ヒソヒソ…
「あの人ホークスさんじゃない?」
「ほんとだ…!」
「サインもらおうかしら…」
福岡空港に私たちはいます☆
めちゃくちゃ目立ってる…ww
さすがに空港では話しかけてこないか…
「ごめんなさい、美姫さん急で」
『全然大丈夫だよ!1月6日まで休みだし…!それに啓悟くんと旅行行けるなんて嬉しい!』
笑顔で言うと
「美姫さんありがとうございますぅ〜」
とニコニコしながら言ってくれる啓悟くん。
でも。
「外では必ず、“ホークス”って呼んでください」
私の口に、シ〜〜っと人差し指をあて言う。
『わかった…』
啓悟くんは本名は隠してる。
知られてはまずいことがあるのだろうか…?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
飛行機は飛ぶ。
『わ〜雲の上、飛んでる〜〜』
窓を見ながら私は言う。
「ふふ、そうですねぇ」
ニコニコと啓悟くんは笑いながら答える。
『ありがとね、ホークス
全部チケットも用意してくれて』
「どういたしまして」
なんとチケットも宿も全部啓悟くんが
決めてとってくれてるのだ!
しごでき〜〜♡
『私、静岡初めて〜〜』
「僕もです」
『そうなんだ!楽しみだね』
「ふふ、ですね」
『どこに行けるか楽しみだ〜』
「エンデヴァーさんへの用が済めば…
たくさん色んな所行きましょう」
そう言って啓悟くんは隣に座る私の手を握る。
そして、手の甲に
チュ
「僕がエスコートしますよお姫様」
と言った。
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