テラーノベル
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smsha dom/subユニバース
pyak要素あり
前回の続き
sh視点
今日は実写の撮影が9時からあるのだが
Akiraが一向に来ない
現在時刻は10時を過ぎたあたり
連絡を送っても既読はつかないしAkiraからのメッセージも来ていない
Akiraを待っている間、遊ぶボドゲのルールを読んだり、マリカをやったりしていたが
あまりにも遅い
py「すみません、もう一回Akiraさんに電話かけてもいいですか、、、?」
ピヤノが痺れを切らしたのかそう提案してくる
sh「うん」
プルルルッ
py「、、、あ、でたっ!」
「もしもし、Akiraさん、、、?」
py「大丈夫ですか、今日撮影ですけど」
py「え?」
ピヤノが硬直する
py「え、ぁっ」
「分かりました、、、」
「すぐ行きますから」
何があったのだろうか
向かわなければ行けない状況ってなんだ
ピヤノが電話を切り、俺とスマイルに向かって
py「すみません、ハサミ持ってますか?」
と、一言
一体どんな会話をしてたのか本当に気になる
sm「小さめのだけど、それでいいなら」
py「ありがとうございます、 」
「Akiraさんのとこ行ってきます」
「多分今ヤバい状況なんです、、、」
詳しい内容も説明せずにカバンを持って身支度を始めるピヤノ
それほどまでに急ぐべきようなのだろうか
Akiraに一体何があったのか
不安で渦巻いて頭が痛くなる
sh「ピヤノ、」
少しでも、役に立てばと
隠そうと思っていた情報をピヤノに伝える
sh「Akira、subだから」
py「ッ、、、‼︎」
「はい、」
ピヤノが部屋を飛び出し俺とスマイルが
取り残された
なんとなく、居心地が悪くて
好きな人と2人きりなんて否が応でも意識してしまう
sh「スマイル、、、」
スマイルの太ももにゆっくり手を添えて
上目遣いで話しかける
sm「どうした?」
スマホをいじる手を止めて俺を見るスマイル
吸い込まれてしまいそうな紫の瞳に
整った顔立ち
sh「あの、さ、、、命令してほしいかも、」
他の人より支配されたいと思う欲求が強い俺と、支配欲求の自覚がなく溜め込んで無意識にコマンドを出すスマイル
俺がsubだとスマイルに知られた日
スマイルはある提案をしてきた
sm『定期的にシャークんにコマンド出していい?』
そんな、他のdomやsubとは少し違う性質を持った俺らは いかにも合理的な案、いわば
ビジネスパートナーと呼ぶに相応しい関係になった
sm「あ、分かった」
sh「ごめん、ありがと」
最近命令されていなかったせいで
体調不良になることが増えていた
だから、こうして定期的にスマイルに頼んで
コマンドを出してもらう
sm「come」
ゆっくりと両腕の中に誘い込まれ、
抱きしめられる
sm「look」
命令されるごとに幸福感が募り
体がふわふわとしてくる
こんな顔を見せたく無いのに、自然と顔が上を向きスマイルと目が合う
ふっ、と笑って頭を撫でられる
彼に俺に対する恋愛感情がないとしても
ただ、この時だけスマイルに愛されていると感じることができる
sm「Roll」
sh「、、、」
普通そこまで行ったらkiss
が主流だろ
なんで、Roolなんだよ
でも、命令には逆らえないため
スマイルから離れ床に寝転がる
服が捲れて腹が出るがそれすら腹いせにスマイルに見せつけてやる
少し眉を顰め悩んだような顔をして
sm「Butter up」
スマイルから初めてされる類の命令に少し驚くも チャンスと思い捲れた服をもう少し上へあげてみる
sm「ッ、、、⁉︎」
慌てて目を逸らすスマイル
しかし俺の手は止まらずギリギリのところまで上げてみる
そんな反応してもstopって言わないのはやっぱり見たいから?
sh「自分で命令しといて見ないのはどうなの、、?」
sm「いや、そこまでやるとは思ってなかったんだって、、、」
sh「domなんだから理解しとけよ」
sm「だってコマンド出すのシャークんが初めてなんだし」
初めて、、、
スマイルは俺にしかコマンドを出したことがない、
そんなのより一層好きになってしまう
sm「come」
そう言ってまた俺を抱きしめて頭を撫でる
sm「GOOD BOY」
全身が類稀なる幸福感に支配され
しばらくスマイルの腕の中で軽い痙攣を起こす
ゆっくり深呼吸をしてスマイルを見ると
優しく微笑んでいた
その後、ピヤノからAkiraの状況の連絡が来て、撮影予定を延期しスタジオを後にした
sm「シャークんも気をつけろよ?」
sh「何に?」
sm「不審者、 Akiraが襲われたっていうからさ、、」
「やっぱ、男とかでも関係ないっぽいし」
sh「おう、」
なんか彼氏みたいだな、と1人で喜んでいる自分に腹が立つ
想定よりも早い解散だったため時間が空く
家に帰りシャワーを浴びてソファでくつろぎ、さっきのスマイルとのプレイを思い出す
すごく幸せで堪らなかったあの瞬間
でも、一つだけ不満がある
スマイルの出すコマンドはいつも優しくて
俺を完全に満たすことはできない
もっと激しくして欲しいなんてお願いができたら苦労しない
それに彼女でもないやつからのそんなお願い
絶対に引かれるに決まっているし
スマイルのコマンドは一時的な体調回復のみである
だから、
強いコマンドが欲しくて堪らない日は
仕方なく俺はdomに身体を売っている
今日もスマイルと別れてからずっと
身体が疼いていて呼吸が荒い
誰でもいい、とにかく激しく強いコマンドが欲しい
そう思い、黒いフードをかぶって脱ぎやすい服を着て 21時を過ぎたころ俺は家を出る
誰でもいいとは言ったけど、もちろん
汚いおじさんとかは嫌だし
清潔感のある人がいいとかはある
あと、雰囲気がタイプな人とか 一目でdomとわかる人
なんとなく、すれ違う人がdomかsubかくらいは直感で分かったりするし
dom探しには苦労しないけど
中々いい人がいないのが現実である
ふと、目に止まった1人の男
後ろ姿ではあるが直感でdomだと確信した
急いで近寄って肩を叩く
sh「おにーさん、俺と一発どうですか?♡」
「サービスしちゃいますよぉ〜?♡」
甘い声を出して話しかける
⁇「え、、?」
「シャークん、、、? 」
sh「え、っ」
やばいやばいやばいやばい
その声って、まさか
sh「すまっ、、、⁉︎」
sm「え、いや何してんの、、、? 」
驚いたような顔をして俺を見る
やだ、嫌われた
どうしよう
sh「ご、ごめっ」
「誰にも、言わないで、、、ッ」
自然と声が震え、涙が溢れる
嫌われたくない
sm「ちょ、っ落ち着けって!」
「一旦あっち行こ?な?」
そう言って人通りの少ないところへ案内される
sm「んで、なんでこんなことしてんの?」
小刻みに肩を揺らして泣いている俺の背中をさすりながら事情を聞いてくる
sh「ッ、、、」
「言いたくない、」
sm「speak」
いつもと違う少し強めなコマンドにこんな状況ながら 少し悦んでしまう
sh「スマイル、のコマンドじゃ足りないの、、、っ」
sm「足りない?」
sh「もっと、強いコマンドが欲しかったの、、、ッ」
「スマイル優しいのしか出してくれないから、満たされなくてっ」
sm「はぁ、、?ならそう言ってくれれば」
sh「嫌われたく、なかったのッ‼︎」
sm「おぉ、、落ち着けって」
sh「彼女でもないやつからそんなお願いされるの正直キモイだろ、、、っ」
sm「いや、別にそんなこと思わないけど」
sh「は、?」
sm「どちらかというと、こうやって知らない人に身体売ってる方がよっぽどキモイ」
sh「ッ、、、」
「ごめ、っなさい、、、ッ」
sm「いや、俺ももっとシャークんと向き合えばよかった」
「もっと、話聞いてればシャークんがこんな思いしなくて済んだもんな、」
「ごめん」
sh「ちがっ、スマイルは悪くなっ」
sm「いや、俺も悪いから」
「なんだっけ、強いコマンド出して欲しいの?」
sh「うん、もっと締め付けてほしい」
sm「そうすれば、もう二度とこんなことしない?」
sh「しないっ」
sm「分かった」
「今から俺の家来て、二度とそんなことしないようにしっかり命令してやるから」
sh「ッ、、、!!♡」
ベッドに座らされ上着を脱がされる
sm「Rool」
sh「、、、ッ♡」
さっきと同じRoolなのに今度は明確に
腹を見せろと言う意思のある命令、、、
従って仰向けになりオーバーサイズのスウェットをゆっくり捲り上げる
sm「attract」
普段は絶対に使わないコマンドを
スマイルが俺のために使ってくれる
こんなに嬉しいことはないし
スマイルを喜ばせるために俺も必死にコマンドに応える
ゆっくりとズボンに手を伸ばし
下へ引っ張る
しかし、見えるか見えないかのぎりぎりを攻めてスマイルにしっかりと誘惑する
今度はちゃんと目を逸らさずに見てくれているスマイルに俺の方が恥ずかしくなってしまう
でも、もっと
sh「もっと、、っ」
sm「ん?もっと強いのがいい?」
煽るような口調でそう聞いてくるスマイル
sh「スマイルの、もっと欲しい、、、ッ 」
sm「ん、」
「Crawl」
sh「ッ、、、⁉︎♡」
命令は絶対、その意識が余計に興奮を掻き立てる
舌を出し息遣いを荒くして潤んだ目でスマイルを見上げる
少しびくっとして、スマイルの目つきが変わり何かを企むようなそんな瞳になる
sm「Corner」
え、?なんで?
今さっきまでちゃんと俺に命令してからじゃん
急に放置するの、、?
やだ、まって
そう思ったところで身体が勝手に動き壁へと向かいだす
sm「シャークんは悪いことしたんだよ?」
「ちゃんと反省しないとだもんな?」
反論できずに壁に向かされる自分にとてつもない羞恥心を抱き、スマイルに見られているという屈辱感に支配される
sh「すまいる、ごめんなさっ」
「もうしないっ、、、もうしないからぁっ!!」
泣き叫ぶようにそう言っても
スマイルは返事をしない
次第に不安で仕方がなくなり
スマイルに捨てられたのではないかと思い始める
いやだ、スマイル捨てないで
sh「ごめんなさっ、すまいる、、、っ」
「嫌いにならないでぇ、、、ッ!!」
必死に叫んでいると、後ろからハグされる
sm「ごめんごめん、お仕置きのつもりだったけどまさかここまでとは」
「よくできてたよGOOD BOY」
sh「~~~ッ!!♡♡」
安心と幸福感が身体を渦巻き
自然と力が抜ける
sm「シャークんさ、さっき言ってたよな」
「彼女でもないやつからそんなお願いされるのはキモイって」
sh「うん、、」
sm「じゃあ、彼女になればいいんじゃない?」
sh「は、、?」
sm「俺と付き合って?」
sh「、、、ッ⁉︎」
sm「それなら問題ないでしょ?」
sh「っでも、、、」
sm「シャークんは嫌なの?」
sh「いやじゃない、っ」
「嫌なわけ、、っ」
sm「じゃあいいよね?」
sh「俺でいいの、?」
sm「なんだよ、嫌なら嫌って」
sh「嫌じゃないって、、、ッ」
「ただ、俺なんかがスマイルの恋人になんて、、、ッ」
sm「俺“なんか”じゃない、シャークん“だから”いいの」
「俺がシャークんじゃなきゃ嫌なの」
「分かった?」
sh「分かった、、」
そう言って俺はスマイルの命令より先に
自分の意思でスマイルにキスを落とした
スマイルは驚きつつも優しい顔をして
sm「よくできました、笑」
と、俺の頭を撫でた
smsha dom/subユニバース編end
コメント
4件
他よりも強い支配感覚が欲しいshさんと支配したい感覚が乏しいsmさんという…なんとも👍️な組み合わせっすね。「俺”なんか”じゃなくてsh”だから”いい」てのがキュンッってくるシーンでした!!!!!!pyさん!いってらっしゃい!
神すぎる!!!!!! え、もう、え、うん、尊い!((語彙力は?