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第40話 - あの日のキス続きをしよう〜囚われたのは風磨くん〜

125

2025年11月25日

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はるかぜ

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「とりあえず、ベッドいこっか。ここでぐちゃぐちゃにされるのは嫌でしょ？」

大森くんの手に惹かれてぼんやりするままベッドに座る。

っていうかもう俺すでにぐちゃぐちゃなんだけど、とズボンの中を気にしていると大森くんの手が伸びてズボンも濡れたパンツも上の服も、全部剥ぎ取っていく。

「···っ、いぁ···」

服が擦れるのでさえ気持ちいい。

胸でさえその刺激で主張しているのが自分で分かっていて恥ずかしい。

「すごい薬飲まそうとしてくれちゃって···何回できるかな？楽しみだね、風磨くん」

「ちが···っ」

「違う？ここ、こんななってるのに」

きゅ、っと胸を摘まれて思わず背中が跳ねる。反応に気を良くしたのか両方をくり、くりっとイジられる···そのたびに気持ちよすぎて身体が震える。

「ひ、ぁっ、ぁっ、んンっ！」

「ふはっ、先とろとろ」

「見るなぁ···！」

「へぇ、そんなこといっちゃうの」

僅かに声が強くなり、胸に大森くんの舌が這わされて噛まれる。強い刺激に痛いとかよりも“気持ちいい”としか思えなくてまた声が漏れる。

片方は口に含まれて、もう片方は指で、そしてぬるぬるもする下半身の先端を指でなぞられる。

「〜っ、ンン、だめ、イクっ···！」

呆気なくびゅく、と精を吐き出してその気持ちよさに思わず腰を動かして最後まで出し切ろうとしてしまう。

そのたびに大森くんの指も動いて強い刺激を受けてだしたばっかりなのにまたいきそうになる。

「にかいめー、偉いね、すぐイけて」

「もっ、もうむりぃ···大森くん、許して···あやまるか、らぁっ？！」

濡れてぐちょぐちょのものが大森くんに躊躇なく咥えられる。

「や、やだっ、それはむりっ！んぁ···っ」

汚いし、恥ずかしい。

でもそれより今でより強い気持ちよさが凄い。

まさかそんなこと、俺のアレが大森くんの口にって思うだけで、見るだけで更にもうだめで。

しかもめちゃくちゃ上手いし手慣れてる感じもして、頭の中は真っ白、ひたすら目をぎゅっと閉じて舐められているの感じていた。

「ごめん、やぁっ、ン゙ッ···ぁ、はっ···ぅ、ぁッ！」

「···ッ、ん······はい、さんかいめ」

さすがに少ないね、なんて言いながらティッシュを口に当てる大森くんをぼんやりと見つめる。

俺···またイッたの？

身体はぐったりと力が入らないし、ぼんやりふわふわして上手く考えられなくて。

「もう、許して···大森くん···ただ、大森くんとしたかっただけ···寂しかっただけ」

「···最初からそう言ってくれたら、良かったのに。可愛いね、可哀想だから最後（・・）にしようね」

最後って？

おしまいにしてくれるってこと？

手を伸ばす俺に応えるように抱きしめてくれて、少し前は毎日のようにいい匂いって思ってた大森くんの匂いにほっとする。

優しく溶けるようなキスをして夢中になっていたその時、指が身体に触れてびくっとしてしまう。

「こら、力抜いて···」

「な、にをっ···んぁ···？」

そこはもう濡れていて、すんなりと指が入ってくる。なんで？とおもってると中で指が動いてその瞬間びりっと強い気持ちよさが走る。

「んっ、あぁっ···！？」

「ここかぁ、風磨くんのいいところ」

さっきまでもう無理だと思っていたのにまた俺のは昂り、大森くんは嬉しそうに、前も後ろも音が鳴るくらい激しく責め立てる。

「もうっ、もうイけないっ！いっ、あぁっ」

「大丈夫だって、ここトントンしてあげるから···前もぬるぬるで、きもちいいね」

大森くんの声が耳元で優しく響いて、この声が好きだ、ってゾクゾクして、中も外も全部気持ちよくて、もうだめだって泣きそうになって···よんかいめっていう楽しそうな声が聞こえて堕ちるように眠っていたみたいだった。

「···あ、おれ···？」

気がついて勢いよく身体を起こす。

暗い部屋で状況を確認すると服も、ズボンも着ていて···さっきまでのは夢？幻想？と慌てているといきなり手を掴まれた。

「うわっ？！」

「しぃー···もう遅いんだから···」

静かに、と言われてゆっくりと布団に潜る。まだ夢か現実から判断つかない俺は優しく抱きしめられてさっきまでの出来事が現実だったとわかる。

「大森くん···？あの、ごめん、今日のこと···」

「いいよ、あんな可愛い風磨くん見れたし。やっと久しぶりに会えたとおもったらあんなご褒美付きで、ついやり過ぎちゃった」

「大森くん···俺も、会いたかった」

寂しかった。

自分を求めて欲しくてあんなふうに用意して、まさかこんな風になるとは思わなかったけど、なんだか幸せかも···そう思いながらぎゅう、と抱きつくと大森くんが耳元で囁いた。

「次は2人でもっと気持ちよくなろうね、ね？ふーまくん」

End.