前書き
※注意事項はよくお読み下さい。
(あらすじに記載しております。)
梅雨
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ザーーーーーッ…
sy「…今日も雨か…。」
準備をし、傘を差して外に出る。
sy「学校着くまで持つんやろか…。」
家を出て通学路を歩き、学校に着いた。
sy「はぁ…やっと着いた…、流石にびしょびしょやな…。」
ci「あ、sypくんおはよ!」
sy「ん?あぁ、ciか。おはよ。」
ci「おはよ〜、雨すごかったよな。大丈夫やった?」
sy「普通に濡れたけど。」
ci「そりゃそうかw 教室まで一緒に行こや。」
sy「ん、ええよ。」
下駄箱を抜けて1年生の教室に向かう。俺達は違うクラスなので、1年2組の教室の前で別れた。 ただ、自分のクラスにいた所で別に誰かと喋る訳でもない。朝礼が始まるまでボーッと過ごすだけである。
ci「やっほー、sypくん。」
sy「ぉわっ、あぁ、ciか…。な、なんでこの教室に居るんや。」
ci「まだ時間あるからな。それに自分のクラス居ても暇やし。俺の友達毎朝ギリギリに来るんやもん。」
sy「へぇー…そう、なんや…。」
やはり高身長イケメンは住む世界が違う様だ。俺は未だ特に親しい友人もいない中、ciの方は順調に友達が出来ている。
sy「友達、多いんやな。」
ci「んー、そうやなぁ。でも、1番仲ええのはsypくんかなぁ。」
sy「ふーん…。あ、もうすぐ朝のチャイム鳴るで。」
ci「え、まじ?もうそんな時間かぁ。じゃあまた後でね。」
sy「はいはい。」
ciと出会ってからは、たまにこのクラスに朝は顔を出し、昼も一緒に弁当を食べたりする仲になった。しかし、朝に声かけられるのはたまになので慣れてはいなかった。
ただ、やはり高身長なだけあって女子にはモテている。羨ましい限りだ。
俺は雨が降っている外を眺めながら、帰りまでにはやんでくれと願うのだった。
…が、願いは届かず、朝と変わらず降っている。
sy「ぅゎ…帰りたくねぇ…。」
あまりにも嫌だったので、下駄箱でciを待ってみることにした。
ut「うわ!帰りも雨かよ!ダルぅ!」
kn「俺も部活ないから残念やわ… 。」
ut「ぬ、濡れたくねぇ〜!」
kn「そうや!そんなら走って帰るぞ!」
ut「走る方が嫌や!」
kn「なんでや!」
…先輩達だろうか。すごく大きな声で喋りながら横を通って帰って行った。
片方の眼鏡の人、どこかで見たことある気が…。
そんなことを思っていると、ずっと待っていた人物に声をかけられた。
ci「あれ?sypくんいたんや。もしかして、俺のこと待っててくれたん?」
sy「まあ、そんなとこや。雨ん中1人で帰りたなかったし。」
ci「そっかぁ。あ、そんならもうちょっとだけ待っててくれへん?俺、職員室に用事あるんよね。」
sy「あぁ、ええよ。」
ci「ごめんなぁ、ありがと〜!」
そして駆け足で職員室まで向かっていた。
用事が終わって戻って来たので、靴を変えて一緒に帰る。
ci「いやーびっくりしたよね。まさか生徒会長がいたとは。」
sy「えっ。」
ci「まあ見かけただけだけどねw」
sy「そうなんや。」
生徒会長は入学式などで時々見かける程度の人だった。顔は…悪い人っぽい顔をしていたが。生徒会は優秀な人しか入れないだろうし、俺は入らんやろな。
ci「生徒会って確か1年の後期からなれたやんな?」
sy「そうやな。生徒会長の推薦でもなれるらしいけど。」
ci「そっかー。sypくんは興味ある?」
sy「いや、あんまり。」
ci「まぁ、まだ一学期だもんねw あ、俺こっちやからまたね!」
sy「うん、また明日。」
ci「じゃーねー!」
手を振ってciと別れ、俺はさっさと帰宅をしたのだった。
コメント
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更新 お疲れ様です!! 低カロリーさんの作品は毎日の癒しです〜!!!今日もsypくんとciくんが可愛いっ!ってなった!(?) この作品好き!!まじで!! あと、関係ないけどアイコン変わってる…!?