『三章 seek the truth』【夜】
荒「なぁ、ミライ。ちょっと聞きたいことがあるんだ」
雷「何を?」
荒「飯田橋はさ、チハヤの防犯機能がある中でどうやって殺したと思う?」
雷「…これは推測だけどさ。チハヤは言ってたんだ、自分で解除しなきゃいけないって」
荒「…じゃあチハヤ自身が解除したって言うのか?」
雷「多分、殺気立った飯田橋君を見て生きるのを諦めたかもしれない」
荒「…なんだそれ。」
そんなことを言いながら瑞稀は布団に顔を沈めて、顔を隠していた
荒「やっぱさ、俺たちのこと好きじゃなかったんかな」
雷「そうかもしれないけど…、楽しかった時間はきっと」
荒「そうだな…、きっと」
藤「何やってんのさ、探偵君たち」
荒「誠か…」
藤「有名人は露骨に嫌そうな態度するなー、俺に対して」
荒「誠の態度が悪いんだろ」
藤「誠、誠って。やめてくんない?名前で呼ぶの」
雷「確か昼に言ってたな。本名じゃないって」
荒「え、マジ?」
藤「マジだよ」
荒「なんでだよ」
藤「オトナの男ってもんは本名を見ず知らずの他人には言わないもんよ」
雷「聞いたことない」
荒「だよな!しかも見ず知らずって…、もう5日も一緒にいるんだから知り合いでいいだろ」
藤「確かにな。しょうがないお前らだけに教えてやろう」
?「ボクも聞きたいです。」
雷「うわっ!急に…」
藤「ゴミもいるけどまぁいっか」
?「君からはボクの同級生と同じものを感じますが…、よろしくお願いします」
藤「天谷由鶴。これが本名」
荒「へぇ、意外と可愛いな!由鶴って呼んでいいか?」
藤「ダメに決まってんだろ、お前らにしか教えねぇ」
雷「ケチだなぁ」
藤「じゃあ俺は寝るから、早く寝ろよー」
そう言い由鶴は布団に帰って行った
その後は小さなロボットも含め3人で夜遅くまで、雑談をしていた
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