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地面を強く蹴り、男との距離を縮める。
ルイ「そいつの能力は攻撃座標の転移!だから…」
男「おら!」
男が拳を振るう。その瞬間、頭上の空間が少し歪む。それに合わせるように、右手を頭上に合わせ打ち消す。その後もいくつかの攻撃を受けたがすべて打ち消していく。
男「っつ…なんだ?!その右手はよぉ!なんで俺の攻撃が防がれんだよ!」
神崎「簡単だよ。お前の攻撃は1方向からしか来ない。だから攻撃座標の転移をした瞬間のわずかな空間の歪みに合わせるだけで、簡単に防げるんだよ。」
少しずつ近づく。その間も次々に攻撃を打ち消していく。
男「こんの…野郎が!!」
ナイフを取り出した男が近づいてくる。
ラプラス「危ない!!」
ザン!血がしたたり落ちる。
男「いかれてんのか?お前…?」
みれば神崎は左手でナイフを受け止めていた。そこから決して少なくない血が流れていた。
神崎「ま…文句はねぇよな!」
ゴン!神崎の右手が男の顔を捉えた。
神崎「よし!」
ラプラスの縄を解く。
ラプラス「ありがと…って左手!」
こちらの左手を握るラプラス。
神崎「痛い!!」
ラプラス「あ、ごめん。」
すっとてを放す。
神崎「俺は大丈夫だよ。お前らは?」
いろは「大丈夫でござる〜」
こより「う〜ん 」
ルイ「大丈夫だよ。」
クロヱ「大丈夫」
ラプラス「吾輩もだ。ふむにしてもお前以外に強いな…よーし!holoxの戦闘員に命ずる!」
神崎「おい!さっきまでのこちらを心配してた、ラプラスさんはどこいったんだ?」
とりあえず全員大丈夫そうだ。
神崎「さてじゃあ、あいつは…っと………いない?」
みれば男がどこかへ消えていた。
クロヱ「あれ?いつの間に?」
その時
ピチャ…
そんな音が聞こえた。後ろを振り返る。そこに「何か」がいた。全身を植物のツタのようなものに覆われた人型の「何か」これは…
神崎「ウロボロス?まさかあいつこれを起動させたのか!?」
男「はっ!1体分くらいだったらたまってたんだよエネルギーはな。さぁて暴れてこい!ウロボロス!」
第2ラウンドが開始された。