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うっとりと、またいつもの妄想モードに入る。飛行機に乗ってからずっとこのモードから抜け出せない



ハワイの私はちょっとセクシーで大胆なの・・・



そしてそんなセクシーな私に洋平君は悩殺されるのよ・・・



彼には私と結婚してよかったって思ってもらいたい、なんとか魅力的な私を見て欲しいな



この旅をひとつの転機にして・・・・家族から遠く離れた場所に彼を連れてくることで、二人の絆を強くするの!




洋平君も普段と違う私に刺激されて・・・夜は・・・




ああ・・・ハッピーハネムーン・・・(はぁと)




―10分妄想後―




「そうそう!忘れちゃいけないわ」




クルミは「ハワイに来てやりたいことリスト」をガサガサ広げた



ブツブツ・・・・「え~っと・・・リスト⑪・・洋平君と波打ち際で追いかけっことぉ~・・・日焼け止めを塗ってもらうこととぉ~・・・浅瀬でお水の掛けあいっこでしょお~」



その時のスマートフォンが震え、LINEの通知音が響いた、由紀からだった




「もしも~し」


「くるみさ~ん何してるの?よかったらワイキキで一緒に泳がない?洋平さんも一緒に」



えっと・・どうしようかな・・・・



くるみは少し迷った・・・せっかくの新婚旅行、この時間を洋平君との二人だけの新婚旅行として、特別なものにしたいのだけど・・・



迷っているくるみに由紀が畳みかけるように言う





「ねぇ~!いいでしょう?慎吾君も先ほど空港で洋平さんに助けてもらったから、ビーチで泳いだ後お二人にランチをご馳走したいって言ってるの、ぜひ!ぜひ!」




由紀の明るい性格と、彼に二人が感謝しているという事を聞いて、くるみは行くことにした




「洋平君あのね・・・由紀さん達がワイキキで一緒に泳がないかって言ってるんだけどぉ~」



とくるみは洋平に申し訳なさそうに言った



「なんでも空港で助けて頂いたお礼にランチをご馳走したいんですって」




洋平は大きなグリーンのL字型のソファーにくつろいで座っていた




真っ白なシャツにデニムのハーフパンツ、いかつくウルトラマンの様に吊り上がった『ジェントル・モンスター』のサングラスをかけている



アクセサリーを滅多につけない彼だが、今はシルバーのリーフ型のネックレスをがっしりした首につけていて、とても素敵だ




今の彼は芸能人の様にかっこいい



彼はくるみの表情を見て笑みを浮かべた




「くるちゃんがそうしたいなら僕は構わないよ、みんなで過ごすのもいい思い出になるさ」





彼はくるみの気持ちを汲み取って優しく微笑んでくれた




くるみは水着に着替え、鏡の前で何度もチェックした




し・・・下のお毛け・・・見えてないよね・・・このレモンパットで胸も三割増しだし・・・ヘンじゃないよね・・・・こんな大胆な水着来たことないからドキドキしちゃう・・・




でもやっぱりホテルのロビーからビキニなんて恥ずかしいな




くるみは水着の上からラッシュガード羽織って、キッチリ前を止めた、真っ白のラッシュガードは丈が長めなので、お尻まで隠れて初めてホッとした




ビキニはハードル高いけど、ビーチに行ったら太陽の下で洋平君にみてもらおうっと




そこで心の中で少しだけ、二人だけの時間が欲しかった気持ちと、由紀達との楽しい時間を天秤にかける自分を感じていた




ガチャ!「洋平君!お待たせ!」



「それじゃあ、行こうか?」




ブラックのスイムパンツに真っ白のタンクトップ姿の洋平がくるみを見て、ニッコリ笑って立ち上がった




伸びて来た前髪をちょんまげのように括ってて可愛い




二人は水着を着てビーチバッグを肩にかけ、微笑みながら手を繋いで部屋を出た





友人との時間も大切よね・・・夜は二人っきりになるんだし・・・・



くるみは心の中で、友人との時間も大切であることに気づきつつ、初めてのハワイという土地で、友人達と共に新たな冒険を始めることに、ワクワクしていた




くるみと洋平は手を繋いで、リッツ・カールトン・ホテル前のワイキキビーチに降りて行った




太陽は頭上高く、青空が広がる中、遠くにはダイヤモンドヘッドが見え、その美しさにくるみは目を奪われた




「こんなに美しい場所、信じられない!」



とくるみは言った




彼の手を握りながら、深く息を吸い込む、海の塩と花の香りが混ざる風が、彼女の髪を優しく揺さぶる




ビーチは、色とりどりのパラソルの下で笑い声が溢れていた。家族連れが砂城を作り、子供たちが波打ち際にしぶきを上げて遊んでいる



サーファー達は、波を追いかけて海面を滑り、まるで海と一体化しているかのようだった




くるみは砂浜をキョロキョロしながら、ハワイのビーチの多様性に驚いた





サップヨガ(サーフボードの上でやるヨガ)のクラスでは、インストラクターが穏やかな声でポーズを指導し、参加者の心と体を癒していた




一方では、ビーチバレーの激しい試合が進行中で、沢山の観客とテレビクルーが撮影しているし




ビーチチェアに横たわり本を読む人、音楽を聴きながらリラックスして寝そべっている人、そしてパドルボードでゆっくり海を進む人もいた




ワイキキビーチはまさに、すべての人に開かれた楽園だった




「なんだか、日本と比べてビーチ自体が生活の一部みたいね」



「そうだね、一年中泳げるから公園みたいなもんじゃない?由紀さん達まだ来てないね、シュノーケルホテルで借りて来た!泳ぐ?浅瀬でも小さな熱帯魚沢山見れるよ」




洋平が黄色とピンクのシュノーケルをブラブラさせてくるみに言う




キャーッ!

「泳げなくても大丈夫?」


「足の着く所で泳げばいいさ」


「泳ぐ泳ぐ!!」





いよいよ!洋平君にビキニをご披露する時が来たわ!!ハッピーハネムーンの開始よ!




よしっと、くるみが真っ白のラッシュガードのファスナーに手をかけた時





「くるみちゃぁ~~ん!お待たせぇ~♪」





由紀と慎吾が手を振ってやってきた





わっ!由紀さん凄いビキニ!!




くるみは唖然とした、小さなヒョウ柄のビキニは、ほとんど紐で妖艶な体つきは、何も隠れていない、由紀が笑顔で走って来る度、くるみより遥かに豊かな胸が弾み、誘うように腰が揺れている





「ちょっと!慎吾くぅ~ん!早く早く、洋平さん達お待たせしてるわよ!」




後ろの方で由紀のビーチバッグであろう大荷物を抱えて、中年の慎吾がヒィヒィ言って着いてくる、麦わら帽子が慌ててるのでズレている



その時くるっと由紀がくるみ達に後ろ姿を見せた





ギョギョッ!!!Tバック!!




由紀のビキニはなんと、とても刺激的なTバックスタイルだった




こんもりと盛り上がった由紀の尻は、まるでメロンの様で、何か入っているような感じだ



由紀はくるみと洋平に、その妖艶な体つきを、見せびらかしながらこっちへやってくる




な!何あれ!お尻の割れ目しか隠れていないじゃない!




「ごめん!ごめん!待ったぁ~?何して遊ぼうとしてるのぉ~?私達ビーチボールしか持ってきてなくてぇ~」




楽しくはしゃいでいる、肉厚の由紀の尻がくるみの前でぶるんぶるん揺れている




メ・・・メロン?メロンがギューギューにせめぎ合ってる?な・・・何か入ってるの?アレは整形?




ほっそりした由紀の体つきに胸とお尻だけが異様に膨らんでいる



たぶん整形なのだろう、でないと自然にあんな体つきには絶対ならない



由紀は自分の体にそうとうお金をかけているようだ




それに比べて私は・・・・




そっとくるみは自分のお尻を触ってみた




・・・ぺったんこの・・・母譲りの典型的な日本人体型・・・胸もお尻も厚みは無く・・・お尻においては四角いし・・・・



ハワイに来た所で、貧弱な自分の体型は何も変わらない




男の人ってみんな由紀さんみたいなダイナマイト体型の方が好きよね・・・・




「くるちゃんどうしたの?泳がないの?」



「う・・うん・・・ちょっと日焼けしたいなぁ~って思って、ここで甲羅干しでもしてようかな・・・」



「あらぁ~そう?くるみちゃん?」




ニッコリくるみは洋平に微笑んだ





「私に遠慮しないで泳いできて!」




すっかり自信を無くしたくるみは力なく微笑んだ、洋平が首をかしげる




「・・・・熱くない?くるちゃん?ラッシュガード脱がないの?」



アハハハ

「う・・うん・・・ちょっと寒いかなぁ~って・・」




そしてくるみがあまりにも進めるものだから、洋平は渋々一人でシュノーケルを持って、海に泳ぎに行った



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