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「___。」
「________。」
あれが、まぜ太か。
俺は、通気口に潜んでいる。
どうすれば…
余計なことは考えなくていい。
ただ、依頼されたとおりに殺すだけ。
俺を育ててくれた人に言われていた言葉。
ずっと、俺の頭の片隅に、俺が迷ったときに聞こえてくる呪いのような言葉。
俺は、この言葉からは逃れられない。
悩んでも仕方がない。このままやるしかない。
そう自分に言い聞かせ、通気口をでる。
モブ「んな!?誰だお前は!?」
まぜ太と話していた弱小マフィアのボス。
「パンッ」
「ドサッ」
あまりにも弱すぎる。俺が撃っただけで避けもせずに、死んでいった。
まぜ太「あ〜あ。俺のせっかくの商談相手だったのに…」
あっと「…………」
こいつッ
そんなこと思ってもないくせに。
まぜ太「まぁまぁ、そんなに睨むなって。」
「俺に用があるんだろ?」
全てお見通し、というわけか…
あっと「…俺は依頼を受けただけだ。」
そう言って俺は銃を構える。
まぜ太「え〜俺めんどくさいの苦手なんだけどな〜。」
そう言いながら銃を構えてくるまぜ太。
この瞬間。俺は悟った。勝てるはずがない。
ここは、逃げるしか、無い。
あっと「ダッ」
まぜ太「あ〜あ、逃げちゃった。」
「あっきぃ、ぷり、ちぐ、けちゃ。追って。」
くそっ、追っ手が来る。
この建物から出たとしても追いかけてくるだろう。
モブ「おい、待てっ!!」
「逃がすな、追え!!」
次から次へとうじゃうじゃ湧いてくる。
あっと「パンパンパンッ」
行き止まり…
ふと、下を見る。
あっと「また…」
俺のせいで、たくさんの人が死ぬ。
こんなことを言える立場じゃないことは、分かっているのにッ_。
まぜ太「なんで逃げるの?」
まぜ太に追いつかれたッ。
行き止まり、逃げる場所はない。
逃げられない、、、いや
逃げる必要は、ない。
俺がこのまま死ねば、俺はもう、人を殺さなくて済むッ。
まぜ太が銃を構える。
俺はすべてを諦め、銃を捨て、まぜ太に近づいた。
あっと「俺を、このまま」
まぜ太「は?」
困惑している。殺そうとしてきたやつが死にたいと言っているのだ。普通なら罠だと思うだろう。
まぜ太「お前、死にたいのか?」
あっと「……そう、だ」
9
俺が、死ねばッ…
まぜ太「_________。」
何を言ってるんだ?声が小さすぎて、聞き取れなかった。
まぜ太「少し、寝といて。トンッ」
ッ、なんで、殺さない?
あっと「ドサッ」