「ルフィ………」
「何で来たんだよ……」
「ルフィを止めに来た」
「俺はそんな事望んでいない」
「望んでいなくても……本当は心の何処かで思っているんだろ?」
「何で言い切れる」
「だってルフィ寂しがりやじゃん」
「……寂しがりやではあったな……」
「なら……!!」
「それは昔の話だ……兄弟だったのはこの世界では別人…仲間だったのが今は所詮赤の他人…」
「……さっきから聞いてればな!!」
「ルフィのお兄さん……」
「俺たちの絆はたったそれだけかよ!!!」
「何が絆だ!!そんなの願った所でどうせ一人になる!!」
「、、ッッ」
「もう兄弟なんて言わないでくれよ……」
これ以上俺を絶望に堕とさないでくれ……
もう嫌なんだ……一人で生きるのは……
「ルフィ……言ったな?俺たちは何処にいても俺たちの絆はきれないって」
「……」
「ルフィ……私たちは仲間よ!!今度こそ最後まで一緒に生きよ!!!!」
「ッッ!!」
「ルフィ戻ってこい!!!」
「ルフィ!!」
『ルフィ……行け』
『船長!!幸せになるんだ!!!!』
『おい…ルフィ……言ったろ?お前なら必ず出来るって、お前は俺の弟なんだ。戻ってこい』
「……ッ!!(もう一度アイツらと過ごしてもいいなら……こんな人を殺した俺がコイツらと一緒に幸せになってもいいなら……)
「一緒に過ごしたい……!こんな俺がお前達と過ごして……いいかなんて分からねぇ。でも俺は……お前達とまた一緒に過ごしたいって思っちまった……!!」
「ルフィ………一緒に過ごそ?別に誰も拒否は絶対にしねぇ。私たちはルフィと一緒に過ごしたい……長い時間過ごせなかった分その幸せをこれからの人生で埋めよう?」
「う”ん!!!」
「ルフィ!!!!」
「う”わ!!」
「よかった!!!!また過ごせる!!」
「もう行かないで!!離れないでー!!!」
「……」
「あれ?ルフィもしかして照れてる?」
「え!?嫌、照れてなんかねぇ!!」
「誤魔化してるー!!」
「なっ!そんなわ!………」
「どうした?」
「何に驚いてんだ?シャンクス……」
「四皇…赤髪のシャンクス…………」
「もうそんな呼び方じゃねぇよ。驚いてんだ、お前らの絆に……」
「当たり前だろ?俺達の絆は深いんだよ」
「フッ俺はずっと探しているのにアイツらに会えなかったな……」
「……俺だって任務をやりながらいつも心の何処かでずっと探してた。エースとかに似てるやつを一瞬みたらすぐ目線をおい、追いかけようとした。でもいつも俺らの仲間じゃなかった。だからずっと探してようやく見つかり俺は幸せを今日掴めた。」
「俺も……諦めずに探せばよかったな……」
「……人はすぐ選択を誤ってしまう。それが人間だ。もしコイツらがいなかったら俺は幸せになれなかった。シャンクスと同じ選択をしてたかもしれない。」
「そうだな……でも俺は終わりだな……」
『ガチャ』
「……師匠」
「え?ルフィの師匠?」
「やっと戻ったようだな」
「えぇ。お陰様で」
「赤髪……分かっているだろ?お前が犯した罪で逮捕する。普通なら暗殺するが霧氷がどうしても殺したないっていうから……」
「霧氷?」
「コイツの任務名だ。」
「えぇ!?そんな名前なの?」
「う、うん」
「お前達も甘くなったな。」
「あぁ。私もいつかはコイツが幸せになることを願い始めたからな。私自身もビックリしたよ。」
「………そうか。連れていけ。」
「分かった。」
「し、師匠俺も……」
「嫌、お前はお前達の仲間と今日は過ごせ…」
「で、ですが」
「後日来い。これはお前の願った幸せでもあり、任務でもある」
「分かりました」
「じゃあな」
「はい!!」
『ガチャ』
「ふぅ……やっと任務が達成する」
「ルフィ!!もしかして今日は俺達と遊んでもいいのか?」
「いいぞ?」
「なら早く行くぞ!!!」
「え?えぇ!!」
「早く早く!!」
「分かった、わかった。」
「ルフィー!プリクラ撮るぞー!!」
「プ?プリクラ?なんだそれ?」
「知らないの!?」
「う、うん。友達と遊んでいないから……」
「そっか。ならプリクラを撮るのが俺達と初めてだな!!」
「!!おう!!撮ってみようぜ!!」
『ハイ、チーズ』
「おい、、押すなって」
「麦わら屋、押すな……」
「いいじゃねぇか!!」
「サボ!お前ルフィにくっ付きすぎだ!!」
「弟にくっついて何が悪い!」
「まぁ!いいじゃねぇか!!エースもくっつけよ!!」
「……まぁ、そんなに言うなら」
「エース〜照れてるー」
「なっ!」
「ルフィ、私もー!」
「ナミずるいぞ!!俺も!!」
「いや〜楽しかった!!」
「本当に!!」
「ねぇ……ルフィ。学校辞めたりしないよね?」
「辞めないよ。」
ナミ達は反射的にルフィの顔をじっとみた
「だって、お前らがいるもん!!」
「!!」
「でももしかしたら明日は遅れて行くかも知れねぇ」
「え?何で?」
「任務の報告」
「仕事は?」
「今のところわからねぇ」
「そっか……」
「そんな落ち込むな、俺は別に学校を辞めるわけでもねぇし!!」
「まぁ……」
「また明日な!!」
「うん!!じゃあね!」
「じゃあなー!!」
アイツらと別れたあと俺は明日の学校のため師匠のところに行った。
「師匠………」
「霧氷か……」
「ごめんなさい。」
「謝らなくていい……後でじっくり話そう…」
「はい」
「その前にシャンクスと話すか?」
「はい。話さないと行けないのです。」
「分かった。着いてこい」
ルフィは師匠の後を着いていき拷問室に似たところについた。
「ここか……」
「好きなだけ喋れ」
「分かりました。」
そう言って師匠は部屋を出て行った
「シャンクス……」
「ルフィ……」
「ありがとうな」
「こんな俺にお礼か?」
「あぁ。シャンクスのお陰で俺は本当の自分を取り戻せた」
「……」
「シャンクス……」
「言うな”」
「……」
「や”っぱり”諦めない方がよかったかな……」
「……」
「ルフィ……」
「何だ?」
「俺のお願い聞いてくれるか?」
「あぁ。」
「ベックやルゥやヤソップ達に会ったら”ごめんな”って伝えといてくれ」
「!!自分でいえ”よ!」
「ありがとうな。こんな俺の為に……」
「シャンクス……」
「何だ?」
「シャンクスは俺の だ。」
「!!フッ……ありがとう」
「じゃあな」
「あぁ。」
「師匠……ありがとうございます」
「もう話さなくていいのか?」
「はい………」
「そうか」
「これからは仕事どうするんだ?」
「……分かりません。師匠は俺の大切な人です……でも」
「分かった。無理に暗殺をしろ。とは言わん。だから困った人を助けたりしろ。」
「……分かりました!!」
「たまには顔を出せよ。”ルフィ”」
「!!……はい!!!」
翌日……
「ルフィ!!!!」
「ナミー!!」
「一緒に行こー!!」
「おう!!」
「ルフィ……」
「ん?何だ?」
「プリクラの時からうん。はい。がおう!!になったね」
「え!?全然気にしてなかった。はい。とかになおしたほうがいい?」
「全然!!!!こっちの方がルフィだって感じがするからいい!!」
「分かった!!ありがとうな!!」
ルフィと話してたらあっという間に学校についてた
「じゃあ、俺こっちだから」
「私はこっち。じゃあ帰りも帰りましょう!!」
「ッ!おう!」
『ガラガラ』
「ルフィ!!!」
「う”わ!!いてて……」
「エース……重たい……」
「すまん!すまん!!おはよう!!」
「おう!!おはよう!!」
「エースの弟……おはよう」
「えっと………あ!!パイナップルのおっさんおはよう!!」
「ブフッ!!フフフッッ」
「パ、パイナップルのおっさん……マルコだ。」
「あ?」
「マルコだよい」
「分かった!!マルコ!!」
「よい。」
「ルフィ……これからもマルコのことはパイナップルのおっさんって言っていいぞ」
「え?」
「エース……お前扱かれたいのかい?」
「ぎゃああぁぁぁあ!!!!!」
「待て!!」
「廊下を走るな!!!!ポートガス!!」
「すみませんーーーー!」
「ったく!!!」
「ケムリん!!!」
「お前……まさか!!」
「やっぱりケムリんも本当は記憶あったんだな!!」
「……あぁ。」
「そっか。あ!!俺エースを追いかけなきゃー!!じゃあな!!!」
「ったく!!騒がしい奴の中で一番厄介なのが復活したか……(あの様子だと元々記憶あったな……)これから忙しくなるな」
「「「「「「ルフィ帰ろうぜ!!!」」」」」」
「お、おう!!」
「行くぞ!!」
「ちょ、早すぎるーーーー」
ルフィはみんなに連れていかれその後は仲良く喋りながら帰った。
「ふぅ……疲れた。」
「……」
「ウタ……ありがとうな。そして、ごめんな。ずっと避けて……」
『大丈夫!!!そっちで仲良く遊んでね!!』
「!!!あぁ……」
「そろそろ寝るか……明日も騒がしくなるな!!」
「おやすみ!!!(俺ちゃんと幸せになれたよ。お前ら。)
『『『『(良かった!!!これで安心してあっちで元気で暮らせる。ルフィおやすみ!!)』』』』
おまけ
「(ルフィってあんなに明るかったか?)」
「(たった数日で何があった?)」
「(明るい方がなんか似合うな!!!)」
「「「「(エース達羨ましい!!!!)」」」」
クラスの全員は同じことを思った。
「これで終わりだ!!どうだ楽しめたか?」
「でも長かったな……眠くなったぜ」
「アンタはいつも寝ているじゃない!!」
「そうだ!そうだ!!ナミさんの言う通りだ!」
「何だと!!エロコック!!」
「あ”ぁ!!何か言ったかクソマリモ!!」
「辞めんか!!」
「まぁ、ここからは私たちじゃなくて主が話すわ」
という訳で今回で”ルフィにだけ会えない世界”はこれにて完結です!!!長い間ありがとうございました!!!今回は最終回なので長くなってしまいました。すみません🙇
まぁ、番外編とかは気が向いたら少しぐらい出す予定です!!次の作品も原稿を書き始めているので投稿されたらぜひ見てくださいね!!
では、長くなってしまいましたが締めはルフィ達に!!
「「「「「お前らじゃあな!!!!」」」」」
コメント
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めっちゃいいじゃないっすか!!泣ける…w!!ワンピースさんの作るお話いつも面白いから期待しててよかった!
やべぇ弟が隣に居るのに目から滝が出てしまう(弟に泣き顔を見せたくない人共感する人いる?)
ヤベェよ、泣いちゃう(´•̥ω•̥`) いやー、好き!!もう、何か好き