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雪降る出会い

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璃空、倒れる。

♥

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2022年02月18日

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「ゴホッゴホッ」

なんか今日は咳が出るな。


……まさか、喘息の発作?


……いや、ちがうはず!

だって最近、発作起こらないから。

きっと、風邪でもひいたんだ。

「璃空ちゃん、なんか今日、咳が出てるけど」

「え、あ、だっ大丈夫!」

「本当に?」

「うん!」

でも、だんだん息が苦しくなっていく。

「うぅ……っ」

「璃空ちゃん?!」


その時。

意識が途切れて、私の体は傾いていった。


「……ん!」

「り……ちゃん……!」


「璃空ちゃん!!」


!!

目が覚めた。

ここは……私の部屋?

あ、そっか。私、倒れたんだ。

「璃空ちゃん……」

「拓斗……、」


「ありがと。」


笑顔を作って拓斗にそう告げると、

私の意識は消えていった。

……………………………………………………………….

(拓斗目線)

今日は朝から、璃空ちゃんが咳をしている…。

「大丈夫?」と聞くと、璃空ちゃんは笑った。


でも、その笑顔は、すごく苦しそうだった。


だから璃空ちゃんは、

倒れてしまった。

必死に璃空ちゃんの名前を呼んでも、璃空ちゃんは目を覚まさない。そろそろ自分の声もかすれてきた。

その時。

璃空ちゃんが目を覚ました。

「璃空ちゃん!!」

「拓斗……」

璃空ちゃんは最後に一言、


「ありがと。」


といって、また目を閉じた。


(……可愛い)


続く


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