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良かったー ゆずくんプリンいっぱい食べるんだよ🍮
皆無事で良かった~!(*^-^)すごく幸せな気持ちになりました! 一条様もすごく心配してたんですね~! 続き待ってます!
ゆずは、一条家が運営している、病院に搬送され、意識はあるが、何日も起きない日々が続いた…
あばら骨が折れてたり、酷い痣が出来ていた
俺は、病院のベットに横たわっているゆずの手を握ることしか出来なかった
「なんで、起きないんだよ。毎日…毎日…プリン食べさせようとしてるのに、全く食べないし、プリンを見せたらゆずはずっと真顔だし、どうしちゃんたんだよ…ゆず…」と何日も何日も声をかけた
だが、一向に返事することはなかった…
ドラマとか物語ではクライマックスな名場面なのにやけに外がうるさい
こんな騒動何回目だ
「ゆずたんに会わせろ!見舞いさせろ!」
「ゆずの真の友達なんだ!見舞いぐらいさせろ!!!!!」
「一条様の命令ですので、それは出来ません。お辞め下さい!!」
はぁ~いい所なのに…なんだよ
廊下に出て「お前らうるさい」と言うが、めちゃくちゃ言い寄ってくる
「ゆずたんに会いたいの!会わせて下さい!!!」
「ゆずの友達だ!ゆずは僕たちを守ってくれたんだ。それなのにお礼もなしなんて嫌だ!」と何度も何度も言ってくる
「ダメだ。友達ごっこなら辞めろ。俺に恩があるなら言うこと聞け」
「・・・一条様…すみません。でもゆずたんに会いたいんです!!!」
「俺だって、一条様に恩は…あるかもしれないけど…?でも!会いたいの!ゆずに!」
「ダメだ!」と言うと「「お願いします」」と頭を下げられた
「・・・仕方ない…1分だけだぞ。俺も同席するからな!入れ」と言って2人は入り、俺のゆずに近づく
ゆずの匂いがかき消される…
オメガ2人はゆずに近づいて「ゆずたん!ゆずたん!ゆずたん!ゆずたん!」
「ゆじゅー!!!!!!!!」と何回も言って、涙ぐみながら抱きしめる
引き剥がそうと思って近づくと、ゆずの体がピクッと動いた
「ゆずたん!?」
「ゆず!?」
そして、ゆっくりとゆずが目を開いた
***
ゆずside
ずっと真っ暗だったのが、かおりくん、翼くん、そして一条様の声が聞こえて一筋の光が見える
3人とも生きてた!僕も、かおりくんと翼くんと喋りたい!!!
ここはプリンなんかないし、暗闇なんか嫌だ!と思って、必死に光に向かって走る
全体に光が覆いかぶさって、かおりくんと翼くんが僕の顔を覗き込んでいる姿が目に入る
「ぼ、僕生きてる?」と言うと涙ぐみながら「ゆずたん!」「ゆじゅ!」と抱きついてきた
起き上がって、また抱きしめられる
「うぇーん!ゆずたんだ!ゆずたん!寂しかった!!!」
「ゆじゅ!早く起きろよ!!!」
「ごめん、ごめんね、翼くん、かおりくん心配させてごめんね」
「そういえば!ゆずたん聞いて!」
「ん?」
「一条様がゆずたんのお部屋に閉じこもってて、全然中に入れてくれないの!さっきもさ、入れてくれなくて…」と言いながら翼くんはキョロキョロする
「翼っち、一条様なら目を抑えながら出ていったぞ」
「あれ、絶対泣いてる」
一条様が泣く!?絶対そんなことない気がするんだけど…
「俺が泣く?笑わせるな」と一条様がどこからか登場してきた
「「「でた!一条様!」」」と思わず息が揃った
「シンクロしたね笑」と僕が言うと
「「ね~」」と2人が言う
「またシンクロした笑笑笑」と久しぶりに笑いあった