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1 - 第1話 絶体絶命

♥

1,760

2024年08月14日

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本作はいれいす様のnmmn作品です。

ご本人様とは全く関係ございません。

BL表現が一部含まれます。

桃×赤 (他メンも登場します!)

地雷の方は自衛お願いします🙇🏻‍♀️‪














1話「絶体絶命」




マフィアで1番権力を持っている組織

”SCARLET(スカーレット)”。

13歳という若さにしてこの界隈のトップに立ったリウラ・ガーネットは、首領に就任してからの6年間一度も負けたことは無く、SCARLETに目をつけられた組織は”確実に”壊滅する。そう言われていた。



だが、違った。






赤「はぁっ、はぁっ゙…」


鳴り響く銃声。

床に倒れ込み赤く染った足を抑え、荒い息を吐く赤髪の少年。


桃「あとは君だけだね。」


そう言って銃を向けると、その少年は悔しそうに相手を睨みつけた。周りにはリウラの護衛であろう死体と、青髪の男が少し離れたところからナイコとリウラのやり取りを横目で見つめていた。


桃「…噂には聞いていたけど、19歳でこの実力は尊敬に値するよ 」

桃「ねぇ、DICEに入らない?」


変わらずに銃を向けながら淡々と話すDICEのボス、ナイコ・アイリトル。

遠回しに”YES”と答えなければ殺すと言っているのだ。


赤「っふざけるな……」

そう言って反撃しようと自分の銃に手を伸ばした矢先、またもや銃声が鳴る。

はなった弾は手元スレスレの地面に穴を開けていた。


桃「質問に答えて」

赤「入らない」

青「なっ…!お前…」

殺されるぞ、とでも言おうとしたのか、チラッとナイコの表情を見るイフ。


赤「…撃つなら撃てよ。」

もう無理だと理解したのか、諦めたようにナイコの目を真っ直ぐと睨む。


桃「ふふw面白いじゃん、りうらくん」

赤「は…?」

殺伐とした空気の中、まさかの発言に首を傾げる。

何言ってんだこいつは…


桃「気に入った。明日からよろしくね」

赤「だから入らないって言っただろ!」

桃「拒否権なし。じゃちょっと眠っといて?」

途端首に衝撃が走り、意識を失った。





アジトに戻ると、まだ眠っているりうらを姫抱きしながら平然と歩くないこを驚いた目で見つめる構成員達。

無理もないだろう。界隈トップの組織であるSCARLETのボスが自分らのボスに姫抱きされているんだから。


赤「っん、…」

桃「…♪」

当の本人は腕の中のりうらを愛おしそうに見つめている。

青「ないこ本気か…?」

桃「ん?何が?」

青「そいつ敵組織の首領やねんで?しかも界隈トップの。」

青「何するか分かれへんし拘束しといた方がええんちゃう?」

桃「それは可哀想じゃん!抵抗するようだったら俺が教育するよ!」

青「教育…???」

桃「まぁまぁ、後のことは置いといて」

桃「一旦ほとけっちに傷の手当をしてもらおう」

不満気ないふをスルーしてさっきまで人を殺しまくっていた人物とは思えないほどルンルンな様子でほとけの部屋へ向かうないこ。

一体彼はどんな気持ちで敵組織のボスを抱いているんだろうか…






桃「ほとけっち入るねー」

水「あ!ないちゃーん!」

机の上の書類を片付け、開いた扉に駆け寄る。

水「おかえr……え?」

桃「ん?」

何か言いたげな表情のいふと、何故かいつもより上機嫌な様子のないこ。そしてその腕の中で寝息を立てる…

水「リウラ様?!」

桃「あ、そうそう。連れて帰ってきた!」

水「いや連れて帰ってきた!じゃないから!!」

青「うち(DICE)の構成員に入れるらしいで」

水「えっリウラ様ってSCARLETのボスじゃ…」

桃「潰してきた!」

水「はぁ?!?!」

青「うるっさ…」

困惑を隠せないほとけをなだめ、りうらをそっとソファに寝かせる。

水「あ、コート洗っとくよ!」

桃「助かる。いつもありがとね」

水「いえいえ…えっと、リウラ様は手当するだけでいいんだよね…?」

桃「うん!しばらくは起きないと思うから、手当できたら俺呼んでほしい」

水「了解!」







赤「(…もう起きてるんだけどなぁ……)」


マフィア界最強”だった”はずのリウラ、初の敗北ののち目が覚めたら敵組織のボスに姫抱きされてました。













好評であれば続き書きます!🙌🏻

この作品はいかがでしたか?

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コメント

6

ユーザー

あっ天才様ですね、

ユーザー

時差(?)コメ×初コメ失礼します。 設定とかすごく好きです…..!✨ 続き待っております🙇‍♀️

ユーザー

初コメ失礼します .ᐟ 書くの上手ですね .ᐟ.ᐟ 続きが楽しみです っっ

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