家に帰って寝るのが近づくにつれてつぼ浦の口数が減っていき動きもぎこちなくなっている。気休め程度か、と思いながらホットミルクを持ってソファの端で縮こまっているつぼ浦の隣に座った。
「はいこれ飲みな。」
「ぁ、あざす……うま…」
「夜は冷えてきたな、寒くない?」
「へーきっす。」
「俺はちょっと寒いなー、くっついて良い?」
「ぇ…えーっと…まぁ…」
腰を抱いて手を握ると身体は固まっているが手をぎゅうぎゅうと握り返してくる。手の甲にキスすると頬が赤く染まった。
「なんかつぼ浦見てると俺まで緊張してくるな…」
「おっ俺はぜんぜ、んへーきだし…」
「またそうやって強がる。今すぐ始めても良いんだけど?w」
「…すんませんした…」
「素直でよろしいwまぁそれ飲み終わったらとりあえずベッドには行こ、疲れてたらそのまま寝ても大丈夫だし。俺にもちょうだい。」
2人で身体を温め合うとつぼ浦はどんどん赤くなり、更にガチガチに固まっていく。このままだと動けなくなりそうだと慌てて寝室に連れて行った。
「心の準備できたら言ってね。今してほしい事とかある?」
「……もういっすよ…」
「布団被りながら言う事じゃないな、言葉と行動が伴って無さすぎるんだよw顔ぐらい見せて。」
頭まで被っていた布団をめくると瞳を潤ませて眉を下げながら見つめてくる。
「そうやって煽るのさぁ…俺も我慢できなくなるんだよ?」
「?煽る?ぁ…んっ…♡」
シャツの襟を引っぱり首元にかぶりついた。ぢゅうぢゅう音を立てながら吸う。
「…はぁ…本当にもう良い?大丈夫?」
「うん、大丈夫…///」
「嫌だったらちゃんと言うんだよ?」
服を脱がしながら身体中に跡を付けていく。青井が満足する頃にはつぼ浦はすっかり緊張が解れ力も抜けていた。
「あおせんあの…」
「ん?どうした?」
「…くちは?しないの?」
「またそうやって可愛い事言う。それ無自覚なのマジでもうさ…」
「?何言ってんぅ…ん…♡」
「ふふ、かわい。べーってして?」
「ぁ、うぅ…どうしても?」
「どうしても。好きでしょ?」
出てきた舌に深く吸い付きながら熱を撫でると首に手を回してきて力が込められる。溶けていく様子を見て安心した。
「んっん゛ぅっう゛あ゛っはっはぁっ…んんぅ゛…♡もっやだ…」
「やだって言う割にはどんどん溢れてくるし、痛い程抱きついてきてるけど?」
「これはちがっう…んむぅ…ぁあ゛っう゛っんんぅっあ゛っ♡……はぁ、あおせ?」
舌を吸い口内を舐め回し、くちゅくちゅ言わせながら先端をねちっこく撫でるが急に手が止まった。
「ちょっと待って考えさせて……んー、ごめんイくの我慢できる?」
「ん…?わかった…」
極力つぼ浦の負担を軽減できるよう、初体験を少しでも良かったと思ってもらえるようにと迷いながらも気遣う。
「偉いね、お尻しようか。脚広げるね。」
「待って、アオセンも脱いで。」
「そうだったごめん。…よし、はいおいで。」
「んへへ、好き…」
手を広げると胸に飛び込んできて、力強く抱き締められたと思ったら頬を擦り寄せてくる。
「なに今日どうした?ちょっと可愛すぎるんだけど。」
「別にどうもしてないすよ、ただアオセンがこんなに俺の為にしてくれて幸せもんだなって思ってるだけ。」
「嬉しいなぁ俺も幸せだよ、ありがと。……あ゛ーーちょっと本当にさ、破壊力やばいんだってば。キスしよ。」
愛おしさを込めて甘く優しいキスをしながら頭を撫で、頬を撫でる。舌を絡めるとすぐに蕩けていく顔を見て欲を掻き立てられた。
「その顔もずるいんだよ…良い?」
「ん、して…///」
「枕腰に入れよ、あとローション……じゃあ触るね。」
「はぁ…っ…んんっ♡」
「入れるよ、力抜いてね。」
「ふぅぁぁ…んぅ…はぁっあっ♡」
「気持ち良いな。ゆっくりするからね、頑張れる?」
「んぅぅっあっ…ぅうっがんばっるぅっはぁっあっ♡」
時間をかけて中を丁寧に撫で回し、掻き回しては指を増やしていく。青井に抱きついて身体をビクビク震わせながら快楽を受け入れた。
「ぁっ…あっあっんうっぁあっ♡」
「そろそろ平気かな…辛かったね、1回イこうか。いいトコ触るよ?」
「んぅあっあっそこっあぅっんっ♡」
「こっちだけでイけそう?前もしようか。」
「ひぅっ!?やっいっしょはっだめっあっあぁっうっ♡」
「だめじゃないでしょ、イって良いんだよ。」
「うぅっあっあっ…ぅっはっあっやっ…あっんぅぅうっ♡」
腰を浮かせながら達したつぼ浦をすぐさま抱き寄せる。額にキスをして背中を擦った。
「はぁ、はぁ…あおせん…きもちぃ…」
「素直だね、可愛い。……落ち着いた?ちょっと準備するね、水飲んでて。」
起き上がるとぼんやりとした灯りの中で青井のモノが目に入ったつぼ浦は、今からこれが自分の中に入るのかと想像すると水を飲みながら冷や汗が出てきた。
「…それはなに?」
「これはー…終わった後つぼ浦がお腹痛くならないようにする為の物。もうちょいローション塗るか…よし、じゃあ良い?」
「……うん…」
「痛い…のは避けられないと思うから、我慢できなくなったり少しでも嫌になったらすぐ教えて。」
優しく押し倒して硬く反り立ったモノを穴にあてがうとつぼ浦は目をギュッと瞑り全身が強ばった。
「つぼ浦力抜ける?しっかり息して。」
「ぅぅ…あお、せん…」
「んー…耳舐めて良い?」
そう言うと目を瞑ったまま無言でゆっくり横を向き、耳を差し出してきた。首筋から舌を滑らせ柔く耳を食み、舐める。
「…はぅ…んっんぅ♡」
「一旦こっち集中して、気持ち良いのだけ感じてて。」
「わかった…ぁっんんっんぅっ♡」
「……ん、ゆっくり入れてくからね。」
ぴちゃぴちゃ耳を舐め、顔を正面に戻してキスしながら慎重に進めていく。半分程入れるとはぁはぁと荒く息をし険しい表情をしているつぼ浦を見て気の毒に思ってしまった。
「苦しいよな、ごめん。終わりにする?」
「ぅ゛う゛…や…だ、おれできて、る?」
「うん、つぼ浦の中あったかくてめっちゃ気持ち良いよ。」
「…んへ、よかった…///」
汗を滲ませ眉間に皺を寄せながらもヘラリと笑う顔を見て、青井は手放しそうになる理性を必死に繋ぎ止めて抱き締めた。
「…っ……ありがとう。気持ち良いし嬉しいよ。」
「おれ、もうれしぃ…」
「……動いてみるね、しっかり息してて。」
「うん…ぃ゛っ…う゛う゛……い゛、う゛っ…」
ゆっくり腰を動かすがつぼ浦は天井の一点を見つめながら更に顔を歪めて痛そうな、苦しそうなうめき声を上げる。これは不味いとすぐに止めた。
「ごめんこれはやめよう。」
「…やめないで、さいごまでっていった…」
「でも辛いでしょ?今日全部しなくても、ゆっくり進めてけば良いんだよ?」
「やだ、きょうする。おねがい…」
そう言うと苦しそうな顔を近づけて唇を重ねてきた。ここまで懇願されると断る訳にもいかないがどうしよう、と頭を悩ませながらも舌を絡ませた。
「…ん、じゃあ続けるよ?動くね。」
「う゛…う゛ぅ…はぁ……あぅっ!?まっそこっんぅっ♡」
「ココ気持ち良い?良かった、つぼ浦の気持ち良いトコだね。」
「あっあっ…んんあっあおせっまっぅぅっあっ♡」
「怖い?大丈夫だよ、こっちの手繋ごう。」
指を絡めて握り抱き締めながらぐちゅぐちゅいやらしい音を立たせ、ひたすらゆっくりしこりをめがけ突く。つぼ浦は青井に縋り付き目に涙を貯めて善がった。
「あっあうっふっあぁっんっ♡」
「っ…はぁきもち…ごめんちょっとだけ激しくするね。」
「はっあっあっ…だめっ…てえっあっやっあっ♡」
「つぼ浦好きだよ、ありがとう。」
「はっあっあおっせっんっ…んんぅっやっ♡」
「締め付けすご…イきそう?早くするね。」
「んっんうっあっあっあっだっめっんあっ…んぁぁああっ♡」
「ぐっ…締めすぎ…っ…ぅ゛う゛っ…」
ほぼ同時に果てた2人は息を荒らげながら抱き合い見つめ合う。
「はー…はぁ、つぼ浦ありがとう。すっごい気持ち良かった。いっぱい頑張ってくれたな。」
「はっはぁはぁ…はー…俺も、良かった…あおせん…」
「そう言ってくれて嬉しいよ。疲れたね、寝ようか。」
「…んぅ?んーん、まだ…しゃべりたぃ…」
「明日いっぱい喋ろう。おやすみ。」
目を閉じたつぼ浦を腕の中に包み込み、顔中にキスをしながらふんわりと頭を撫で続けた。
コメント
8件