なんて言えば良いかわからなくなってきた
まいっか( ᐛ )今回もぼっちです
お借りしたシナリオ『キサイハコ』
探索者は自宅で一人の時間を過ごしていた
🪦)というか牡丹寝かせて見守り役にうさちゃん(※🌕)やらせたから自由だぁ……( ᐛ )
夜、インターホンが鳴ったので玄関に行くと、外には宅配業者の女性が荷物を持って立っていた
🪦)アッハイ……ドチラサマデスカ
女性)お届け物です。佐藤 凛兎様でお間違いありませんか?
たしかに間違いなく自分宛の荷物であることがわかるが、何かが届くとは聞いていない
ひとまず伝票にサインをし、荷物を受け取った
透明なフィルムでラッピングされた、40cm四方の真っ白な立方体に白い蓋が被せられている
蓋には白い封筒がついていて、封筒には探索者の名前が宛名として記載されている
ただし、差出人の名はどこにも無かった
🪦)……真っ白な……立方体……?どっかで……
そういえば誰かから聞いたことがあった
差出人不明の白い箱が届く
名前は確か、『キサイハコ』?
手に入れた人は多くの才能を与えられる、らしい
例えば力が強くなったり、賢くなったり、顔が良くなったり
都市伝説的な、常識では考えられない話だ
🪦)その常識が通じない方々を知ってるんよな
……まぁ……まずは封筒開けてみるか……?
ラッピングを剥がし、箱を手に取る
蓋についた封筒の中には白いコピー用紙
明朝体の文字が規則正しく並んでいた
『当選おめでとうございます!
幸運な貴方に鬼才箱をお送りいたします。
箱の中の飲料を飲めばあら不思議!
貴方は多くの才に恵まれることでしょう!
※箱から出した飲料は1時間以内に必ず飲み切ってください』
あまりにも怪しいと思うのはきっと探索者だけではないだろう
そもそもこのような抽選に応募した覚えもない
怪しい。しかし興味深いと感じるかもしれない
齎される多くの才とはどのようなものだろう
🪦)………………キニナル
探索者は好奇心に負け、白い箱を開けた
箱の中には100ml程の白い液体の入ったガラス瓶と、白い箱より一回り小さい白鼠色の箱が入っていた
🪦)……?なんだこれ
ガラス瓶の形状は栄養ドリンクのようなもので、金属製の蓋がついている
蓋を開けるなら不快感のない甘い匂いがする
白い液体に粘性はなく、さらりとしている
🪦)なんかどこぞの乳製品みたいだな((((
白い箱より一回り小さいが同じ造りの箱
蓋を開けようとするならば何かで固定されているのか開かない
🪦)……、まぁ飲んでみよっかな
白い立方体 = ニャル様という認識だし((((
最初に感じたのは乳酸菌飲料のような甘味
その後に来たのは酢酸のような強烈な酸味で、喉が痺れるような感覚がする
胃が荒れているような痛みと吐き気に襲われ、ひどい眩暈がする
🪦)ぁ゙……!!!?
*SANチェック*
2/1d4+1
🪦)……???……????(APP+2)
……なんか……え?うん?ちょっと鏡見てこよ……
🪦)可愛かったです(※率直な感想)
ニャル様!!!きっとニャル様だ!!!!
白い箱より一回り小さいが同じ造りの白鼠色の箱
先程開けようとして開かなかったなら、今度は蓋が開くようになっているだろう
この箱は入れ子構造になっているのだろうか?
ならば次も別の箱が入っているのだろうか
中身が気になって仕方ない
🪦)……(( •ω•))ウズウズ
探索者は好奇心に負け、白鼠色の箱を開けた
箱の中には100ml程の箱と同じ色の液体が入ったガラス瓶と、白鼠色の箱より一回り小さい薄鈍色の箱が入っていた
🪦)これ……またなんか起きんのか……?()
ガラス瓶の形状は栄養ドリンクのようなもので、金属製の蓋がついている
蓋を開けるなら不快感のない甘い匂いがする
液体に粘性はなく、さらりとしている
🪦)………………、人は愚かだ。ノモウ!!!!!
最初に感じたのはお茶のようなほのかな苦味
直後、アクリル絵の具の匂いと強烈な辛味が舌を包み込んだ
胃が荒れているような痛みと吐き気に襲われ、ひどい眩暈がする
*SANチェック*
2/1d4+1
🪦)………………!治った……(CON+3)
……も?体が軽いなぁ……また変わったのか?
白鼠色の箱より一回り小さいが同じ造りの薄鈍色の箱
先程開けようとして開かなかったなら、今度は蓋が開くようになっているだろう
次も一回り小さい箱とガラス瓶が入っているのだろうか
次は一体どんな才を得られるのだろう
🪦)( ˶’ᵕ’˶)ワクワク
探索者は好奇心に負け、薄鈍色の箱を開けた
箱の中には100ml程の箱と同じ色の液体が入ったガラス瓶と、薄鈍色の箱より一回り小さい鈍色の箱が入っていた
🪦)マトリョシカみたいだな()
とりあえずノム!!!もう飲む!!!!
最初に感じたのは生クリームのような乳脂肪の濃厚な味
直後、下水のような酷い臭気と苦味と酸味の入り混じる味で満たされる
胃が荒れているような痛みと吐き気に襲われ、ひどい眩暈がする
*SANチェック*
2/1d4+1
🪦)………………(o_ _)o…ムクリ
イテテ……なんも……変わらなかったか……?()
薄鈍色の箱より一回り小さいが同じ造りの鈍色の箱
先程開けようとして開かなかったなら、今度は蓋が開くようになっているだろう
これで4つ目だ
次は一体どんな才を得られるのだろうかと楽しみにしている自分が確かに居る
🪦)……よし、今度こそ……(*-ω-)ドキドキ
探索者は好奇心に負け、鈍色の箱を開けた
箱の中には100ml程の箱と同じ色の液体が入ったガラス瓶と、鈍色の箱より一回り小さい黒い箱が入っていた
ガラス瓶の形状は栄養ドリンクのようなもので、金属製の蓋がついている
蓋を開けるなら不快感のない甘い匂いがする
液体に粘性はなく、さらりとしている
🪦)今度は……成長するかな……
🪦)ぅ゙ッ!!?
口に含んだ瞬間に吐き気を催した
先程までしていた甘い匂いはどこへやら
腐卵、吐き潰した靴下、緑の膿、考えうる悪臭の全てがみちみちに詰められた香り
ねっとりとした甘味と凝縮されて痛い程の塩気、センブリ茶など目じゃない蒸溜された苦味と渋味、四肢が痺れあらゆる器官をつんざくような強烈な酸味
何をどうしたらこのようなものが出来上がるのか
逆に製造過程が気になって仕方ない、信じられない程の不味さだった
*SANチェック*
2/1d4+1
🪦)……??(EDU+3)
鈍色の箱より一回り小さいが同じ造りの黒い箱
先程開けようとして開かなかったなら、今度は蓋が開くようになっているだろう
10cm四方の小さな箱だ
この中にも小瓶と箱があるのだろうか
次は何が得られるのだろう
何が入っているのだろう。考えるのをやめられない
次を開けたくて仕方ない
🪦)…………開けたい……けど……
箱の色……どんどん黒くなってるような……
🪦)人は愚かだし……欲に溺れやすいし……
🪦)……やばいやばいやばいやばいε=ヾ(;゚□゚)ノ
怖い……絶対なんかある……怖い……!!!
別の部屋に引きこもらせて頂く!!!
探索者の中で好奇心が、そして欲望が暴れている
夕食を食べたのに空腹感を感じている
冷たくて美味い水を飲んだのにまだ渇きを感じている
ソーシャルゲームのガチャを回しているような中毒性
もう一箱開ければ満たされるかもしれない
もっと欲しい、もっともっと欲しい
🪦)ガクガク:( ´◦ω◦`):ブルブル
……欲しい……ほしい……ほしい…………
探索者はなんとか自身の中の好奇心を抑えつけ、箱から手を離した
箱を見ていると『開けたい』という気持ちがはやる
とにかく目をそらして離れたいと思い、部屋を出た
1時間ほど経ったろうか
突然家の電気が消え、辺りは暗闇に包まれた
🪦)!?……心霊現象かなんかか……?
そんな探索者の耳元で、蠱惑的な男の声が囁いた
「上手だね」
🪦)え……
反射的に振り返るも、視界は暗闇に覆われたまま
数秒後、電気は勝手に点灯した
あの男の声は幻聴だったのだろうか
それとも
🪦)…………ニャル様……?
🌕)ばっかもぉぉぉぉぉぉおん!!!!
🪦)ごめんなさぁぁぁぁぁい……!!!
🌕)そんなもん飲むんじゃない!!!!1回目飲んでちょっと可愛くなったからって調子乗って次々飲んで!!!そんな怪しい薬何本も飲んで本当に何やってんだお前は!!!
🪦)怒んないでよぉぉ:(´・ω・)꒳ *)
🌕)あ、牡丹が我見えるようになったの言ったっけ
🪦)…………!!?()
⚪)( * ꒳ )“コク
🪦)えっマジ……マジか……()
その後探索者は普段通りの日常を過ごしていくかもしれない
あるいは少し……否、飛躍的に身体の調子が良くなったことに喜びを感じるかもしれない
ふとした時に「そういえば」と思い出し、自然とあの箱に目を向けた
確かにそこに置いたはずの箱は、忽然と姿を消していた
パンドラは必ずあの箱を開けるように仕組まれた、神から人類へ送られた罠そのもの
あの時感じた『開けたい』という異常なほど強い好奇心
探索者もあの箱を開けるように仕組まれたパンドラだったのかもしれない
入れ子構造のあの箱を最後まで開けていたら……最後に残ったのは希望か、それとも
好奇心がざわついた
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夜、インターホンが鳴ったので玄関に行くと、外には宅配業者の女性が荷物を持って立っていた
「お届け物です。××様でお間違いありませんか?」
キサイハコ。
それは次の誰かの手元へと。
エンド-キ
+生還報酬
・SAN回復:1d10
・成長ロールで挑戦し、失敗したステータスの内一つに+1
🪦)てかあれがもしニャル様ならニャル様に「上手だね」って褒められたってことになる訳でえっ待ってっえっえっやだちょっと嬉しi
🌕)落ち着け()
……まぁシナリオ見てきたけどニャルだね
🪦)ヤタ───ヽ(〃∀〃)ノ───♪
(` ‘‐’ ´ ゞ)デハ!