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ん……?
あれ、寝落ちしてた?
「おはよう、涼音」
春千夜がにこりと笑って布団をめくった。
「おはよう春千夜。今日も綺麗だね。」
春千夜は世辞に喜び顔をほころばせた。
「涼音、愛してる……♡」
そう囁く彼。
「ありがとう春千夜」
私は春千夜に首輪を付けてもらい、リビングに向かった。
「おはよ、涼音。」
さわやかにココが挨拶した。
「おはよう、眠そうだね、寝足りないの?」
ココは、恥ずかしそうに言った。
「分かるか?実は、灰谷達に仕事を押し付けられて…」
そっか、別に興味無いよ
なんて言えるはずもなく、私は微笑みながら
「蘭、竜胆、ココに仕事任せすぎちゃダメだよ?」
そう言うと、2人は
「鈴音が言うなら」
と資料作成に意欲を示した。
ちょろ。
「可愛いなぁ、素直で心が綺麗だ。」
鶴蝶の言葉に吐き気がした。
私の事なんて何も分かってないじゃない、
私はずっと心の中に不満を留めているのに。
心が綺麗?
嘘でしょ
私の心は真っ黒だよ?
過大評価しすぎだって
不満ばっかの私の心は綺麗なんかじゃない
「涼音♡」
え?
あ、起きちゃったんだ……
「あれ?涼音?ねぇなんか不満そうな顔してない?ねぇねぇ俺の事嫌いになった?捨てないでお願いだから。ここから出ていくとか言わないでよねぇ言わないよね?言わないでいてくれるよね涼音なんだから」
私は寒気がした。
怖い。
首輪のチェーンをしっかりと握って震えるマイキー。
もう犬じゃんw
あーあ……怖い、なぁ……
助けて、誰か……