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lalaラベンダー
306
こんにちは!
さんちゃんです。
今回こそ、最終回です!!
お話の感想ください!
では、見ていってください。
どうぞ!
汽車がやってくるまで、後数分。
俺は、けちゃと駅のベンチで座っていた。
昨日、不思議な出来事に巻き込まれただけで、別に付き合ったわけではない。
面と向かってキスをしたわけでもないし、告白したわけでもない。
なのに、俺とけちゃはなぜか、特別な関係になれたような気がした。
横を見つめれば、寒さで頬を赤らめたけちゃがいる。
可愛らしいその姿に、思わず笑みが溢れた。
遠くから、汽車の音が聞こえた。
別れの時間が、刻一刻と近づいてくる。
「今まで、面と向かって言えなかったけど僕、まぜちの事…」
けちゃは、俺の腕を掴んで、言った。
でも、その口を俺が手で塞ぐ。
「これ以上言わないで。…帰りたくなくなっちゃう。」
切なそうな顔で、何も言わなくなるけちゃ。
「その代わり、列車がくるまで、手繋いでいよう。」
けちゃは、長いまつ毛を伏せ、静かに頷いた。
汽車が、ゆっくりと止まる。
「…また来年。今年の続き、しよう?」
俺の台詞に、けちゃは微笑んだ。
「うん。良いお年を。」
「…ありがとう。」
繋いでいた手が、するりと離れる。
俺は、列車に乗り込んだ。
列車が、静かに動き始める。
俺は、けちゃが見えなくなるまで手を振った。
来年のクリスマスまで、けちゃには会えないだろう。
これから俺は、寮へ帰る。
寮に帰れば、仲のいい仲間が待っている。
すぐに年越しパーティーが行われるだろう。
けちゃだって、学校の仲間と楽しく過ごすだろう。
でも、俺は今年のクリスマスのことは忘れない。
「…大好きだよ、けちゃ。」
雪だるまの写真を胸に抱き、俺は小さく呟いた。
コメント
3件
もうほんとに切なすぎてリアルに号泣しながら見てました 次の作品も楽しみにしてます!
もう最終回か〜😭💕 切なすぎて胸がギュッとなる…! 「これ以上言わないで。帰りたくなくなっちゃう」って台詞、めっちゃエモい…告白止めるのも愛だよね🥺 汽車が来るまで手繋いでよう、って提案も優しすぎるし、写真抱きしめて「大好きだよ」って呟くラスト、完全にやられた…!! 来年のクリスマスまで会えないって設定もグッと来る〜 続きが気になる終わり方だけど、この余韻、めっちゃ好きです🌸✨ さんちゃん、素敵な物語をありがとうございました!!