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無限城の最奥に設えられた豪奢な寝所では、夜という概念すら超越した、甘く濃密な時間が永遠に繰り返されていました。かつての殺伐とした戦場の気配は微塵もなく、そこにあるのは、睦み合う「夫婦鬼」の熱い吐息と、絶え間なく溢れる愛の言葉だけです。毎晩、童磨がしのぶを抱き寄せると、彼女は吸い付くような仕草で自らその胸に飛び込みます。媚薬と刻印によって作り替えられた彼女の身体は、今や童磨の愛撫なしでは片時もいられないほど、彼に心酔しきっていました。
「ねえ、しのぶちゃん。今夜も昨日よりずっと可愛いね」
童磨がその虹色の瞳を細めて囁けば、しのぶは頬を朱に染め、彼の首筋に愛おしそうに顔を埋めます。
「それは、磨さんが私をこんなに愛してくださるからよ。……ほら、また身体が熱くなってきたわ」
二人は、まるで溶け合うように互いの肌を貪り合います。それはかつての凌辱的な暴力ではなく、互いの存在を確認し合い、快楽を分かち合うための至福の儀式。しのぶは、童磨が与えてくれる刺激の一つ一つに、小鳥のような甘い声を上げて応えます。
「あぁ……磨さん、そこ……。もっと、もっと深く愛して……っ」
童磨もしのぶの柔らかな肉体を愛おしむように、優しく、時には情熱的に何度も彼女を貫きました。彼女が絶頂を迎えるたび、その背中の蝶の翅は歓喜に震え、鱗粉のように美しい光の粉を周囲に散らします。
朝も昼も夜もなく、二人はただひたすらに愛し合いました。行為の後は、童磨がしのぶの長い髪を優しく梳かし、しのぶはその腕の中で幸せそうに微睡む。そこには、上弦の弐とその妻という揺るぎない絆があり、二人は互いの体温だけを信じ、無限に続く時の中で溺れ続けました。
かつての復讐心も、悲しい過去も、全ては遠い夢の彼方。今、しのぶの瞳に映るのは、自分を誰よりも愛し、狂わせてくれる最愛の夫・童磨の姿だけでした。二人は永遠に終わることのない「イチャラブ」の螺旋の中で、この世で最も幸せな、そして最も狂おしい夫婦として、無限城の闇を甘く彩り続けていったのです。
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れもんてぃ🍋
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