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前回の続き!!!!!!
本編へ!!!!
結局、カバンのどこを探しても鍵は見つからず、管理会社も夜間で連絡がつかない。
すずは顔を真っ赤にしながら、たくやの部屋の敷居をまたいだ。
たくや「……まあ、そんなに緊張しなよ。取って食いやしないから」
すず「うぅ……すみません。本当に迷惑ばっかり……」
たくや「迷惑なんて思ってないって。ほら、とりあえずこれ、着替えに使って。俺のだけど」
たくやが差し出したのは、彼がいつも着ている大きなグレーのTシャツだった。
すず(……たくやさんの、匂いがする……)
お風呂を借りて着替えたすずがリビングに戻ると、たくやがソファでコーヒーを飲んでいた。
自分よりも二回りも大きなTシャツを着て、袖を余らせているすずを見て、たくやは一瞬、息を呑んだ。
たくや「……っ。あー、やっぱりちょっとデカかったか。……でも、似合ってるよ」
すず「ありがとうございます……。あの、私、どこで寝れば……?」
たくや「ベッド、使っていいよ。俺はソファで寝るから」
すず「そんなの申し訳ないです! 私がソファで……わわっ!」
慌ててソファに駆け寄ろうとしたすずは、またしても自分の足をもつれさせ、たくやの膝の上にダイブする形になってしまった。
たくや「……おっと! ……すずちゃん、今日三回目だよ? 本当に目が離せない」
たくやの腕が、すずの腰をしっかりと支える。至近距離で見つめ合う二人。
すずの鼻先が、たくやの首筋に触れそうなほど近い。
すず「あ、あの……ごめんなさい、すぐ退きます……!」
たくや「……待って。……このまま、少しだけ」
たくやの手が、すずの背中に回され、抱きしめる力が強くなった。
静かな部屋に、二人の心臓の音だけが重なって聞こえる。
たくや「……すずちゃんさ。自分がどれだけ無自覚に俺を振り回してるか、分かってる?」
すず「え……?」
たくや「鍵、本当になくして良かったって思っちゃってる自分がいるんだけど……最低だよね」
たくやはそう言って、すずの耳元で低く笑った。その振動がダイレクトに伝わって、すずの全身が熱くなる。
すず「私も……たくやさんの部屋にいられて、ちょっとだけ、嬉しいって思っちゃいました……」
たくや「……それ、本気?」
たくやがすずの体を少し離し、真っ直ぐに瞳を覗き込む。
たくや「……これ以上は、俺も我慢できる自信ないよ?」
すず「…………っ」
夜はまだ始まったばかり。
隣同士の二人の距離は、今、ゼロになろうとしていた。
今回はここまで!!!!!
急なお泊まりで服借りたい!!!!!
好きな人の匂いに包まれて寝るとか幸せなんだろうな笑
多分次で最後にすると思うので最終話まで見てくれると嬉しいです!