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「芋掘り大会…」
私の子供が通っている幼稚園にこんなメールが来たのだ。
今週の土曜日に親御さんと一緒に芋を掘って食べよう!1番大きい芋を取った人には割引券が授与されます!
幼稚園内で作られた芋をみんなで掘るプロジェクトを開催します。
保護者の方が来れるようであれば下の表記にチェックを入れてください。
家族2名までとなります。
準備物
軍手のみ
「あなたー?土曜日芋堀大会行けるー?」
「あぁ、すまんその日はちょっと予定があるんだ。」
「予定って?」
夫はちょっとびっくりして動きが止まった。
「会社の会議があるんだ..」
「うーん…なら仕方ないか…
あまり酔いすぎないでね?」
「あはは..」
そして土曜日になり、幼稚園へ向かった。
芋堀大会が開始し、みんながそれぞれバラバラに散らばった。優勝なんて気にせず子供と楽しく過ごせたらいいかな、と思いとりあえず目の前にある芋を抜いてみると
ごぼう並みに細い芋だった。
「流石に小さすぎ…」
と思ったら子供が「これー」と言って踏ん張って抜いていたのを一緒に手伝って抜いてみるとかなり大きい芋が取れた。
「おー!すごいすごい!」
周りにいる人達もこれには歓声の声が上がった。
大きさ的には一回り大きい大根ぐらいだろうか。
幼稚園で育ったものでこれ程の芋が取れるのはさぞ凄いだろう。
そして時間外になり結果発表に移った。
惜しくも2位で私たちの取った芋よりも1.5倍程デカイスーパー芋があった。
この幼稚園の土にはエナジードリンクが入れこまれているのかと思うほどにデカかった。
採れた芋はアルミホイルで巻いていき、焚き火の周りに数十分置いておく。
時間が経つと焼き芋の完成、熱いのでトングで一旦焚き火の外へ置いておく。
アルミホイルを剥がすと焼き芋のいい匂い。
スーパーで売られている石焼き芋が想像できる。
まだ熱いので新聞紙に包んでやっと食べれるようになる。
パクッと一口食べると中の黄色の甘くて美味しいところがトロッと半熟卵のような触感を味わえた。こりゃぁ絶品。
すると子供が
「どうやって食べるのー?」
と聞いてくるので子供の方を見ながら芋を食べるを繰り返す。あまり芋に集中出来なかったので味わえなかった。
「このかわにがーい」
って言うので何だか食べてる私も苦味が増してきた。最初は甘かったのに段々と苦味が増していく。
パクパクと子供も私も食べ進めようやく完食、
子供の大きいサイズは食べきれないので半分にされたのだがそれでもまぁまぁの量があった。
みんなが芋を食べ終えたところで新聞紙を回収することに、しかし私の手元には新聞紙が無い。
子供の方にはあって私には無いのは何故だろうか、ずっと子供を見ながら食べていたので分からなかったが、そもそも新聞紙を巻いていたのかも怪しい。
「私の新聞紙どこに行ったんだろう…」