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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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人の死はいつも唐突だ


私は家族からクラスの奴らから逃げた

高校生が1番楽しいとかそんなの私には理解できない

もう死んでしまおう

まだ実感はないけど

こんな毎日には懲り懲りだ

と思っている

でも

まだ生きたいよ

そう訳の分からない私もいて心のどこかで

願い続けた



横断歩道を渡ろうとした途端

男の子がその場でうずくまった

苦しそうに顔を歪めながら…

すると



「危ないぞっ!」



と言う大人の声が聞こえてきた


気づいたら足が動いていた

ここで助けたら、死ねる…?

彼の背中を押したすぐ後に今まで感じたことのない衝撃に襲われた

ブレーキ音などはなくただドンッという鈍い音がした

自分から血がどくどくと流れ出していった

すると男の子は目を丸くして



「え…」



といった




「大丈夫、っ?」



大丈夫であってたまるか、死のうとしてるのに…



「…だ、じょ…ぶ…ど、せ…死ぬ」



すると悲しい顔をしてこう言ったのだ



「死ぬ、なんて言葉使わないで…今救急車くるから」



じゃあ私は死んじゃいけないの?

こんなにも苦しいのに?

まだ生きてなきゃいけないの?

いろんな感情がごちゃまぜになって言いたいことがまとまらなかった



「…」



「ごめんなさい、ごめん、なさっ」



彼は何に対して謝っているのか

私にはわからなかった



意識が朦朧とする中で

君の声だけが聞こえた



15日目 ・1月13日


今日死ぬ予定だ

なんでだろう?いつもより清々しい気持ちだ

…もう何を信じたら良いのか分からない

家族にとって私は他人以下…?

話すら聞いてくれない

友達だと思ってた人も裏切った

私は人を不幸にするだけの要らない子なんだって

もう何も迷惑かけないように死ぬからさw

弟には悲しい思いさせないで

まぁお兄ちゃんたちは弟しか見てないけど

…いじめられてることにも気づいてないし

彼が謝っていた理由

いつか私にもわかるだろうか?

残りの365日 〜生きたい俺と死にたがりの君の話〜

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