この音が聞こえた後、俺の目には最悪なものが写った。
桃「ねぇッ…!目開けてよっ…、まだ全然想い出作れてないッ…!幸せに出来てない…!お願いだからっ…ッ」
俺の大好きな人が道路に血だらけで倒れてる。
悲鳴をあげているひとや、口に手をあて驚愕している人が周りにいる。
だって彼は、
車に轢かれて亡くなったのだから。
その日から全てが嫌になった。今まで楽しかったことも、全く楽しくない。世界が白黒で、生きてる意味なんて分からなかった。
学校だって不登校。学校に行ったって大好きな人が居なかったら、なにも頭に入らない。
スマホにはもうこの世にはいない君とのトーク画面。返事なんて来ない。なんなら既読すらつかない。なのに、ずっと送り続けてる。
「帰ってきて」
「想い出作ろうよ」
「楽しく話そう」
「お願いだから…」
何回送ったって君に届かない。そんな事は分かってる。でも、君と話したい。君に会いたい。君の笑顔が見たい。起きている時はずっと君に時間を使いたい。
なんでこんなにも苦しい思いをしなきゃなんだよ。
なんも悪いことしてないじゃんか…。
ねぇ君はどう思う…?この世界。
コメント
5件
誰とは出てないけど、白くんで想像しちゃった...なんでそんなに感動系かけちゃうの、、、はッ!天才だからなのでは!!