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曲パロ集

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3

キミの代弁者(桃黒)

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2023年09月30日

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・irisのnmmn作品です



・桃黒


・VOCALOIDパロ


・エセ関西弁


・本人様にはなにも関係ありません


・以上のことが大丈夫な方だけお読みください




↓↓↓




俺がキミと会ったとき、酷く悲しそうで追い詰めた顔をしていた。


いつだってキミは嗤われ者だ

やることなすことツイてなくて挙句雨に振られ、お気に入りの傘も無くして、プリントだって鞄から出て雨に濡れた。それに気づかない陽キャなカップルは落としてしまったプリントを踏んづけてった


いつも通りキミは嫌われ者だ

キミは持つものが多すぎて、なにもしてないのに遠ざけられて。その端正な容姿では大半の人が集合写真で隣になることを嫌がり、体育祭では同じレースに居たらキミは独走してしまう。溶け込もうと努力するけど誰とも打ち解けられず、その理由が「なんとなく?」の1言だ


だから途方に暮れて悲しいんでた


そんな時に俺は来た。

桃「酷い顔してるけど大丈夫?」

桃「伝えられないなら俺の声を使えばいいよ」

男声VOCALOID【ないこ】

俺の声は人により好みが別れる。熱狂的に応援してくれる人も居れば、理解不能で耳障りに聞こえる人もいる。辛かった時苦しい時、俺の歌を聞いてくれたキミの力にきっとなれる。

桃「俺を歌わせてみて、キミの思ったこと全部打ち込んで」

そう、キミのキミだけの言葉でさ




黒「……こんな歌、ないこに歌わせられない」

ノートがぐしゃぐしゃになるまで歌詞を書いては消して、書いては消して。涙で歌詞が滲んでしまったところもある。

黒「ないこは俺のアイドルやから、こんな暗くて酷い歌詞ッ…!」

桃「大丈夫、俺はVOCALOIDだよ。ある人の俺はアイドル。またある人の俺はバンドマン。そして」

桃「キミの俺は代弁者」

黒「代弁者…?」

綴ねて連ねて

桃「キミがした思いは俺がそのコトバを全部叫ぶから」

キミの理想を、世界を描いて!その思いは二人だけのものだから

桃「だから、キミの感じたこと全部書いて」

黒「…うん」

そしてガラクタの声は響く

キミの自然体をみんなに届けるため、知らせるため。目一杯大声をあげるから


『340万再生』








俺を使って動画投稿を始めて、いつからかキミは人気者だ

沢山の人にもてはやされ、共感がもらえて俺も鼻が高い。俺が歌ったの、キミの心を。でもいつからかキミは変わった

俺と距離が出来た。何処と無く寂しそうだった


黒「もうないこなんて散々や!俺は俺自身なんだよ」

そう震える声で俺に言った。嫌われた…?戸惑う俺を見たキミは部屋を飛び出した。俺は何故かあれが嘘だとしか思えなかった。いや、嘘であって欲しかった。キミのパソコンやスマホに入り込む。そこで見たのはきっとキミが1番言われたくないコトバ

『ないこにこんな根暗な歌詞は合わない』

『もっと明るい曲を作れ』

『ないこのお陰で人気かが出ただけ。出しゃばるな』




『虎の威を借りる狐のくせに』


わざと嫌いになるような事言ったのかな。俺に対しての誹謗中傷を見たら、キミから離れるとでも思ったのかな。そんなわけ無いだろ。俺は紛れもないキミの代弁者だ


桃「あった」

流石にコレは音域も広いしイメージ壊しちゃうよねってボツにした曲。確かに歌うのは難しい。でもイメージをつけるのはキミなのに。俺は真っ白なキャンバスなのに。キミの頭ではそのキャンバスは何かに染まってるかもしれない。でも実物を見てみて?真っ白でしょ。



黒「……ごめ…」ガチャ

聴こえる?この声が

黒「!?」

黒「コレって俺が昔…」

まとわりつくコトバを掻き消すから。わかってる、キミが誰よりも優しいことを。

黒「ないこっ!もう歌うんじゃない!!」

止めないで俺の歌を。ガラクタの声は歌い続けた誰でもないキミのために。

黒「これ以上歌ったらないこが!ないこがっ!!」

軋んでいく。限界を越えて

俺の体はバグを起こして、揺れる。2人でどれだけのコトバを思いついただろう。だけど今は何一つ思いつかない。だけど全てを分かってしまった。

きっと、夢だ。キミと会えた夢。永遠に醒めない、そんな……

黒「ごめん!!酷いこと言った、傷つけた!俺を嫌ってもいいから、だから!」

黒「戻って…きてよ…」

ボロボロ大粒の涙が溢れる。俺はこれまでで1番幸せな顔した。キミが名前を呼んでくれても動けない。俺はキミのために尽くせたはず、キミのために歌う望んた結末だった。でもキミは嘘だ嘘だと泣き叫ぶ

黒「俺は、なんのためにこれまで……ないこも救えないなんて…」

黒「なんて、なんて…無力なん…?」

涙は止まらず俺の頬も濡らす。その瞬間世界は途端に色を変える。キミは今悲しみを経験した。そして俺は消えた。





でも、少し経って

桃「っと、悠佑悲しませちゃってごめん」

黒「ないこ!?なんで…」

じゃあ次は嬉しさを経験させないといけない。

桃「まぁ色々あってさ、人間になったんだよね」

桃「VOCALOIDのないこは消えちゃったけど、いい?」

悠佑の戻ってきてというコトバは叶えなければいけないでしょ?俺のマスターなんだから。今までみたいに軽やかに歌うことはできないかも知れない

黒「そんなん関係ないからっ、」

黒「また俺のとこに来てくれてありがとうっ!」

今度は歌い手なんてどうだろう。前みたいに2人で駆け巡ろう音楽を!俺の声には意志が宿って、今響かせていく。


桃「うーん初投稿なににする?」

黒「…せっかくやしコレ」




ODDS&ENDS【ryo(supercell)】








はい神曲きちゃ

ODDS&ENDS本当神曲です泣けます。最初のいつだって君は嗤われものだの所とか、ならあたしの声を使えばいいよとか。昔のニコニコ超パーティーでクリプトン6人で歌ってた時、あたしも鼻が高いの所カイメイが歌ってて死んだよね。そーいうことなんですね!?

コレは聞いたほうがいい。🎲も誰か歌わないかな。欲を言うなら最推しか白黒か全員。でもこれミクちゃんが歌うことに意味あるからな…

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