活動は続けるつもりです
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Knside
最果て村の少年はNakamuというらしい。
王都に乗り込んだ経緯から何まで教えてもらった、ひとつ不明な点があるとすれば5歳から前の記憶が消えているということ、これは何かショックがあって記憶が飛ばされたか、それとも消す薬を飲んだか、飲まされたか、そこら辺は分からない、にしても下民にしては珍しい髪の色と目の色をしている。
全てを優しく包み込む様な空色をしている。
俺のような冷たい青色じゃない、
羨ましい。
そんな私情は置いといて取り敢えず俺の部屋で匿うことにした、俺は余り外へ出ないし、王族も来にくい、来るとすれば怪我人だけで怪我人も医療室へ来る、酷く怪我もしているし容態が変わっても直ぐに治療できるんだ、いい事じゃないか。
ぶるーくはとても心配しているが1番部屋が近いし、何かあったら来てくれるだろう。
Nk「……」
部屋の椅子に座らせたが相も変わらず硬直している、大丈夫かな……。
Nkside
いやぁ?!待ってどうしてこうなったの?!
ダメだって、殺されてるべき人間なのに、運命に逆らってる。
Nk「き、きんときさん……」
Kn「いいよ、タメで。」
やばいやばい、ほんとにいいの?俺穢れてるよ?、なんて思いながら恐る恐るタメにした。
Nk「き、きんとき……?本当に俺殺さなくていいの……?」
Kn「俺は命を軽いとは思ってない。」
みんな平等に命がある、と眩しいほどの笑顔で言ってくれた、こんな人が王様になるべきなのに。
Nk「……ッ」
痛い、頭が痛い。
Kn「…今日はもう休みな、」
そう言って彼は俺の手を引いてきんときのであろうベッドに俺を寝かせようとした。
Nk「だめだよ、きんときの寝る場所が…」
Kn「大丈夫、このベッド広いから隣で寝かせてもらうよ」
やっぱり王族はすごいな…。
そう言われて半ば強制的にベッドで寝かされた、こんなふかふかなベッドではじめて寝るよ……。
よっぽど疲れていたのかベッドで寝かされればすぐに意識を落とした。
Knside
寝てくれて良かった、と少し安堵すれば、切りつけられた腕が急に痛み始めた、
Kn「痛ってぇ……」
そんな独り言を呟けば扉をノックされた、俺はベッドキャノピーを閉めてなかむを外から見えないようにしてから扉を開いた。
そこには先程俺を切りつけてきたきりやんとスマイルが居た、
Kn「あれ、珍しいね、ふたりがここに来るなんて。」
バツが悪そうな顔をするきりやん、
Kn「2人ともちょっとだけお話しない?」
2人は豆鉄砲を食らったような顔をした。
Krside
Kn「2人ともちょっとだけお話しない?」
びっくりした、もう顔も合わせたくないはずなのに、
Kr「ぇ……」
思わず口に出してしまった。
Kn「もしかしてこの後予定あった?」
Sm「俺もきりやんも用事は済ませてきた」
なら良かった、と俺とスマイルはきんときの部屋に招かれ、部屋に入った。
Kr「その……さっきはごめん、謝って済む事じゃないけど、本当に悪かった。」
顔が見れなかった、どの面下げてきんときに謝るべきか考えてた、本当なら突き返されててもいい客なはずた、それなのにきんときは
Kn「いいんだよ、俺もきりやんだったらそうしてるし。」
俺だったら切りつけるどころか首飛ばしてたかも。
と昔の様に笑って言った。
こんな笑顔何年ぶりに見ただろう、ラルラント家が消えてから全てを閉ざしてしまったきんときが笑っている。
これにはスマイルも驚いたようで少し目を見開いた。
Sm「……寝てるのか」
Kn「やっぱバレた?」
俺は2人が何を言ってるか分からなかった。
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