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中 : あぁその人間から逃げてたんだ
森 : どうしてだい?
中 : ……
太 : 中也、言いたくないのなら無理して言わなくても、
中 : 俺、売られたんだ
中以外 : え、
中 : 俺、 酒呑童子なのに強く無いし、何も出来ないから、人間の村に売られて…
太 : でも他の妖怪よりは明らかに強いよね私もその強い力に釣られて中也を見つけたし、
森 : 酒呑童子は鬼の頭領とも言うしね、中也くんは弱く無いと思うけど、
中 : 他の妖怪と比べたら強いけど酒呑童子の中だったら弱かったんだ
太 : 弱かった?過去形?
中 : 売られて村で暮らし初めてから力が強くなった気がして、
森 : どうして村に売られる事になったんだい?
中 : ………
太 : 言える範囲でいいから教えてくれないかい?
中 : 分かった…
中 : もう、何年前か正確には覚えてないが…
中也の過去です
中父 : バシンッ(中也の頬を叩く)
中 : いッ!(頬を抑える)え、何で叩くの?(潤目)
中母 : 貴方が弱い酒呑童子だからよ!
中 : え、でも周りにいる妖怪の中じゃ俺が一番強いよ?(潤目)
中父 : 酒呑童子なんだから周りの妖怪よりも強くて当たり前だろ!(大声)バシンッ(中也を叩く)
中 : ビクッ痛い!やめて、(泣)
中母 : 五月蝿い!!(大声)
その日からほぼ毎日叩かれたり怒鳴られたりした、でもある日両親がよく分からない事を言った
中母 : 中也今からお出かけするわよ
中 : え?お出かけ?
いつも恥ずかしいから外にだけは出るなと言われてたのに一緒にお出かけ?
中 : どこ行くんですか?
中母 : 着いたら分かるわよニコ
中 : …ッ
母の笑みは久しぶりに見た、久しぶりだったからかその笑みが凄く怖く見えて寒気までした、でも俺はそれ以上何もいわかなかった…
数分後
村長: お待ちしていました酒呑童子様
中 : この人達だれ?
そこには男が三人程いた
そしておそらくいや、確実にここは村だ、正確に言えば村の門だろう、なぜこんな所に来たのかはすぐに分かった
中父 : 中也、お前みたいな不出来な鬼は要らない
中 : え、
中母 : だから今日からはこの村で暮らしなさい
村長 : 鬼をくださると仰っていましたがまさか酒呑童子だとは!
中母 : いえ、ですが不出来な鬼でごめんなさい
村長 : いえいえ!酒呑童子と言うだけでそこらの妖怪なんぞ逃げていきます!
中父 : では、私達はこれで
村長 : はい!ありがとうございました!
村長 : よし、この餓鬼を連れて行け
村人 : はいっガシッ(中也の腕を掴む)
中 : いっ!やめてっ!
村長 : 暴れるな!今日からお前には沢山仕事をしてもらうからな
中 : お母さん!お父さん!助けて!(大声)
村人 : 五月蝿い!黙れ!バシンッ(中也を叩く)
中 : い!何でポロポロ(泣)
中 : あぁ…そうか…(泣)
今回は此処まで!
ちょっと長めかな?
それと皆さん遅くなりましたが、あけましておめでとう御座います!今年も沢山読んでください!
次回は中也の過去村での生活です!