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第一話
「また始まる一日」
朝日が昇り、朝になる
決まった時間にボスキが部屋に来てカーテンを開けて起こしに来てくれる
シャッとカーテンの開く音がする
「ん”… 」
眩し…と思いながら体を起こす
「おはよう、主様、起きる時間だぞ」
「…おはよう、ボスキ」
「起床後の日課やるか?」
「今日はいいや…めんどくさい…」
「わかった、じゃあ、朝風呂は入るか?」
「朝風呂…入る」
「だったらベッドから早く出ろよ」
「やだ…寒い…」
今の季節は冬だ、布団から出れば冷たい空気が肌に触れる
執事のみんなよく起きられるな…とか思いながらくすっと笑うボスキに言われ渋々布団から出て朝風呂の準備をする
「ふぅ…あったまるなぁ…」
体を洗って、湯船に浸かる
「…にしても今日も綺麗だったな…ボスキ」
窓から降り注ぐ太陽の光に照らされてこちらを見て笑う、そんなボスキの姿が脳裏に浮かぶ、毎朝そのボスキを見ている…幸福だ
「…今日も学校か…めんどくさ…」
ちゃぷちゃぷと空気をなかにとじこてるように濡れたタオルを被せ、湯船の中で空気をタオルで包み込みタオルクラゲを作る
「…これ一回はやってるやついるよな…絶対」
この空気を手で潰して空気がタオルの隙間からジュワァッて出てくるのが好きだ
「そろそろ上がるか…」
風呂から上がるとフェネスが待っている、体をタオルで拭いて、服を着る、あとはフェネスに任せれば髪のケアは済む
「…ふぁぁ…」
「眠いんですか…? 」
「うん…冬は寒いからね…まぁ、ムーが居るお陰で体温は逃がさずに暖かいままだけど…布団から出たくない欲望が出てくる…し、元々そんなに寝るタイプじゃないから俺」
「そうなんですね…そうです、寝つきが良くなるようにお風呂から上がったあとマッサージでもしましょうか?」
「いいの?」
「はい、もちろんです」
「ならお願い」
「はい」
そうやってフェネスと他愛ない話をしながらマッサージも受けて、制服に着替え、食堂に行く、食堂に行けば、ロノやベリアン、バスティン、ラムリなどの執事が居る、ボスキも居るだろうか
ガチャ、と食堂の扉を開ける
「おはよう、みんな 」
「おはようございます、主様」
そう最初にベリアンが挨拶してくれた、それに続き、ロノ、バスティン、ルカス、ナック、ラムリ、ラト、フルーレ、アモン、ハウレスの順番で挨拶をしてくれた
「朝の食事はできてます、今準備しますんで座って待っててください!」
「いつもありがとう、ロノ」
「いえ!主様の食事を作るのは俺の仕事ですから! 」
「…そっか」
するとムーも食堂に入ってきた
「あ、ムー」
「!、主様ぁ!」
おいでと言うかのようにサインするとムーがこちらに来る
「おはようございます!」
「おはようムー」
「食事の準備が出来ました、今日は昨日主様が和食を食べたいと言っていたので、和食を作ってみました」
「…!…ロノ、和食まで作れたの?」
「これが初めてなので、さすがにレシピを見ながら作りましたが、味は大丈夫なので安心して食べてください!」
「ありがとう、昨日和食が食べたいってボヤいただけなのに作ってくれて」
「これくらい全然平気です!主様の食べたいものはいくらでも作りますよ!」
「そっか、ならこれから食べたいものあったら伝えるようにしよう」
「いくらでも伝えてください!作りますから!」
そうやって食堂に居る執事たちと会話をしながら食事を済ませ、部屋に戻り学校の荷物を準備する
「これでおっけー…っと…」
「もう行くのか?」
ガチャっと部屋のドアを開け、ボスキがそう言う
「うん、そろそろ行かないと余裕持って行った方がいいだろ?」
フッ…と笑って
「…そうだな、今日はいつ頃帰ってくる」
「今日は部活あるから、そうだな…5時半くらいに帰ってくるつもり」
「わかった、それじゃあな」
「うん、行ってきます」
そうして、また始まる一日
次回
「学校生活」