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海殊
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memi(めみ)
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シャワーを浴びながら、先に風呂に入らせた柔太朗のパジャマ姿を思い出して一人悶える。
今日の為に買ったお揃いのシルクのパジャマ。俺が黒で柔太朗は白、彼シャツになるように柔太朗には大きい俺サイズ。
多分柔太朗は俺の予備パジャマだと思ってるはず。
少し大きめなパジャマ、濡れた髪。
血色の良くなった頬に唇。
手に入らないと思うほど欲しくなる。
だけどやっぱりストレートに告白して意識してもらう方が良いんじゃないかと考え直す。
砕け散るにしても綺麗な思い出にしたいし、なにより柔太朗を傷付けたくない。
そう考えを纏めたところで、タオルを忘れた事に気付き
「柔太朗〜タオル忘れたーーー棚からとってーー」
声をかけ取ってもらった。
髪を拭きながら柔太朗の待つリビンクの扉を開いた時に、ピンク色の画面がTVに映し出されていて予想外の事に思考が停止した。
柔太朗に視線を移すと画面を消そうとしたのか、慌ててボタンを押したせいでAVを再生してしまってパニック状態で頬は紅潮し、泣きそうな顔になっていて…
柔太朗には悪いけどニヤケそうになってタオルで口元を隠した
予定とは違うけど、まさか…自爆してくれるとは…
「ほんとうに、ごめんなさい。」
赤い目尻、上目遣いで潤んだ瞳。
いつもは白い頬が今は紅く熟れている。
「っ…」
あまりにも性癖に刺さり、自分の顔に熱が集まるのを感じた。
俺が黙っていたから勘違いしたのか、柔太朗がポロポロと泣き始めてしまった。
「っ……本当に、ごめんなさい。」
真っ赤な顔でポロポロ泣きながらズボンがシワになるぐらいギュッ握って、子供のように許しを請う。
「あっ違う違う、怒ってるとかじゃないから」
自分の熱が、欲がバレないように殊更優しい声を作りながらタオルで柔太朗の涙を拭いてやる。
すると少し安心したのか俺と視線を合わせて再度謝ってくれた。
ほんと可愛い。自分が罠にかかった事にも気付かず、自分を責めて素直で愛おしい。
「いや、鍵掛けて無かった俺が悪いよ。柔も年頃だしやっぱり気になっちゃうよな…。」
「ごめん…」
しょんぼりとしながら唇を噛む柔太朗に少しの罪悪感を感じながら
「そんな謝んなくても良いよ、ちょっと恥ずいけど、でも柔太朗が気になるなら、お願い聞いてもらって良い?」
「それは、もちろん。何でもきくよ?」
柔太朗の俺への信頼の現れだけど、危うい返答にニッコリと笑って
「じゃ、寝室についてきて」
「?わかった」
素直に頷く柔太朗に嬉しくなると同時に、この子は他の男にも『何でもきくよ?』と答えるのだろうか、と不安も感じた。
少し大人の男の怖さも知った方が良いのかもしれない。
俺が守れない場面も必ずある。
ブレない芯の強さはある、だけど儚さや危うさも感じる。
俺を選んでくれないなら、自分を守れるようになって欲しい。
完全に本来の目的『柔太朗に男として意識してもらう』からズレた考えに気付きながら、とりあえず感情に流れに身を任せようと髪の毛を拭きながら、柔太朗を寝室へ連れて行った。
コメント
3件
あーもう美星さんこれヤバいです😭💕💕 柔太朗くんがAV見てたのバレてパニック泣きするところ、性癖に刺さりすぎて私も一緒に悶えた!!主人公の「罠にかかったことに気づかない」ってとこ、ずる賢いのに柔太朗くんを守りたい気持ちもあって…もう感情がジェットコースター🎢✨ お揃いパジャマの仕掛けもニヤニヤが止まらなかったです!!次どうなるの気になりすぎます〜!!