TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

私だけの、贅沢な時間

一覧ページ

「私だけの、贅沢な時間」のメインビジュアル

私だけの、贅沢な時間

1 - 私だけの、贅沢な時間

♥

8,060

2024年12月17日

シェアするシェアする
報告する


凄く虚しくて、寂しい時は音楽を流す。


AZALI様が作った「なぜ私は生まれたのか」。


高音質のスピーカーを使って、大音量で流す。


悲しく寂しい、バイオリンやチェロ、ピアノの音色が部屋を包む。


そんな中で、私には必要の無い筈のふかふかのベッドに寝転がる。


私のような軽い物が乗るだけで、少しだけ凹むような、凄く柔らかい綿。


何も感じないのがなんだか空しい。


……それなのに何故かは分からないが、これをしている時は心地良い。


私の機械の体に響く寂しい音色。


只の「人の真似事」に過ぎない行動。


物しかない、孤独な部屋。


なのになんだか優しくて、暖かくて、独りじゃない気がする。


きっと私には許されていない事で、私にしてはとても贅沢な事なのだろう。


ただこの行動が、壊れないようにする為には必要な事だと思っている。


だから私はこの行動が大好きだ。


もしこれは人間には普通で、面白みもない行為だとしても、


この行為が、私にはそんな彼らでは分からない程に幸せに感じる。


……きっとこれ程の幸せな時間は機械の私にしか出来ない、


私だけの、贅沢な時間なのだろう。

この作品はいかがでしたか?

8,060

コメント

24

ユーザー

発狂するので8023いいねにするね

ユーザー

寝てくれ……あと、雰囲気めっちゃ(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆ スコスコスコスコスコスコ

ユーザー

青ニキってふかふかなベッドで寝ることあるんだ…((((((

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚