☃️🍌・オメガバース
🍌×モブR18注意 前編
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🍌視点
🍌はぁ…、ッ、
身体中が熱い。学校の帰り。
もう周りは光を消している。たまたま遅くなった帰りに、ヒートが来てしまった。
匂いを隠すために人気のない所へ行く。
そこで薬を飲もうと思った。
でももう遅かった。
後ろを見るとよっているおじさんがいる。
🍌…!
人気がないところに来たせいで、助けも呼べない。酒飲みのおじさんにうでをがしっと掴まれ、身動きが取れない。
🍌…ッ、!
思いっきり声を出そうとすると、指を口に入れられる。
喉奥まで入れられ、今にも吐きそうなほどなのに。
興奮して腰を振ってしまう。
🍌…ッ”!//ポロポロ
“そいつ”がズボンに手をあて、俺の性器を触る。
敏感になっているおれのからだは、すぐ感じてしまって。
触れられただけで
「あ”ッ!?♡」
と声を出しイってしまった。
🍌…ッ、やらッ”、!!!/ポロポロ
急に頭にズキンと痛みが走る。
ゴッ!!と鈍い、殴られたような音がした。
俺が起きた時はそれしか覚えていない。
🍌…ッ、おれんち?なんで…。
誰かが助けてくれたんだろう。今更怖くなり涙があふれる。
🍌…なんで”俺はΩなんかに”ッ、!!
両親はβと、α。どちらかになるのだと思ってた。嬉しかった。1番弱いΩにはならない、と思っていたから。
🍌…それがこの結果かぁ。
自分がΩだと、Ωの大変さが身に染みた。
ヒートがくるとすぐ薬を飲まなければならないし、ヒート中にセックスすると男でも妊娠してしまう可能性がある。
その癖、1番弱い。いいところなんかこれっぽっちも。
🍌…。
次の日にはもちろんのこと学校に通学する。
もう昨日のことなんか忘れてしまうことにする。それで解決する。
電車に揺られ、一人でそんなことを呟いていた。
🍌おはよ
騒がしい教室。
いつも見ないくせに、何故かみんなが俺を眺めてくる。
違和感を感じ、黒板を見てみると、昨日俺が襲われた時の写真が。
俺は慌てた。
🍌…ッ、これはっ、違くて…!!
この学校ではΩが虐められ、死亡する事件が多々ある。
ここで俺がΩだと言うと、みんな俺をいじるに違いない。
なら…、言わない方がいいんじゃないか。
🍌ッ、実はおれ、体売ってお金稼いでんだよね〜、笑
気持ち悪い、と言わんばかりの目で俺を見つめる。
🍌…えッ、?
後輩のおらふくんが俺ら教室に入ってきて、その写真をびりびり破り始めた。
おらふくんは優しくてみんなに好かれる好青年。
そんなおらふくんだからこそ、周りを動揺しているんだろう。
そんなことしたらおらふくんまで嫌な目で見られちゃう。それだけは嫌だ。
☃️ねぇ、!!おんりーは、!!
🍌…ありがとう、おらふくん庇ってくれて!!
🍌おらふくんは、優しいから。
🍌ほら、教室戻りな、?
周りから冷やかされる。
おらふくんは悔しそうな顔で教室を去っていった。
これでいいんだ。正解なんて分からないけど、おらふくんまで巻き込まれるなんてだめだ。
俺はそう胸に誓った。
”放課後”
🍌おらふくん、なんで朝俺の事助けてくれたの?
☃️…、
おらふくんは口をもごもごして、話ずらそうにしている。
☃️あのね…、”先輩”
先輩と呼ばれ、胸がどきっとした。
☃️昨日…、先輩のこと助けたの俺なんです。
🍌…、そうなんだ。ありがとう
おらふくんはもう俺がΩだと気づいているから。嘘をつく必要も無い。
きっと心の中では俺の事人間としてみていないだろう。
🍌あんなところ、見せてごめんね。
☃️、全然、!てか先輩大丈夫でした、!?
🍌…うん、へいき、( 微笑
☃️そっかぁ、…。またなんかあれば連絡ちょうだい!!すぐ行くから、!!
画面をみるとおらふくんという名前が
🍌ちょっと、勝手に登録しないでよ…、
☃️えへ…、笑
🍌…( まぁ、おらふくんには恩があるからなぁ…。
その時俺は浮かれていて、何故おらふくんが俺の家を知っていて、どうやって入ったかなんて考えてはいなかった。
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前編終!!!
120%前編中編後編あります。
誤字脱字すいません
お疲れ様でした!