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ほぁ〜!!死ネタ苦手だったけど、これはこれでまた良き🫶💕 殺人病初めて聞いたけどなんか切なくてでも愛が重めの感じがめっちゃ好き‼️ どっちの視点でも見れるのは神だねッッ✨️
殺人病良すぎないか..?🫣🫶💕 pinoほんと書くの上手い!!😳 最後までめっちゃ迷ったけど、やっぱり殺人病なのは治がいいかも🤤 どっちでも最高なのは変わらんけどね😏😏 殺人病の方も最終的には死んじゃうのが、愛の重さを物語っててめっちゃいい🥲 次も楽しみにしてる〜‼️
やってくれてありがと〜!💕 やっぱ殺人病とかめちゃくちゃ好きだわ…😇マジではpinoがめちゃくちゃ神ってるのを書くんだからもっと神になってる🫵🫵😊 どっちがどっち目線だ…!?!?でもどっちの視点で読んでも最高🤗 死.ネタも良すぎる…🫣🫣結局2人死.んじゃうのがまたいい🤭🤭二人で一つだからねうん(??) 最高すぎたまじ書いてくれてありがとう‼️ 次も楽しみ〜💕
⚠注意⚠
不穏系
死ネタあり
どちらがどちらの視点なのかは皆さんのご想像にお任せします
殺人病
—__視点—
俺の目の前には赤い瞳が宿った片割れがいた。
片割れはナイフを持ってだんだんと俺の方へと近づいてきている。
いつもなら自分の血を少しばかり流せば終わる話だ。
だが、それができなかった。
別にできないわけじゃない。
やろうとしなかっただけ。
俺がそんな行動をとった理由としては前々からずっと思っていたことがあったからだ。
片割れはずっとあの病に苦しめられている。
周りからは人じゃないような目で見られ、誰も傷つけたくないのに傷つけてしまう。
今までずっとそうだ。
そんな中生きてきた。
そしてこれからもこの苦しみの中を生き続けなければならない。
きっと生き地獄のような人生になるだろう。
だが、1つだけ、片割れが地獄から抜け出せる方法がある。
簡単な話だ。
今、ここで俺が何の抵抗もなく君に殺されればいい話。
今まで俺のせいで片割れの人生を縛り続けてしまった。苦しませてしまった。
俺はもうこれ以上君を苦しませたくない。
君の苦しむ姿を見たくない。
君を苦しませるくらいなら
俺は君のために自分の死だって受け入れる。
また、少しずつ片割れは俺に近づき、今すぐにでも俺を殺せる距離に来ていた。
(死ぬなら痛みが来る前に殺してほしいな)
そんな事を考えていたら、君はナイフを大きく振りかぶり、俺の心臓を突き刺した。
—__視点—
気づいた時にはもう遅かった。
いつも正気に戻る時は最初に片割れの血が目に入っていた。
今回も最初に目に入ったのは鮮やかな赤い血の色だった。
けど、明らかにおかしかった。
血の量が異常すぎるくらいに多い。
それに俺の手には赤く染められているナイフがあった。
また、人を殺してしまったのか……
その時はまだ誰を殺したのか分かっていなかった。
思えばその時見なければ俺はもっと楽だったのかもしれない。
だが、俺の視覚から自然にそれをとらえてしまった。
次に俺の目に映ったのは、
俺が1番避けたかった起こしたくなかった光景だった。
俺の視線の先には、そこには、
片割れの死体があった。
その光景を見た時、突っ立って呆然としていた。
ただただその光景をみていた。
何が起きたか訳もわからなかった。
……いや、これは嘘だな。
呆然と突っ立っていたのは事実だ。
けど、訳も分からずにいるのは嘘だ。
本当はわかっている。
持っているナイフ
赤く血濡れた手
視線の先にある片割れの死体
何が起こったかなんて考えなくても理解できる。
けど、頭の中ではその真実を否定していた。
否定したかった。夢であってほしかった。
でも、これが現実だった。
俺は最愛の人を殺したのだ。
その真実が俺を絶望へと落としていった。
その後のことはよく覚えてない。
喉の奥から叫ぶ声が聞こえた。
泣き叫んでいる声だ。
必死に謝る声も聞こえた。
その時は、誰の叫び声かわからなかった。
けど、声はだんだんと弱くなっていき
今、俺の喉は掠れていた。
その時、やっと理解できた。
泣き叫んでいたのは俺だったのか。
自分が何をしていたかわからなくなるほど精神が不安定になっていた。
例え喉の奥が裂けるほど泣け叫んでも謝り続けたとしても片割れはもう戻らない。
そんな事わかってる。
けど、俺は片割れがいなくてはどうすることもできない。
何もできない無能同然だ。
なんで今、俺が生きて片割れが死んでいるんだろう。
普通に考えれば逆の方が良いに決まっている。
俺が生きていたって何も……
……あ、そうか。
俺はもうこの世界に俺の生きる価値などない。
俺自身も何も求めていない。
けど、俺はひとつだけ求めていた。
もう一度、片割れに逢いたい。
別に誰からも求められていない。
必要とされていない。
つまり生きることを必要とされていない。
しかも、死ねば俺の望みは叶うかもしれない。
だったら…
俺は血濡れたナイフを取り、
自分の首を切った。
殺人病
一時的に”殺したい”という気持ちになり、周りの人を殺してしまう行動をとる
特徴としてその行動をとった時の対象者の瞳の色は真っ赤な血の色に変化している
大切な人の血または涙で殺したい衝動はなくなる
発症している時の記憶は残ってない
治療法は対象者にとって大切な人を殺すこと