TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

坂本の日常

一覧ページ

「坂本の日常」のメインビジュアル

坂本の日常

1 - 第1話 みんなで動物園 前編

♥

117

2025年03月18日

シェアするシェアする
報告する

いつも通りの朝がやってきた。ここ、“坂本商店”にとってはこの普通が当たり前では無いのだが。坂本商店の店長・坂本太郎は元殺し屋で愛する妻と娘もいる。今は懸賞金がかけられており、毎日のように殺し屋がやってくるため坂本もクタクタだ。今日が平和なのは坂本にとっても好都合だ。なぜなら──

花「花、動物園楽しみ〜!!」

坂本の一人娘・花が万遍の笑みで話している。そう、今日は家族で動物園に行くからだ。家族と言っても、一緒に働いている朝倉シンや陸少糖(ルーシャオタン)、眞霜平助も一緒だ。彼らは坂本の家族同様と言っても過言では無い。一緒にご飯も食べるし過ごしている時間も多いからだ。

平助「そうだな〜!!俺行ったことないからな!」

それに答えたのは平助だ。彼も元(?)殺し屋で凄腕のスナイパー。相棒のピー助と行動を共にしている。

ルー「動物園なんてそこら辺にあるネ」

陸少糖ことルーは元マフィア一家の一人娘で太極拳の使い手。酒を飲み酔うともっと強くなる。もちろん昔から箱入り娘のように育てられているので動物園は行きなれているのか、不満げに口にしている。

シン「ばーか。みんなで行くから面白いんだろ?」

シンこと朝倉シンは人の心が読めるエスパー。坂本の元後輩で今も坂本商店で働いている。

葵「まあまあ、早く行きましょ!結構並ばないと行けないと思うし、、、」

2人の言い合いの仲裁に入ったのは坂本の妻の葵である。いつもの笑顔で2人を説得する。

シン「そーっすね!早く行きましょう!」

シンがそういった後みんなが車に乗り始める。

花「しゅっぱーつ!!」

花が掛け声を上げたのと同時に車が走り始める。坂本は久しぶりの休日なのでワクワクしつつあった。


☆。.:*・゜☆。.:*・゜☆。.:*・゜☆。.:*・゜☆。.:*・゜☆。.:*・゜


そして、2 時間ほどで動物園に到着したが案の定休日なので人が多かった。

シン「すごい並んでますねー」

坂本(だな)

葵「うーんとりあえず並びましょっか」

坂本たち一同は渋々列に並ぶ。ここに並んでいる人達はチケットを買うのにならんでいるらしい。

花「まだかなぁ……」

最初は素直に並んでいた花も、30分ほどすると不満になってきたようだった。

葵「もうちょっと待とうね〜」

花「あと何分くらい?」

葵「それは……分からないけど…」

あと何分で入れるか分からないし、そもそも入れるかすら危ういと分かると少し涙目になる花。坂本はどうしたことかとオロオロする。するとそれを見ていた平助が助け舟を出した。

平助「花ちゃん、動物園はまだだけどここに鳥がいるぞ〜!ほら、ピー助だ!!」

花「!!」

平助は相棒のピー助を花に受け渡す。すると、花の機嫌も少し治ったようで笑顔を取り戻していた。

花「ピー助〜」

花がピー助とじゃれあっているのを見て皆が一安心した。

坂本「ナイスだ、平助」

平助「これくらいお易い御用だぜ!」


☆。.:*・゜☆。.:*・゜☆。.:*・゜

☆。.:*・゜☆。.:*・゜☆。.:*・゜


そんな感じで並んでいるとやっと番が回ってきた。とりあえず何も起こらなかったことに安心する一同。

店員「それじゃあ、楽しんでくださいね〜」

花「はーい!」

門が開けられると早速中に入っていく花をみんなが急いで追いかけた。

この作品はいかがでしたか?

117

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚