明那side
(ふわっち帰り遅いな…)
今日ふわっちはろふまおの収録に行っている。
でも、いつもよりも帰りが遅い
時計を見るといつも帰ってくる時間より2時間も遅い
(大丈夫かな…また…)
そんな考えをぐるぐるさせていると玄関から音がした
ふわっちだ
俺は急いで出迎えにいく
「おかえり!ふわっち」
「おう!明那!!ただいま!」
なんだかいつもよりもふわっちは機嫌がいい
「いやーほんと疲れたわーさき風呂入っていい?」
そういって俺の横を通った時
ふわっと違う匂いを感じた。
え?
ふわっちはホストのお仕事をしている。そのため女性や香水の匂いがついてしまうのなんて普通のことだ。
でも、今日はホストの仕事はないはず。それに女性にしてはさっぱりとした匂いの香水だ。
他の男?
でも、ふわっちは男性に恐怖心を持ってるはず。
(香水ってかなり距離が近くないと、匂いはうつらないよな…)
ぐるぐる悩んでいるのも無駄だと思い、俺はふわっちに聞いてみることにした
「ねぇ、ふわっち?今日さ、その…」
動揺して言葉に詰まる
「ん?どうした明那」
いつもの優しいふわっちが返事をしてくる
そうだよ。大丈夫。ふわっちに限ってそんなことするわけないんだから
「今日、他の男の近くにいたりとか…した?」
「…、してないよ」
ふわっちに一瞬の動揺が見られる
嘘、なんだ
ふわっちは嘘が下手だから。
ほんとうにわかりやすい人だから。
気がついてしまった。
まさかそんな、ふわっちが
俺以外の男といたなんて
どうして俺以外といたの?誰といたの?どこで?ろふまおは?なんでそんなに近くじゃないとなの?どのくらい一緒にいたの?
男性恐怖症はどうなったの
俺はとっさにふわっちの手を掴む
瞬間、ふわっちは真っ青な顔で俺の手を振り払う
あぁなんだ、なおってないじゃん
「俺じゃだめなんじゃん」
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ほんとに更新遅くなってすみませんでした!
今回は短めです!すみません
コメント
1件
わぁぁあ…続きがすごく 楽しみです…