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今でも家族も、クラスの人たちも怖い
だけど君と、君の家族だけは信じられた
全部話すと
君のお母さんは
「よし。うちの子になろう。」
と言ってくれたのだ
しかも真剣な眼差しで
君もやる気満々で
「今すぐご両親に会わせて。」
と今まで見たことのないような顔をしていた
「あの…?何かようですか?」
家族、とも呼びたくない人たちが
不審者を見るような目でそういった
「失礼ですが、この子を私にください。」
「、は?何言ってるんですか?」
まぁそりゃあそうなるよね
「だから、この子と縁を切ってくださいと言っているんです。」
「この子は私達が愛情を注いで今まで精一杯育ててきた子なんですよ?
あなた達にあげる義理もないです。
この子も私達といたいはずです。ね?」
そうでしょう?
とでも言いたげな目で見てきた
話したくも無い
すると険しい顔つきになった君は私の言いたかったことを言ってくれた
「愛情を、注いできた…?何がだよ。じゃああなた達はこの子を見てあげてた?
話を聞いてあげてた?
悩みにいち早く気づいてあげた?」
「それはっ…」
「お母さん。日記、見たんでしょ?あれがほんとのことだから。もうこれ以上あなた達と居たくない。」
頑張って、好きになろうとした。
親だから、
今まで育ててきてくれたから
我慢した。
でも
やっぱりどうしても無理だった。
「…勝手にしなさい。」
結局捨てるんだね…
○月○日
心の何処かでは、家族のことを信じてて
誰に何を言われようと私を手放さないと思ってた。
でも結局お母さんはなんにも言い返せていなかった。
ほんとのことだから。
使えない
役立たず
お前なんかもういらない
産まなきゃ良かった
そう、言われるたびに心はすり減っていった
苦しかった
でも、それももう終わり
どうしようもない親だったけど
今まで育ててくれてありがとう。