テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
8件
ホンマに書くの上手すぎてやばいわ~_(_×-×)_チーン 続きも頑張れ!🔥
嘔吐・過呼吸表現有
青ーside
体の怠さと息のしづらさで目を開ける。部屋を移行する時に限って悪夢を見るなど本当に情けない。しかも、体調を崩したなど迷惑に過ぎないだろう。
青「はッぇ゙」
青「おぇ゙ッッ」
自分の嗚咽が部屋に響き渡る。ずっと我慢をし続けられない自分が憎らしい。なんとか、呼吸を整えて、点滴がついたキャスターを持ち、ないこの部屋へ移動する。機械は後で運ばれるそうだ。いつもの機械をつけている感覚ではなく、とても怠く思う。そうしているうちにないこの病室に足を運ぶ。他のメンバーの声がして壁のへこみに隠れる。
桃「俺、人と部屋共有することになった。」
暗い口調で話しているから俺と共有する事はまだ伝えられてないんだろう。そうすると、口々にメンバーが声を出す。
赤「えぇ、ないくん大丈夫なの?」
紫「あんま、そういう迷惑な事しないで欲しいねんけどな〜」
桃「まぁ、大丈夫だよ、いざとなったらみんながいるし!」
明るい口調で言うないこ。やっぱり自分は迷惑者だと俯く。そうしていると、メンバーが帰り、ないこが一人の状況になった。咄嗟に勇気を出し、声を出す。いつもどおりに、心配ないように。
青「ないこ〜、入るで」
桃「えぇ!まろ?まぁいいよ!」
急に明るい口調で軽々しく許可が下りる。決心してドアを開ける。
桃「まろ?なんで来たの?」
少し戸惑った顔で俺に問い詰めて来るないこ。
桃「今日、俺人と部屋共有することになっちゃってて」
微笑んでそう答えてくれた。
青「ないこ、それ俺やで。」
少し気を上げてそう言う。
桃「ぇ、」
一瞬、時が止まったように目を見開くないこ。
桃「えぇ!まろなら全然大丈夫だったのに〜」
口をとがらせていじけるないこ。
青「まぁまぁ、お医者さんも忙しかったんやと思うしさ、」
彼の癖のない髪の毛を撫でながらそう言う。
そうしている内に、機械が届きベットに座った。さっきとは比べ物にならないほど怠さが大きく冷や汗が止まらない。服と背中がくっついて気持ち悪い。
紫「あんま、そういう迷惑な事しないで欲しいねんけどな〜」
さっきの会話から 嫌な思考回路が出てくる。
父「お前、迷惑なんだよ、母親と似て完璧気取りが」
上司「お前ってこんな事も出来ないんだな、やっぱりこいつがいるだけで迷惑だわーw」
いじめっ子「人にばっかり迷惑かけて楽しいと思ってんの?w」
違う、俺は望んでない、こんな事起きていいはずもないのに。
青「ひ″ッッあ″」 桃「まろ?ッ」
青「ちがう″ちがうッッッ」
青「かひゅッ″げほッ″」
青「ぜぇッッ″はッッッ″」
青「おえッッッ″」
俺の嫌いな声が響き渡り、さっき出なかったはずの吐瀉物がベットに広がる。嫌だ。迷惑ばっかかけてしまう自分が。咄嗟に看護師さんや、お医者さんが駆けつけてくれる。ないこがナースコールを押してくれたのだろう。本当にないこには感謝しか出来ないなw朦朧としている意識の中機械を付けてくれ、呼吸が楽になる。
青「ありがと″ッございま″ッ」
それから俺は眠りについた。