ、ないこって……』
「……タメ口?」
『あ、すみません』
「いや……いいけど。俺もタメ口にするし」
意外とチャラいというか、距離感が独特な奴やな……。いや、そんなことはどうでもええ。
『あ、そう?……なら単刀直入に聞くけど。ないこって――オーバードーズ、してるやろ?』
「……うん。してる」
やっぱりか。安易な快楽か、あるいは現実逃避か。最近こういう患者が増えとるんよな。今は市販薬で済んでいても、いずれ麻薬にまで手を出しそうで怖い。バカな奴じゃないといいんやけど……いや、この状況でバカじゃないなんてことはないか。できることなら、今すぐにでもやめてほしい。
その時、ないこの手元にあるスマートフォンが「ブブブッ」と、立て続けに震え出した。
《ないくん、今何してるの?》
《返信まだ?》
《誰かといる?》
《浮気?》
《しないって約束したよね?》
……あぁ、なるほど。メンヘラ彼女持ちか。
『彼女さんおるん?』
「……いや、彼氏」
『……はぁ〜、なるほどな……』
メンヘラ彼氏か。女よりも力が強い分、厄介で怖いやろうな。ないこ、見るからに力弱そうやし。この彼氏の存在が、ないこを追い詰めている可能性は高い。
『……その彼氏のこと、好きなん?』
「……え?」
『いや、ないこが本気で好きで付き合ってるんやなかったら、その彼氏さんは今の君にとってただの「縛り」でしかないやんか』
「す、……好きだよ!!」
突然、ないこが叫んだ。その瞳には大粒の涙が浮かんでいる。
長年この仕事をしているから分かる。これは、パニックの発作だ。
「なんで……!? りうらは縛りなんかじゃない!! 俺の彼氏だ!! もう、一人にはなりたくないんだよ!!!」
ガツンッ、と。
左目に強烈な衝撃と、焼けつくような激痛が走った。
投げつけられたのは、ないこのスマートフォンだろう。
視界が赤く染まり、焼けるような痛みに意識が飛びそうになる。
……痛い。
けれど、俺はカウンセラーだ。依頼を受けたからには、ないこを救わなくちゃいけない。
例え、この目に一生消えない傷が残ることになったとしても。
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