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#初心者🔰
ゆあ
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40
2010年の夏休み明けの学校が始まり
《佐島亜久》は憂鬱に感じつつ何気ない日常を過ごしていた
亜久は放課後ざわつく教室を後にして急いである場所へ向かう
「約束の時間に間に合うといいんだが」
亜久はポケットに入っていた携帯電話を取り出し時間を確認する
「何とか間に合うかなら一度帰ってから向かうか」
ポケットに携帯電話をしまい再び廊下を歩く
すると後から誰かに目隠しをされた
「っ…?!」
咄嗟に振り向くと にやにやしながら人を小馬鹿にしたような表情をして見つめてくる奴が後ろに立っていた
「おやおや?君にしては良い反応をしてくれたじゃないか?」
「《雨野》お前死にたいのか?」
後ろに立っていた奴の名前は《雨野零士》
見た目は高身長で細身で爽やかな青年だ
《雨野財閥》の息子で亜久と同い年
初めて会ったのは幼稚園の頃
亜久と零士は幼馴染
「殴ってもいいか?」
亜久はそう言い拳を固める
「おいおい勘弁してくれよ!これから人に会うんだから顔を腫らしていては虐待を疑われてしまう」
零士は顔をしかめながら話す
殴られるのは相当嫌らしい
この会話は日常茶飯時で零士はよく亜久に絡み
よく顔面を殴られている
「人と会う?もしかしてまた弱みを握ってお金を巻き上げるのか?」
零士は爽やかな表情で答える
「ふふ!そうかもね?」
亜久は呆れながら言う
「懲りずにやってるんだな」
零士は爽やかな見た目とは裏腹に中身は腹黒い奴だ
人の弱みに漬け込んでよく人を脅してお金を取っている
何より自分のしたいことがあれば手段を選ばずその内何かをしでかしそうな奴だ
「でも今日は違うつい最近ね近くの小学校の生徒が何人も行方不明になったそうで警察もすごくバタバタしていてね?ついにうちの財閥からも特殊部隊を突撃させることになってそれで別の財閥の力を借りるからねお茶出しを任されちゃったんだよ…」
零士はため息をつく
昔からそうだ零士は何かを誰かのためにするのはあんまり好まない人間
心から信頼してる人にしかあまりおもてなしをしたくないそう言う人間だ
「そうか、俺もこの後予定あるんでなまた明日」
「おっけー!亜久っちまた明日な!!」
そして零士と亜久はその場で解散した
亜久は予定あると言ったものの約束の時間まで
後数時間後残ってるから寄り道をした
本屋に寄って漫画を買ったり
ハンバーガーショップに行ってハンバーガーを食べたりして時間を潰した
そんな事をしてたらあっという間に時間が過ぎ
約束の時間が迫ってきた
外は夕陽が上がっている
亜久は携帯電話を取り出し時間を確認する
「そろそろ時間か向かうとするか」
携帯電話をポケットにしまい《そよ風》へ向かう
そよ風は亜久の《里親》が経営する店
亜久の現在地からかなり遠い居場所にある
「あの…困ります」
「別にいいじゃねーかよー!少しだけだから!」
《新崎駅》の目の前で何やら揉め事が起きているらしい
チャラチャラした見た目した男がツインテールで髪を結んでる女の子にナンパをしている現場が亜久の目に入った
「本当に困りますから!!帰ってください!!私には彼氏もいるし!!本当にやめて!!」
「別にいいじゃん!少しジュース飲むだけなんだから」
チャラ男はしつこく女の子に言い寄り女の子はすごく嫌そうにしているそしてその女の子の隣に彼氏らしき人物もいた
「女の子にしつこくしちゃだめでしょ」
「黙れヤリチン!!」
ヘラヘラしながらチャラ男に挑発をした彼氏と思われた人物はチャラ男に顔面を殴られて気絶をしてしまった
亜久はふと交番が目に入る
「(交番の目の前で喧嘩ってアホなのか?)」
亜久は心の中でそう思った
亜久は絡まれる前にこの場から離れようと決め
その場から急いで抜けようとしたその時
フード越しから女の子と目が合ってしまった
「そこの人助けてください!! 」
女の子は必死に亜久に助けを求める
そしてチャラ男はこちらを睨見つけてくる
「何だあんた?この女の知り合いか?」
「そんな女知らん…俺は急いでるんでな」
亜久は面倒事を避けるため適当にあしらってこの場から逃げることを決意した
「ちと待ちなって」
チャラ男は亜久の腕を掴み逃げれないようにし嘲笑った目で亜久に話しかける
「ちと金貸してくんない?」
「何を言う出すかと思えば…馬鹿馬鹿しい」
亜久は呆れてついつい思ってることを言葉にしてしまった
実際ムカついてはいるものの交番が目の前にあって揉め事にするとは避けたいと思い必死に堪えている
そうとは知らずチャラ男はさらに亜久に絡む
「もし貸さないならこっちにも手があるっすよ俺の父さんヤクザの組長なんだよね出来るだけ言う事聞いたほうが見のためだよ?」
自分のお父さんがヤクザだと主張するチャラ男
しかし亜久はその言葉を聞いてもビビらず
呆れた表情をする
「なんか言えよ」
チャラ男は黙り込む亜久に苛立ちを隠せず少し声を荒げる
「俺のお父さんヤクザだしお前なんてイチコロだぞ?それにお前のことを晒すことだって簡単だぞ?」
「……」
「黙り込んじゃって…もしかしてビビってる?ブルちまって漏れるんじゃないか?ギャハハ!」
チャラ男は黙り込む亜久を嘲笑い続ける
亜久はついに口を開く
「吠えんな噛ませ犬」
「あ゛?何だと?」
亜久はついにチャラ男に言い返す
チャラ男は亜久に言い返されないと思ってたのか少し動揺している
しかしすぐに睨見つけてくる
「なぁ?お前今誰に口聞いてるか分かってる?俺ヤクザの息子!分かる?」
「だからなんだ?それさっきも聞いたもう驚かねぇーよ」
亜久は冷静に言い返す
ここで熱くなり相手と言い合いするだけ時間の無駄だからだ
しかし自分より下だと思っていた人物に言い返されたチャラ男はすごく苛立ちを隠せなくなる
「てめぇ?マジでどうなっても知らんからな!!まず面見せろや!!!!」
チャラ男は亜久のフードを掴み下ろしてくる
亜久は相手を睨見つける
「俺の顔そんなに見たかったか?」
チャラ男は亜久の顔を見て何かパッとした
チャラ男の目の前には不良の間では名前を知らない者はいない人物が目の前がいる
「てめぇは佐島亜久こんな所に居たのか!!てめぇのせいでうちの組員は壊滅寸前だ!!」
「はぁ?」
亜久は呆れて言葉も出ない
その様子にチャラ男はムカついたのか刃物を出す
「ぶっ殺してやる!!殺す!!」
「(さてと片付けるかここは、交番の目の前だ間違いなくここで喧嘩になれば警官に気づかれる過去にパクられた俺からするとそれはまずいしかし相手が向かってくるなら別だ向かってきたならやる)それが俺のルールだ!」
亜久は相手が向かってくるのに対して拳を固め待ち構える
冷静に相手の動きを分析する
「(遅いな)」
「死ねぇ!!」
亜久はナイフを避けチャラ男の顔面に左ストレートを決め込む
「ぐぉへ…」
チャラ男はナイフを落とし地面に転がり落ちた
自業自得だ
女の子は亜久に歩み寄る
「あ、あの…ありがとうございます…」
女の子は丁寧に亜久にお礼を言う
「俺を巻き込むな」
「ごめんなさい…あの!良ければ名前を教えてください!!ぜひ今度お礼したいんです!!」
「なんで教えるんだよ?もう会うのはこれっきりだろ?」
亜久は女の子を突き離す
昔から女の子と話したり関わるのはすごく苦手
亜久にとってこの空間はすごく地獄だ
「嫌です!!名前を教えてくれないなら!!あなたにずっとつきまといます!!あなたが逃げても逃げても永遠に追いかけますから!!!」
女の子はとんでもない熱量だ
亜久は呆れてついに折れる
「はぁ…分かったよ、佐島亜久これでいいか?」
「佐島君って…あの…」
女の子が何かを言いかけたとき交番の入口の方から笛が聞こえた
「うそ?!」
「おいおいマジかよ…」
予感はしていた
交番の目の前で人が2人も倒れている
それに新崎駅は人もそこそこいる誰かが通報してもおかしくない
亜久焦ることなく女の子に話しかける
「もう名前は言ったそろそろ行くじゃあな」
「あっ…ちょっと…」
亜久はその場からダッシュで逃げ去る
「待たんか!!」
警官も亜久を追いかけて走る
2人出てきた内一人は亜久を追いかけてもう一人は女の子に話を聞いている
亜久は必死に逃げる
警官も負けじと亜久を追いかけて走る
警官なだけあってスピードスタミナはある
「(このままだと捕まるな)」
亜久は路地裏に入りとりあえず身を潜める
しかし警官も徐々に迫ってくるこのままだといずれ見つかり捕まる
それに路地裏と言ってもたまに人の出入りもあるバレれば通報されるに違いないそれに亜久はまだ
《17歳》の高校2年生だバレればただでは済まない
「出てこい!!この辺に隠れてるのは分かってるんだぞ!!」
警官の声が近くまで聞こえてきた
しかし警官の姿はまだ見えない
亜久はチャンスだと思いさらに奥へと走る
「逃がすか!!」
警官はその様子に気づき亜久を追いかける
「(ここからが勝負だ落ち着け冷静に考えればこの状況を切り抜けられるいつだってそうだったこの運動神経を活かすんだ!!)」
亜久は一呼吸を置きコンクリートの壁に向かって走る
コンクリートの壁を蹴り反対方向の壁によじ登り路地裏を抜け街中に溶け込む
「くそ…逃げられたか…」
警官は息を切らしその場に座り込んだ
亜久は何とか警官を撒いて安心する
「さてと急いで向かうか…」
亜久は急いでそよ風へ向かう
メールで少し遅れると連絡をした
数分後
そよ風につくもうすっかり辺りは暗く店の中2人はいない
ドアを開けカランカランと鳴る音を聞きながら店の中へ
「あら?」
この女性は《佐島冬乃》亜久の実の母親の姉である
亜久がまだ小学生の時に実の母親が亡くなりそれから冬乃さんが引き取って面倒を見てくれている
「あっくん!おかえりなさい!」
「その呼び方何とかならないのか?」
亜久は冬乃の名前の呼び方によく思っておらず何回もやめてくれと言っているが冬乃は聞く耳を持たずずっとその呼び方で呼んでくる
「あっくんは家でご飯食べれてる?少し痩せたんじゃない?」
「ちゃんと食べれてる」
冬乃はすごくお節介でよく亜久にこの質問をする
冬乃さんはすごく明るい
ただ心配性すぎて亜久は少し引いている
「そして《景斗》は?」
「そろそろ出てくる頃だと思うわ?少し呼んでくるね」
そして冬乃は奥の部屋にいき景斗を呼ぶ
奥の部屋のドアが開き冬乃と景斗が部屋から出てくる
「お兄ちゃんだ!!」
この男の子は《佐島景斗》冬乃の実の息子で亜久の義理の弟にあたる
景斗は明るくて素直な子
亜久とは真反対の人間
「景斗は元気ねそろそろ準備しなさい」
景斗は今日亜久の家に泊まりに来る約束をしている
そのために亜久は店に迎えに来たのだ
亜久は高校生から一人暮らしを始めた
亜久にとって一人は気楽でいいだから基本的に一人で行動している
ずっと待っていると景斗の準備が終わりそろそろ出発することになる
「景斗?あなた休みでもあっくんは明日も学校なのいい?寝る時間になったら寝るのよ?それと明日早くに迎えに行くからちゃんと起きるのよ?」
「はーいママ!」
心配して念を押す冬乃に、小学生の可愛らしい笑みを浮かべて返事をする景斗
「そろそろ行くぞ」
亜久はそろそろ退屈になり景斗に声をかける
「ごめんね?明日も学校なのに」
真剣な顔で冬乃は亜久に謝る
「別に気にしない、それに景斗は断ってもゴネるだろ?そのほうがもっと面倒くさい」
亜久はため息つきながら言う
景斗はまだ小2
すごくわがままを言うときもある
過去にお泊りの最中に亜久が熱を出して
途中で帰ってもらった時も途中まで家出泣き叫んで帰りたくないと駄々をこねた
亜久はその状況を思い出すだけで頭痛がするためもうよほどのことがない限り断るのはやめようとこころに誓っている
「お兄ちゃんひどい!むぅ!僕怒った!!」
景斗は頬を膨らませて亜久を見つめる
亜久ため息をつく
「そろそろ行くぞ」
冬乃にひと声かけ店をあとにする
暗い道を二人で歩く
景斗は鼻歌を歌いながら歩いている
「ふんふん♪ふんふん♪」
「随分と楽しそうなところ悪いが夜ご飯なにか食べたいものあるか?」
亜久は鼻歌を歌ってる景斗に質問をする
景斗は鼻歌をやめ亜久の方を振り返り質問に答える
「お兄ちゃんが食べたいのでいいよ?」
「遠慮しなくていい」
「ならハンバーグ!!」
景斗はニコニコしながらハンバーグをリクエストしてくる
「分かったなら買いに行くぞ」
「うん!!」
2人で買い物を済まし家へ帰る
亜久の住んでるアパートは一人暮らし用の家
鍵を開け家に入る手洗いうがいを済ませる
「景斗風呂入るならタオルこれを使え」
「うん!お兄ちゃんも一緒に入ろう?」
景斗は上目遣いを使って亜久を見つめる
亜久は断ろうとしたが後々面倒くさくなるのが目に見え渋々承諾をする
風呂を済ましハンバーグを2人で食べ皿を洗い
各々自由時間を過ごす
寝る時間になり歯を磨き寝る準備をする
亜久は景斗の布団を用意する
「景斗布団はこれを使え」
「うん!でも敷布団は?」
景斗は不思議そうに亜久に質問をする
「お前のことだ怖いから夜一緒に寝てとか言うのは目に見えてる夜中に喚かれても困るだけだ…ベットで寝ろ」
「うん!!」
景斗はすごく嬉しそうに返事をする
「お兄ちゃんおやすみ!!」
「あぁ…おやすみ」
こうして1日が終わる
この日常はずっと続くんだろーなと思っていた
亜久自信もこの日常は決して苦なものではないと思っている
しかしある日この日常を終わらせる出来事が起きる
コメント
5件
読んだよー!!📖✨ 第1話からもうキャラの立ち方がめっちゃ上手いね!!亜久くんのクールで無口だけど、実は義弟の景斗には優しいギャップがたまらん😭💕零士とのやり取りもテンポ良くて、幼馴染の空気感が伝わってくる〜!チャラ男との緊迫シーンから、警察に追われるアクションもスリリングでドキドキしたよ!!最後の「この日常を終わらせる出来事」って伏線が気になりすぎる…次回が待ちきれない!!🔥