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桃赤
『ごめん、別れよう。』
そう告げたのは君からだったのに。
『今までありがとう。愛してる。』
なんてメッセージがきて、愛してた、などの過去形じゃないことに少し違和感がある。
すると上に『桃』という文字が表示される。
すぐに電話に出る。
赤『もしもし!?』
叫ぶのと同じだろう。
『あ、〇〇病院です。桃さんの彼女さん…ですかね?』
なにを言っているのだろう。
病院?彼女?
意味がわからない。
赤『は、はい…? 』
『今すぐに病院に来ていただくことは可能でしょうか?』
突然なことすぎて理解ができない。
赤『は、はえ…?』
とりあえずタクシーに乗り病院へ向かう。
病院に着くまで詳しい話をしてくれた。
ようやく詳しい話が聞けた。
赤『…俺、なります。 』
迷うこともなく決断した。
看『今、向かってきてくれているそうですよ〜』
『もうちょっとです、 』
『…ニコッ…』
看『ーーー、ーーー!』
看『桃さんっ、ドナー…見つかったそうです…っ!』
『今すぐに…!』
『…!』
最期に会いたいと思った君には、もう一度会いたい。
ずっと、一緒にいたい。
俺から別れを告げたのに、それは我儘すぎか。
桃『……』
看『あ、桃さん。ドナーを提供してくださったの方…です。』
赤『へへっ…笑』
桃『なˈˈっ…!?』
『げほっ…』
看『落ち着いてくださいっ、お水飲みましょう…』
桃『…ポロポロ』
赤『泣かないでっ…』
『おれっ、桃くんのこと大好きだから…』
赤『…ねっ…?』
桃『…ニコッ…』
赤『へへっ… 』
〈これからも、一緒に居ようね。〉
𝐸𝑁𝐷𓂃𓈒𓏸◌
コメント
2件
素敵です、✨ ガチでどタイプのお話すぎました、、、🫶🏻🫶🏻🫶🏻