あたしのお兄ちゃん

今回は短いです。

ではどぞ

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授業中。

あたしはあまり授業に集中できなかった。

というのも、仮に西尾くんが沙羅に告白して、それを承諾してしまったら。

あたしと沙羅の関係はどうなってしまうのだろう。

友達のままでいられるだろうか。

と、いろいろ悩んでいたからである。

そして、お兄ちゃん。

お兄ちゃんは、女の子と付き合う気はないと言っていたがどうなんだろう。

いつも周りに人がいるから、誰かから告白されていてもおかしくないはずだ。

毎回断っていたのだろうか。

あたしは、いつも1人だ。孤独は嫌いだけど。

あいつのこと恋人だなんか、認めてないし。

そんなことを考えているとあっという間に放課後になってしまった。

授業をもっと真面目に受けておけばよかったと後悔しながら、あたしは一旦お兄ちゃんのところに向かった。