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「君のことが気になっていた」
ずっと気になっていたことを口にして、心拍数があがっていくのを感じた。
彼は私の目を見つめ、ナイフとフォークを一旦置く。
「作家、かな」
「え……?」
予想もしていなかった返答に、一瞬聞き間違いかと思った。
「……本当ですか?」
「本当って……。質問されたから答えたのに、聞き返すのは失礼だと思うよ」
彼は表情を変えなかったけど、私が信じていないことに対して、わずかだけど苛立ったように感じられた。
たしかに失礼かもしれないし、彼の言い分はもっともだけど、そんなこと言われてもうさんくさすぎる、というのが本音だった。
だけど放送作家だって、漫画家だって、創作する職業に就いていれば「作家」だし、幅広く使える言葉だともわかっている。
「すみません」と謝ったけど、それでもにわかには信じられなかった。
(作家……。まさか小説家だったりして)
小説家は*****************
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