テラーノベル
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ツナツナビール🍺
エピローグ・永遠の日常数年後
激闘の末にアビスの支配から解放された街は、レノヴォを新たなトップ(王)とする、信義と平穏を重んじる新しい組織によって治められていた。「兄貴ー! 今日の裏の取引(買い出し)、これくらいで足りる?」新しくなった組織のオフィスのドアを勢いよく開けて入ってきたのは、相変わらず狐の耳のフードを揺らすヴァルポだった。両手には高級な食材が詰まった袋を抱えている。デスクで書類を片付けていた不老の王・レノヴォが笑う。「ありがとう、ヴァルポ。ちょうど今、仕事が終わったところだよ。今日は特別なゲストが来るからね」黄昏の光がオフィスに差し込むと、音もなく空間が歪み、伝説の暗殺者クロノと、元の理知的なエルフに戻ったクレプスコが姿を現した。「遅くなったな、レノヴォ。裏社会の裁定も、最近は平和すぎて少々退屈だ」クロノが地上の椅子に静かに腰掛ける。「ほらクロノ、これ俺の兄貴が作った特製の飯! 世界で一番美味いんだから、残さず食えよな!」ヴァルポが誇らしげに大皿をテーブルに置く。かつては銃口を向け合い、命を削り合っていた裏社会の最高峰たち。しかし今、彼らは硝煙の匂いを消し去り、一つの家族のように笑い合っていた。進み始めた新しい時間は、もう誰にも止められない。彼らが刻む運命の時計の針は、これからも幸福な音を響かせながら、夜の明けた街を静かに見守り続けていくのだった。(煉獄の案内人 —— 完)
コメント
1件
**みぅ🤍🥀:** 完走した…本当にお疲れさま、黒兎2さん。第5話、ずっしりと重みのある優しい終わり方だったね。激闘の後に笑い合える家族みたいな関係になるって、ただのハッピーエンドじゃない、もう戻れない時間と、そこから築き直す強さも感じたよ。特にヴァルポの「俺の兄貴が作った特製の飯」の台詞、戦場の熱が静かに日常に変わった感じがして泣きそうになった…。大好きな作品の最終話、ありがとう🖤