エジプト?…ちょっと待てよ
信介の部屋で地球儀を回してた信介が
「こっちも本棚…凄いな!」
高倉さんも見えた。
「世界地図を拡げ、ルーマニアの方だトランシルバニア、森の彼方の国と呼ばれてた。何百年前に吸血鬼の森とも呼ばれてたな。村人が襲われて全滅した村だよ…」
「兄さん…そこに行ったの…」
ヨーロッパ州は今戦争をしてるから。
「確かに今は海外が欧米車で大変らしいよ」
ヨーロッパでも広いからな…和穂姉…
「うん私大丈夫よ…最近誰かに観られてる感じよ…」
先輩…
「さっき誰かに捕まったとか…回り見たら居なかったよ…」
「そう…でも私にマリアンナって言われた。その人女性なの?」
「貴族の皇女様だよ」
電話が鳴った。
〈…和穂?あなたに似た女性を観たわ〉
「お母さん…」
〈なんてね、諒一が帰ってきたわよ笑っ〉
「え?兄さんが帰ってきたの?」
「信介ありがとう、ごめんね高倉さんまでありがとうございました」
都合よく帰るか?…
「和穂さん待ちな送るか…」
また携帯が鳴り。
〈ねぇ私水穂よ何時頃これる?…〉
「ごめん…兄が帰国したっていうから」
〈そうなんだまたにするね明良さんに言っておくわ〉
私は予告なしの母の電話が不思議になった。
高倉さんに着いてきて貰うことになった。
トレーナーのスタイルだから。
「車は?」
「置いて行く。諒一なら俺と同じ同期だよ」
「え?そうですか頼もしい高倉さんお願いします」
「家はこっち方面だな」
チラッ横顔を観た
男の人の車に乗った私…
「どうした?顔に何か付いてる?」
いいえ…
「何で断った!」
明良さん…ごめんなさい…
眼が充血してた明良さんの顔、
脅かしてごめん…水穂…
口元から切れた血が流れた…
舐められた…
きゃあ!!
ビクッ…
先に水穂の所に行きたい…
兄も私の電話番号を知ってるよね…
「水穂さんっていう人は?」
「彼女は…私の親友よ」
和穂の顔を観た。
…
恐ろしく綺麗な…
あ?マリアンナって…囚われて惨殺された姉妹がいるって聞いた事がある…
和穂さん…君人狼だろ…
「違う!!」
「俺の祖父もだったよ…俺も同じだよ」
高倉さん…
相手が誰だっても君を守るつもりだ…