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お久しぶりです

この2ヶ月が想像以上に多忙でして…

もう本当にいろいろとね笑

模試が終わってはぴはぴなのでウォーミングアップとして書いてみました!

誤字脱字等、チェックできておりません!






⚠嘔吐表現注意⚠















全国ツアーを目前に控えたメンバーたちは、連日遅くまでリハーサルに励んでいた。ファンの期待に応えるため、そして自分たちで掲げた夢を叶えるために、ないこは誰よりも全力で頑張っていた。しかし、その頃からないこは、胃のあたりに妙な違和感を感じるようになっていた。


「なんかきもちわる…。 」

「でもこれからリハやし我慢せないけんよなあ。」


ないこは自分にそう言い聞かせ、リハーサル中も顔には出さずいつも通りに振る舞っていた。メンバーたちには、少しでも体調の悪さを感じ取らせたくなかったし、なにより、「大丈夫」と自分に言い聞かせたかったのだ。



数日後、ないこの胃の不快感はさらに増していった。リハーサルが終わるたびに、体が重く、吐き気がこみ上げてくる。しかし、それを抑えこむかのように、ないこは笑顔でメンバーたちと別れ、家に帰ると深く息を吐き出していた。


「うっ…はぁッ」


まただ。胃が締め付けられるような痛みに襲われ、ないこは唇をかみしめた。呼吸を整えようとするが、胃のむかつきは収まらず、冷や汗が頬を伝った。耐えがたい吐き気がこみ上げてくるたびに、


「大丈夫、大丈夫…もう少しで治まるはず…」


と自分に言い聞かせていたが、痛みは一向に引く気配がなかった。


次の日の夜、リハーサルが終わり、ないこは1人で宿泊しているホテルの部屋に戻った。ベッドに横になっても、胃がぎゅうっと締め付けられるような痛みが襲ってくる。寝返りを打つたびに吐き気がこみ上げ、顔は脂汗でびっしょりだった。


「さすがにやばい…かも…」


ついにないこは耐えきれなくなり、急いでバスルームに駆け込んだ。


「うっ…げほッ」

「はッ…おぇ゙えッ…」



胃の中のものが勢いよく逆流してきて、どうしようもなく吐き出してしまった。激しい嘔吐に体力が奪われ、ないこはその場に崩れ落ちた。全身から力が抜け、視界がぼやけていく。

これ以上メンバーに迷惑かけられない、でも、本当につらい。


バスルームの冷たい床に座り込み、ないこは1人で泣きたくなる気持ちを必死にこらえていた。誰かに頼りたい気持ちはあったが、他のメンバーに迷惑をかけるわけにはいかないという一心で、孤独に耐えていた。


時間が経つにつれて、吐き気は何度もぶりかえし、ないこは夜通し何度も吐くことになった。体はすでに限界を迎え、口からはもう何も出なくなったが、それでも吐き気だけは治まらない。胃が空っぽになるたびに、身体は自分の意思とは関係なくえずき、全身は痛みで震えていた。


もう、限界…


そんな状況でもないこは誰かに助けを求めることをしなかった。少しでも寝れば回復するかもしれないという淡い期待を胸に抱きながら、彼は一人、冷たい床に座り込んだまま夜明けを待った。


「みんなに心配かけんように…明日も元気でおらんと…」


その思いだけがないこを支えていた。



翌朝、ないこはなんとか起き上がり、鏡の前に立った。しかし、その顔は青白く、目の下にはくっきりとした隈ができていた。吐き気は治まっていたものの、胃の痛みと倦怠感はまだ残っていた。

「っしゃいけるいける…。」

「今日もリハやけど無理せんようにしよ。」


ないこは自分にそう言い聞かせ、顔を洗い、なんとか平静を装って自宅を整えた。ふらふらとした足取りでリハーサル会場に向かい、なにもなかったかのように振る舞う彼の姿に、他のメンバーは少しの違和感を抱きつつも、その理由を聞くことはなかった。




リハーサル中、ないこの動きがぎこちなく、顔色も悪いことにメンバーたちはついに気づいた。Ifが心配そうに、


「ないこ、大丈夫か?」


と声をかけると、ないこは無理に笑顔を作り、


「うん、ちょっと寝不足なだけだから」


と答えた。


しかし、リハーサルが進むにつれて、ないこの体は限界を迎えていた。立っていることさえつらくなり、ダンス中にふらりとよろめいてしまう。流石に異変を見逃せなくなったIfは、ないこをそっと控室に連れて行った。


「ないこ、ほんまのこと言いや。俺らに心配かけたないのはわかるんやけどさ、無理せんでほしいっすね僕は。 」

その言葉に、ないこは一瞬言葉を失い、涙が滲んできた。ずっとひとりで抱え込んでいた不安と辛さから、ようやく解き放たれたような気がした。

「…ごめん、まろ。実はなんやけどさ、ここ数日ずっと胃?が痛くてさ、昨日の夜も吐いたんよね、笑」


「でも、メンバーに迷惑かけたくないな〜とか、心配かけたくないな〜とか思っとって…笑」


ないこの告白に、Ifは深く頷き、優しく肩を抱いた。



「なに言ってはるんすか社長」

「体調悪いときくらい頼ってくださいよ。ほんまに無理せんくてええからさ、」



その瞬間、ないこは抑えきれない涙を流し、Ifに支えられながら泣き崩れた。1人で耐える必要はなかったのだと、今になって気づいた。



ないこが体調を整えるために、配信やミーティング、そしてダンス練などは数日間休むことになった。他のメンバーたちはそれぞれ彼の分までサポートしようと団結した。ファンにもないこの状況が説明され、ファンからも「無理せず休んでください」と温かいメッセージが届いた。


その後、ないこはゆっくりと回復し、仲間たちに支えられながら再び活動に戻ることができた。





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コメント

1

ユーザー

久しぶりー! これが駄作!? 全然神作すぎたよ!?

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