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カッカッカッ
静かな教室にシャーペンの音だけが響く。
るいの「あれっ…」
分からないところがあって思わず声を出してしまった。
病「ど、どうしたの…?」
病くんが声に反応する。
るいの「あ、や、病くん…。この問題が分からなくて…」
病「あ、か、化学…?ぼ、僕化学得意だからお、教えるよ…」
るいの「ほんと?ありがとう ニコッ」
病「っ……」
「お、おはよう…」
「なんか聞こえた?」
「さあ、またあの陰キャビビりじゃね?w」
「じゃあ無視でいっかー!w」
「あはは!ひでー!w」
「……っ」
「誰か来栖をグループに入れてやってくれないかー?」
「えー…」
「だって陰キャヲタクなんかグループに入ったらグループ暗くなるしなー…」
「っ……」
るいの「あれ?病くんどうしたの?」
病「い、いや…な、なんでもない…よ……」
るいの「そう?」
病(そうだ、るいのさんは…)
きっと僕と話したくて話してるわけじゃないんだ──
2022年2月22日更新
コメント
9件
ワクワク((o(。>ω<。)o)) (悠斗)
私よりは陽キャの病にそんな過去が……←おい
…なるほど、そういう過去が…。 そりゃ、そういう考えに行き着きますよね。