コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
さて、ここから本題に入るわけですが、上記の話からわかるように古代オリエントの人々は性に対して寛容だったと思われています。その理由としては様々な説がありまして……
1:近親婚が多かったから
2:宗教によって婚姻が禁止されていなかった
3:同性のパートナーがいたから などが考えられるでしょうが、私は2の可能性が一番高いと考えます。1については当時のオリエントには近親相姦に対するタブーが無かったことが理由として考えられそうではあるのですが、3に関してはむしろキリスト教圏に近い地域の方が異端とされていたという説もありまして……つまり何を言いたいかというと、オリエントにおける同性愛文化の発生地はシュメール辺りではなくもっと前の、具体的にはヒッタイトよりも前のイラン近辺ではないかと睨んでいるんです!!!! あそこら辺の地域は非常に特殊な宗教的概念があって(まぁオリエント全域にもそういうのあったんですけど、それは置いておいて)、同性愛もその宗教の概念として根付いていた可能性がかなり高いのではないかと思うんですよ!! ちなみに、上記にあるとおりオリエントにおいて同性愛者の文化はかなり古くから存在しており、旧約聖書に出てくるエゼキエルなんかもレズビアン(男性相手の)の描写が多くみられることで有名ですよね? 他にも旧約聖書の預言者ダニエルにもゲイの恋人がいたと言われています。(聖書における)ホモセクシュアリティの歴史を考える上で欠かせない重要人物なのですが、皆さんご存じでしょうか…………? という訳で今回はここまで! 次回からはまた神話学に戻りますよ~! 今回の記事を書くにあたり参考にさせていただきました文献
・バビロニア神話の世界―神々の物語と人間たちの暮らし
(新紀元社)