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#かんとりーひゅーまんず
みずか
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#転生
Chiri
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――今日はただのお茶会,のはずだったイギリスはさっきからカップを拭いたり,服を整えたり,昨日つけた絆創膏がバレないように整えたりということを繰り返しているよっぽど楽しみで好印象を持ってもらいたいんだろう,下手と自覚している料理は特に置いていない
「ピンポーン」
ここの部屋にはもったいないくらいのポップなチャイムがなる
そしてなるべく足音をたてないようにパタパタといつもは履きもしないスリッパを鳴らす
「日本さん!こ,こんにちは?」
「こんにちは,まぁ朝なんですけどね」
「…ァ…」
「まぁ間違いは誰にでもありますよ」
「あっありがとうございます…」
「ちょっちょっとお茶準備してきます!」
「わたしもやりましょうか?」
「ぁ…えっと,わ,わたしがやりたいのでっ!」
「…でも退屈なので,出来たら…準備している間,話しませんか?」
「へッ…あ,いいですよ!」
「よかったですっ!」
イギリスは照れたように微笑み,日本は少し切なげに微笑んだ
「今日は呼んでくれてありがとうございます!」
「いえ…ただわたしがお茶会したいっていう希望に日本さんが乗ってくれたんですから!」
気まずい空気を作らない為に必死になる2国,その間にもイギリスが紅茶を作っている音がカチャカチャと響く
そしてイギリスは躊躇いながら不器用にトゲが取られている,1輪のバラをお皿に添える
「この紅茶…と,ば,バラをどうぞッ…」
今度はさっきの微笑みとは違い,緊張,強がり,切なげが混ざったような複雑な顔だった
「…ッ!…あぁ,国花…だからですか?」
「ぁ…えっと…その…」
そんなことを考えていなかったようなリアクションをしてしまう,実際に頭になかったのだ,それに日本は不信感を覚える
「…ふぅん,そうですか」
どうも釈然としない顔をしながら含みのある言い方をする
「…え?」
そして一瞬,ほんの一瞬だけ
ニヤリ,と笑って言葉を出す
「…もしかして,花言葉ですか?」
「…ッ!?!?…///」
「しかも…その手…このバラのトゲ…もしかして」
と確信を持ったような持っていないようなことをいう,でもイギリスはまんまとそれに乗せられていく,手の絆創膏を隠すようにキッチンに向かおうとする
「…///」
「イギリスさん?…逃げるんですか?」
「ッ…///」
「言うんなら,言ってください?」
「……花言葉の通りです」
掠れた声だったけれどしっかり芯がある声だった
「…そう,ですか」
「…え?」
「じゃあ…予定を思いついたので帰りますね!」
「…ぇ」
もちろんイギリスに止められることなく帰って行った,それにイギリスは怒りはせず,ただただ怖かった,好きな国じゃなかったらあそこまで感情を引き出したりはしないはず,でもあの日本だ好きな国じゃなくてもやりかねない気がする
…結局その日は紅茶はそのままにしてぐっすり寝…れるわけ無かった
「んぅ…朝ですかぁ…」
そう言ったら自然と昨日のことが映像のように入ってくる
「…ぁ…///」
日本さんならばらさないと思っているのに昨日のあのニヤリという顔が忘れられない,滅多に見せない可愛い顔だった,でも言われたら…と思ってしまうのだ
「…なんかポストにいっぱい入ってる…」
開けてみると,手紙と花が数本入っていた
手紙を読んでみると
〈イギリスさんへ
昨日はすいませんでした,勝手に帰ったりして,お詫びの花です…と言いたい所ですが謎解きです,頭文字を取ってみてくださいねー〉
「へ?」
正直意味がわからなかった,謝られてると思ったら謎解きを強いられるのだから
でも好奇心には抗えず,スマホで花の名前を調べてノートに書く,という作業を少し続けると,8つの文字が,出てきた
・ワスレナグサ
・白バラ
・キンモクセイ
・たんぽぽ
・もも
・デンファレ
・スイートピー
・スミレ
〈わしきたもですす〉
「わしきたもですす…?
もう少し手紙を見てみましょうかって…なんですか,この花に巻きついている紙は」
開いてみると数字が書いてあった
「…もしかしてっ!」
「よしよし…これが順番だったんですね!…ッて」
順番に読んでみると,わ,た,し,も,す,き,で,す
「なんですか…この回りくどい告白は…でも,『も』ってずるい…///」
そしてさっきからチラチラと見えている白い物体――日本に話しかけた
「日本さんッ!さっきから居ましたよね!?」
「…バレちゃいましたか」
「そらそうですよ,誰でも分かります」
「にゃぽんとか疑わなかったんです?」
「にゃぽんさんは恋愛系のことに興味しかないし,第1――猫耳じゃないですか」
「猫耳がなかったら!?」
「…なんでそんな必死に」
「…ぁ,すいません,
あとひとつ聞くんですけど…私がバラの満開でトゲなしの花言葉が分からないって言ったら───どうしますか?」
「へ!?分からないって…昨日」
「あー,分からないなぁ…イギリスさんの気持ちなんだったんだろうなぁ…私は伝えたのに…」
「えぇ…」
「頑張ってください!!!」
…と,言っているが,これを要求したのは日本なのである
「わっわたしは
日本さんのことが…、’ve been thinking about you a lotです」
「へ?びーてんきんぐあばうとゆーあらっと?」
「…///」
「音声検索を始めます,言ってください」
「びーてんきんぐあばうもゆーあらっと…なになに,あ!もしかして…ずっとあなたのことを考えていましたですか?」
日本の鋭い指摘にイギリスは俯くでも赤く染められた顔は隠せてはいなかった
「イギリスさんも言ってくれましたし…私からも,月が綺麗ですね」
「つ,月…?」
「日本人はこうやって好意を伝えるんですよ」
「へぇ…って…好意」
「わたしも好きですので」
「…だから〈も〉…///」
「…かわいい」
「へ!?!?」
これからはこんな日常が日常茶飯事になっていくのかもしれない(?)
長…とメモからコピペして気付いたものです
ネッ友がですね…多分2人できたんですよ!!!へへへ…と浮かれております(どんな報告やねん)
コメント
4件
花言葉ってええよな〜う腐腐…
あ〜もう、2話目にしてこの甘さ!!イギリスの不器用なバラの準備とか、日本がニヤリって笑うところとか、全部ツボすぎるわ。花言葉の謎解き告白、回りくどいのに「も」で全部持ってかれる感じずるいよね。最後の「月が綺麗ですね」からの流れも良すぎて泣ける。日常茶飯事になる未来、マジで見たい🔥