宮近海斗
『コホンッ…コホンッ…』
「まだ熱下がらないね…」
〇〇ちゃん、風邪を引き熱を出してしまいました…
『しん…どい…』
「しんどいよね…」
「俺ずっとここにいるからね」
ベッドの隣でずっと看病をしてくれる海斗くん
『かい…と…』
「ん?」
『ギューして…』
〇〇ちゃん、熱のせいか甘えたくなっちゃいました
「え…? あ、…うん…、、」
少し動揺気味の海斗くん
でも、優しく頭を撫でギュッとしてくれます
『あったかい…』
「寒い?」
『さむけ…する…』
「ブランケット持ってくるね」
そう言うと彼女ちゃんがお気に入りのブランケットを持ってきました
『ありがと…』
「いいえ」
「彼氏だもん」
「このぐらいさせて」
『かぁーいと…』
「ん?」
『…すきだよ』
「…//」
「〇〇が珍しい…笑」
『なぁーんでよ…』
「いつも俺から言ってるもん」
『…でもわたしもずっとおもってるもん、、』
「ずるっ…」
『…ずるくない』
「〇〇」
『ん…?』
「…俺も大好き」
「治るまで傍に居させて」
「…もちろん治った後もね」
中村海人
「おはよー…」
寝ぼけた海くんが起きてきました
でも
「あれ〇〇いなーい…」
いつも海くんより早く起きてご飯を作っている彼女ちゃん
リビングにいません
すると机に置き手紙を見つけました
「…え?」
_____
うみ へ
朝から熱があり咳が出るので病院に行ってきます
ごめんだけどご飯自分で作って食べて
〇〇 より
_____
「…」
海くんしっかり読みました
「…くっそ、、」
悔しそうな顔を浮かべ、キッチンに向かう
すると…
机に食パンがありメモが
_____
パン入れて 5分ぐらい
冷蔵庫にバターとジャムもあるよ
_____
そう書かれていました
すると、そのタイミングで
ガチャッ”
扉が開く音がしました
急いで玄関に向かうと
『…うみ、、?』
『どうしたの…?』
マスクをして厚着な彼女ちゃんが
「…〇〇、、」
ギュッ
強く抱き締めます
『、、え…?』
「何で俺頼ってくれなかったの…」
「黙っとく必要無かったじゃん…!」
『ごめん…』
「俺、まじで心配したんだよ?」
『う…み…』
掠れた声で伝える
『…うみが凄く気持ち良さそうに寝てたから、、』
『…起こしたくなかった、、』
「…でも、、っ、、」
『…ありがと』
『心配してくれて』
『大丈夫だよ』
軽く微笑み頭を撫でる
そして寝室へ向かった
「あ、ちょっ…」
暫く経ち…
『しんどっ…』
熱が上がってきたみたいです
『うーみ…』
「…っ、、、」
普段しっかりしている彼女ちゃん
甘えてくる事はレアです
『ゲームしなくていいの…?』
「俺、彼女が風邪引いてるのにゲームすると思われてんの?」
『冗談だよ…w』
「無理に笑わなくていいから」
『私はうみと一緒に居るだけで楽しいよ…?』
「なんで…そんなっ…///」
照れる海くん
海くんは風邪が治るまで不器用ながらずっと看病してくれました。
七五三掛龍也
「〇〇おはお〜」
歯磨きしながら寝室に来た龍也くん
でも…
『りゅう… はぁ…はぁ…』
彼女ちゃんが苦しそうです
「はへぇっ…!?」
びっくりしたリアクションを取り
すぐ洗面所の方へ駆けていきました
「〇〇大丈夫!?」
『りゅう…』
『あつい…』
「風邪引いたの!?」
『かも…』
「じゃあ俺ずっと看病するから!」
「なんでも言って!」
焦った顔の龍也くん
すぐにのえるくんに電話をしました
アドバイスを貰いながら買い出しやお粥を作ったりして…
「〇〇食べれる…?」
『うん… ありがと…』
パクッ
『おいし…』
「よかった…」
『りゅ〜…』
「ん?」
『だいすき』
「…!」
「…//」
『…?』
「〇〇…聞いて?」
『ん…』
「俺も大好き」
「ゆっくり寝て、元気になって」
「デート行こ」
『…約束』
小指を結び約束をしました
「約束破っちゃだめだからね」
『りゅーこそ』
2人で笑い合い、しんどいけど幸せな時間が続きました
川島如恵留
-風邪引いちゃって明日のデート無理かも-
そうメールを送った彼女ちゃん
すると のえるくんから
-家行って大丈夫?-
-看病させて-
-嫌だったら既読だけ付けて?-
-行っても良かったらスタンプ1つ送って欲しい-
そう返信が来た
流石、気が利くのえるくんです
彼女ちゃんはもちろんスタンプを送りました
-ありがとう-
-_____時に仕事が終わるからその後買い物して向かうね-
-何か食べたいものある?-
-柔らかいもの食べたい-
そして可愛いOKスタンプが送られてきました
数時間後…
”ガチャッ
扉が開きました
のえるくん到着したみたいです
でも〇〇ちゃん夢の中です
「…可愛いなぁ、、笑」
寝顔を見つめ微笑む
『ん…』
『の…え…?』
「おはよ」
「起こしてごめんね」
『ううん…』
『わたし…こそ…』
『かぜ…ひいてごめん…』
「そんなので謝らないで」
「️〇〇は全然悪くないよ」
『ありがと…』
「〇〇が元気になるまでずっといるからね」
『…』
『の…える…』
「ん…?」
『…すき、、』
「…俺も大好きだよ」
そう言うとおでこにキスを落とした
『ん…//』
「…俺ずっとここにいるから何かあったら言ってね」
『じゃーね… のえ…』
「ん?なぁに?」
『て…つないでほしい…』
「…仰せのままに、、」
のえるくんの長くて細い指が絡んでいき、恋人繋ぎに
『ん…』
安心したようで眠りに付きました。
「…可愛い、、」
「…ずっと姫の傍に居させて下さい、、」
のえるくんも眠りに付いた
吉澤閑也
『おまたせ〜』
待ち合わせ場所に着いた〇〇ちゃん
「待ってないよ〜」
先に閑也くんがいました
「…?」
『…どした?』
何か様子が変な〇〇ちゃん
閑也くんはすぐにわかりました
「ちょっとごめんね」
『ん?』
ピタッ
そう言うとおでこに手を当てた
「熱くない?」
『え…?』
「しんどくない?」
『うん…』
〇〇ちゃん気付いていませんでした
「お家帰ろうか?」
「俺の家で大丈夫?」
『うん…』
すると、タクシーが丁度良く通りかかり乗る事に
「_____までお願いします」
『…』
運転手に場所を伝え
「シートベルト付けるよ」
シートベルトも付けてくれます
すると…
『しんどくなってきた…』
暫く車が走っている途中
段々としんどくなってきて…
「しんどい…?」
「俺の肩に乗せていいよ」
『ありがと…』
肩を貸してくれました
お家に到着
体を支えてくれる閑也くん
ベッドまで連れてってくれます
そして彼女ちゃんに問いかけます
「〇〇?」
「本当に気付いてなかったの?」
『…』
「俺怒らないよ?」
『…ちょっと、、、』
『しんどいな…って、、、』
〇〇ちゃん正直に話してくれました
「そっか…」
「俺正直さ」
「凄く悔しい」
『…え?』
「〇〇に無理させちゃったの」
『…私が、、、 』
『行っただけなのに…?』
「うん」
「〇〇守れなかった」
『私はただ…』
『しずとのデート楽しみすぎて…』
「だったら俺が家行くよ?」
「嘘つかないで」
「無理しないで」
『うん… ごめん、、、』
「元気になるまでいるから、何かあったら言ってね」
そう言って優しく体をポンポンしてくれます
後日、風邪はすっかり治り、デートのリベンジは成功でした
松田元太
-ごめん 風邪引いちゃった-
LINEに一言送った彼女ちゃん
ピコン
すぐ既読がつき…
-え! 大丈夫!? 行った方がいい?-
-熱出てるの?-
-仕事もうすぐ終わるから早く向かう!-
連投で返信が来ました
『…元太らしいなぁ、、』
そう微笑み、目を閉じた
そして、ふと目を開けると
「おはよう」
『びっくり…した…』
目の前には元太くんの顔が
「いやまじでびっくりした…」
「でもすぐ言ってくれてありがとう」
喋りながら、大きなバッグをゴソゴソする
『なに…買ったの…?』
「なんか風邪に良さそうなもの買ってきた〜」
と、スポーツドリンクやレンチンご飯などを取り出した
『…元太にしてはやるじゃん、、』
「だろ!」
『レベルアップだね』
「いぇーい」
「Hey Boy〜! 」
「Jumping round like play b…!」
『終わり終わり…w』
「あぁ今は違うか…w」
『Watch me level up?』
「Play you like a game boy!」
『…これちゃんと意味分かって歌ってる?、、』
「え、舐めてます?」
「分かってますから!」
『はいはい…w』
「アメリカ留学舐めんなし!」
『分かった分かった…』
苦笑いを浮かべる彼女ちゃん
「ほら、ちゃんと寝な!」
少し乱れた布団を掛け直してくれます
しんどい時でも笑わしてくれる元太くんでした
松倉海斗
「Look… Ever since I fell for you, this town looks beautiful ♪♪」
『…♪♪』
海斗くんと彼女ちゃんの家ではちょっとしたコンサート中です。
チャ-ン”
「ありがと〜!」
『パチパチバチパチ”』
凄く楽しそうです。
ですが〇〇ちゃん
『コホンッ” コホンッ”』
風邪を引いています。
「そこの君大丈夫かい!」
『…いぇーい、、!』
「体調悪くなったら周りのスタッフに言ってね!」
「それか俺まで言ってね!」
『…笑』
オレンジのペンライトを振ります。
風邪と言っても少し咳が出る程度で体はしんどくないようです。
でも体調不良時のわがままを言って彼女ちゃんだけのソロコンサートが行われています。
「次は皆の元に行くぜぇっ!」
流れたのは「Talk it! Make it!」
いわゆるファンサ曲です。
〇〇ちゃん急いでうちわを出します。
『 ”頭ポンポンして!” 』
「 ”ニコッ” 」
ポンポン”
『…///』
『次は…』
『 ”ハート作ろ!” 』
「ん!」
海斗くん片手をハートの形に
『…//』
「次は次は〜?」
演者がファンサを待ってる不思議な状況です。
(これはやってくれないかな〜…)
そう思いながら出したうちわ
『 ”投げキッスして!” 』
「ん〜…」
海斗くん少し考えて
チュッ”
『…!?』
突然唇が合わさりました。
『え…』
「皆ありがとう〜」
気にせずトークに戻る海斗くん
「みんな体調悪い人いない? 大丈夫〜?」
『…悪い、、かも…、、//』
「え、それはやばい!」
2つの意味で体が熱くなってきました。
ペタッ”
「…ちょっと熱くない?」
「え、ほんとに体調悪い…!?」
『大丈夫、大丈夫…!』
『突然されたから恥ずかしかっただけ』
「…でも今日はこれで終わりにしよう?」
「流石に心配」
『うん…』
「ライブなんかいつでもするし」
「ポエムも〇〇の為ならいくらでも」
『…笑』
『海斗は優しいね』
「…〇〇にだけ」
丸く可愛らしい瞳に見つめられる
『…じゃあ最後に最高なファンサちょうだい』
「んー…」
少し考えて海斗くん口を開いた
「大好き」
「ずっと守るから」
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