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枢軸組全然出てこない……..頼む動いてくれナチス&イタ王+フィンランド!

というか今更表紙画像の字幕ミスったことに気付いた…….画像では「白昼の頃は更なり」となっていますが、正しくは「白日の頃は更なり」なので!申し訳ございませんでした!でも新しいの描く気力もない!すみません!

では、どうぞ~






「おい親父!緊急事態だ!」

アメリカはドアを壊す勢いで豪快に開け、息せき切ってイギリスを呼んだ。

「何ですか、そんな大げさな…….戦時中でもあるまいし…….」

日本が倒れた

イギリスが持っている万年筆が音もなくカーペットに落ちる。

「……….はい?」

「今すぐGermanyに連絡とって医者を頼む!俺はパラオを呼んでくるから……!」

一瞬、冗談かと疑ったイギリスだが、アメリカの徒ならぬ気迫に押され、スマートフォンを手に取った。

「それで、今日本の所には誰がいるのですか?」

「誰もいねえけど」

何が悪いんだという顔をする息子の馬鹿さ加減を改めて見て、イギリスの中で何かが切れた。


「この馬鹿息子!!倒れた人のもとには一人は傍についているのが鉄則でしょう!大体、連絡手段なんて無限にあるのですからわざわざここまで来る必要はなかったでしょうがっ!!」

イギリスは素早くモーニングコートを羽織ると「お前は早くパラオを呼んできなさい!私は日本の所に行きますから……!」

とアメリカを鋭く一喝した。

そうして次の瞬間には、イギリスの姿は消えていたのである。


「………なんだったんだ……….」

アメリカは呆然と呟き、我に返ると急いでパラオを呼びに走るのであった。




日本は夢を見ていた。

自身が高熱で魘されているのも、イギリスが全速力で此方に向かって来ているのも知らず、ただ真っ黒な空間にいた。

「……ここは?」

何もない、というのはかえって気持ちが悪い。

呆然と辺りを見回す日本の耳に、ある声が響いた。


「そう怖がらなくともよい」

驚いた日本が声のする方を振り返ると、そこには_______


「こうして顔を合わせて話すのは初めてだったか?」

日除けの付いた帽子を被り、薄茶色の軍服に身を包み、椅子に腰掛けている、その国。日本は良く知っていた。その声を、その手袋を…….

「息子よ」

「先代、様………..」

日本の目が、限界まで見開かれた。



「何故、ここに?」

「ああ、お前はあの夢の内容を憶えていないのだったな?」

日帝はくつくつと嗤う。

「ならば、今、思い出せばよい」

日帝が日本の額を指さすと、日本に一気に記憶が流れ込んできた。

「________!!」

その影響で、夢の内容も全て思い出した。

『ふざっ………..けるなぁ!!』

憎しみ、怒り、悲しみ……感情がこれまでにないほど強く頭の中に響いた。

「………っ!」

日本は頭を抱えてその場に膝をつく。

「…….やはり、貴様は甘いな。」

冷ややかに見降ろす日帝の顔は日本には見えなかったが、それでもその視線は痛いほどによく分かった。

「俺が代わってやるのに丁度いい。」

その言葉に日本は顔を上げ、必死に言葉を紡いだ。

「い、今は私の御世です!先代様といえども、政治に口は_______」

「煩い」

首筋に刀が突き付けられ、日本は何も言えなくなってしまう。

(抜刀、している……….っ)

抵抗すれば首を斬られる。

日本の背中に冷や汗が伝った。

「フン…..そこまで馬鹿ではないようだな。次は斬るぞ」


押し黙った日本を暫く見下ろしていたが、抵抗する気がないと分かると日帝は刀を降ろした。

「安心しろ、民間人を殺す気はない。あくまで国の代表、守護者同士での”戦闘”にするつもりだ」

「せ、”戦争”では…….ないのですね?」

その言葉を聞き、日本はほっと息をついた。


「なんだ、日ごろ、あれだけ声高に平和を叫んでいるから戦争なぞ起こしたら体裁が悪いとでも思ったのか?」

捻くれたような解釈で話しかけてくる日帝に驚き、日本は思わず返答してしまった。

「いいえ、そんな事じゃありませんよ」

「なら、何故だ?」

やってしまったと思ったがもう遅い。日本は自分の気持ちを正直に言うことにした。

「誰かが死んでしまうのは嫌いですから」

日帝には、日本が在りし日の二人に重なって見えた。

『誰かが死ぬのは嫌だからさ』

『誰かが死んじゃうなんて嫌だもん!』

「_____!」

日帝がほんの少しだけ目を見開いたような気がしたが、日本にはよく分からなかった。日帝は日本から視線を逸らすと、

「……..お前も、空と海を継いでいるのだな」

聞こえるか聞こえないかというギリギリの声で呟いた。

「?どういう________」


「黙れ」

次の瞬間には威圧感のある眼差しで見下ろされ、日本はまたしても硬直する。

「まあよい。お前はそこで見ていろ。」

日帝が日本に背を向け、帽子の鍔に手を掛ける。

「俺がこの日本にとって最良な世界を構築していく様をな……..」


日本が驚いて顔を上げるとすでにそこに日帝はおらず、代わりに目の前には大きなスクリーンがあった。


「……..?」

どうやら日本の目線のようだが、動かしているのは日本ではない。


「先代様………一体、何をする気なのですか……….?」

返答のない空間の中、日本は必死に問いかけた。






ありがとうございました!結局今回も出てきたのは日帝のみ……..というか日帝さんの口調が分からない…….一人称も分からない……..違和感だらけ………むずい!

白日の頃は更なり

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