朝になり、ビジネスホテルのベッドで目覚める小湊は無二の寝顔を見ていた
昨夜の情事中の愛おしい無二の顔を思い出すと笑みが浮かんでくる
無二が目を覚ますと
「おはよう」
「おはようございます….」
無二は消え入りそうな声で目を合わせられずに言った
「あんなことしたのにまだはずかしいんだ?」
より笑みを深くする小湊に
「余計はずかしいです」
「これからは無二のこと、もっと開発してあげる。無二のかわいいところ、全部僕が見るんだ。守若君なんかに見せたくないよ」
「守若さんはただの友達です」
「ただの友達なのに何で一緒に泊まろうとするの?無二と仲良くする男は殺しちゃうかも」
邪悪な笑みを浮かべる小湊
小湊が無二の首をしめたから守若がホテルをとったのだが
「そんなことやめてください。他の男の人なんかどうでもいいくらい小湊さんが好きです」
小湊は無二に優しく口づけした
無二は体の中心がじんじんとした
体が小湊を求めているのだ
「そろそろホテルから出ようか」
チェックアウト間際の時間だった。
小湊はタクシーを呼んで二人は乗った
行き先は守若も分からない田舎
「それにしても体の相性抜群だったね」
窓から見える田んぼを見ていたとき小湊が言った
運転手にきかれるのに「そんな話しないでください」とちょっとにらんだ
「そういう顔もかわいいよ」
小湊に肩に手を回される。
ぐいと引っ張られて無二は小湊の肩に顔をあずけてしまい、小湊の息がかかった
優しく髪や肩や腕を何度も撫でられて無二は体が熱くなっていた
小湊のほうを見ると冷静でずるい
「そこの古民家カフェにとめて」
小湊が運転手に言った
昼過ぎだった
無二たちは昼食を注文した
机から庭が眺められる
小湊がいたずらっぽく無二の脚をその色白で長い脚でからめてくる
無二は情欲を夜までおさえられそうにない。
無二のたまらなくなった顔を見て満足そうに微笑する小湊
食事しながら
「2人しかいなくて邪魔者が来ないような田舎に住みたいね」
小湊はそういう土地を探しているらしい
タクシーであちこち田舎を見て回った
田舎のホテルに泊まった
「一緒に風呂入ろう。体をあらいっこしよう」
小湊が風呂前でいう
「やです」
「何で?裸みたよ。かわいかったんだから。僕の体を無二の体で全部洗ってね」
小湊は無二を無理やり風呂にいれ、服を脱がせた
お互いの体をこすりあうようにして洗いあったあと、ベッドに入った
小湊は無二を快感の波で寝かせてから起きて守若のところへ行った
守若は小湊にとって恋敵だった
守若を傷つけてから戻ると明け方になっていた
シャワーを浴びる小湊
守若を重傷おわせたということで怒り心頭の一条
「ぜってぇ、小湊をぶち殺す」
おわり
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