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その後凛が俺をベットに運んでいてくれていたらしい。結局は優しいんだよな。
目を覚ました俺は無自覚に自分の痣を見つめた、痛いからとかそんな感情じゃない。何なんだろう…愛しいからみたいな。結局は好きな人につけられたものだから痣でもキスマークと同じに思えるというか…。多分俺は凛が思ってる人以上異常な人なんだと思う。
だって俺は「だから…」の後に言おうとした言葉は「気が済むまで殴れよ」だったのだから
ーーーーーーーー凛
俺は又何時ものように殴ってしまった。辞めてほしいと言われるが当然俺は辞めれない、いや辞めたくない。それにあいつを否定した時の反応や絶望した目を俺に向けてくれるのかどうしても快感を覚えてしまう。彼は気づいているだろうか俺が殴るほど彼は少しづつ口角が上がることを。
ーーーーーーー潔
俺はいつからかこの暴力が愛の印だと思い始めた。痛い、辞めてほしと思ったあの頃の自分が過去だということを痛いくらいに分かった。それから俺は暴力の時間や頻度が増えるたびに愛が深まったと思い嬉しく感じていった。けど、涼介さんは俺が暴力に対して嬉しく思うより恐怖や抵抗を望むだろうと思った。だから俺は演じ続けた【この愛(暴力)が終わらないようにと】
ーーーーーーー凛
彼は俺が気づいてないとでも思っているのだろうか。潔は俺が暴力をするたびに受け入れ始めたことを、最初は嫌悪感を抱いた。抱いたところで俺は彼が好きなことに変わりがなかったためいつものように暴力を振るった。…いや、彼が変わってくれるのを少し期待したのかもしれない。だが、その日もいつものように殴っていたら…彼が涙目で堪らなく嬉しいかのようにその痛みを感じている姿を見てしまった…。正直その反応を嫌と言うほどでは無かった。
凛「潔すまん」
その言葉に重みがないことに潔は気付いていた。
潔「ったく、気にしなくてもいい」
「俺は何処にも行かねぇから」
「凛が要らないと言うまで俺はずっと愛してそばにいるから」
(だって俺を殴って居る時の顔は俺だけの特権って感じがして堪らなく興奮するし、凛は自分のことになると疎いから…)
凛「潔。俺はお前が『別かれて欲しい』って言われるまで側にいたいと思う」
(そもそも俺は、潔が『別れて欲しい』と言われて正気でいられる気がしない。いや、そもそも言わす前に殴ってるかもしれないな…はぁ、どうしたら潔は俺の手に中にいてくれるのだろうか)
凛「じゃぁ、俺昼ご飯作ってくる」
潔「ん、ありがと\(^o^)/」
ガチャ(とを閉める音)
潔(凛って本当にかっこいいんだよな…。)
「もっと愛してもらえるように頑張ろう」
(そうしたらきっと俺だけの顔を見せてくれるんだろうな)