テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
🍆が実はめちゃくちゃ喧嘩強かったらって話。
なよなよしてるのに、いざとなるとハチャメチャかっこいいギャップなぼんさんを書けたらと……
フィクションです。
ご本人様達とは無関係です。
ゆっくりお楽しみください。
「あ〜楽しー!」
おらふくんが自分のお腹をポンポンと触りながら声を上げた。程よくお酒も入ってポワポワとしている。
ハードな企画を1本撮り終え、「ご褒美欲しいです!」と嘆くおらふくんにぼんじゅうるが「そうだよね〜特におらふくん1番頑張ったもんね」と微笑み頭をポンポンとなでた。「でしょ!?ね!?」とキラキラと期待の目でぼんじゅうるを見上げると、「なら、飯行くか?」俺の奢りで好きなの食べていいよと珍しく漢気を見せたぼんじゅうるに「なら俺もー!!」と他のメンバーも乗っかったのだ。
結局はいつも行く焼肉屋になりいつもの個室に通され閉店までどんちゃん騒ぎ。みんなお酒を飲み、たらふくお肉を食べた。ドズルも「今日はぼんさんの奢りだーー!」と普段頼まないお肉も頼む、それにいつもなら「やだよ!それは高い!」とか文句が飛んでくるが今日は「いーよ、頼め頼め!」と上機嫌のぼんじゅうるに、周りは「珍し〜!」と声を揃えた。
「やー、今日は本当に楽しかったのよ〜」
ふふふとお酒も入り少しとろけた瞳でドズルを見た。
「……」
グッと顔を強ばらせ数秒止まるドズルの表情の後、その隣に座っていたMENが「天然タラシこわっ」と爆笑していた。
おんりーも「この人のせいで何人犠牲になったか……」とぼんじゅうるには分からない話をする。それでも、メンバーが楽しそうに飲み食いしてるのを肴にちびちびお酒を飲んでいた。
「あ〜本当に今日楽しいわ〜」
と微笑んだ。
店を出てもう1軒行こうかなと夜遅くまでやってる居酒屋に移動中の事だった。お酒の力ではしゃぎ後ろ向きに歩いていたおらふくん。ドズルが「あ!おらふくん!」危ないよ!と言いかけた時だ、ドンとおらふくんの背中が女性の肩に当たる。
「きゃっ!」
「わ!すみません!!」
女性は少しふらついたが、すぐにぼんじゅうるの手により引き寄せられた。
「連れがすみません、大丈夫ですか?怪我してません?」
と顔を覗き込むと、ポッと頬を染め「だい、丈夫ですぅ〜」と返事をした。少し後ろでメンバー達が「また1人犠牲者が……」とボソッとつぶやくがぼんじゅうるには聞こえていないらしく
「よかった、本当にごめんね?ほら、あんたも謝んだよ〜」
とおらふくんを引っ張ってくる。
「お姉さん、ごめんなさい」
「いえいえ、私もよそ見してたので〜」
と上目遣いでぼんじゅうるを見つめて話す。
「あ、の、良かったらこの後飲みに行きませんか?」
と離れたぼんじゅうるの手を掴んできたその時だ、
「おい!俺の女に何してんだ!?」
「……あ?」
遠くから顔を赤く染めたチンピラ崩れが叫びながらドスドス歩いて来た。ぼんじゅうるは、あ?と男を見た。
「うそ、なんであんたいんのよ!今日は実家にいるんじゃないの!?」
「お前が夜な夜な男漁ってんの知ってんだぞ!?」
うわー痴話喧嘩に巻き込むなよ、とMENがおんりーとおらふくんを手招きし背中に隠す。その前にドズルがゆっく立ち3人を守っていた。
「ぼんさん、行きましょ」
「あぁ」
ドズルにコソコソと耳打ちされ、ぼんじゅうるはゆっくり後ろに下がる。このまま、俺たちは退散しようと思っていたが、男はそう上手く逃がしてはくれなかった。
「おい待てよ!にげんな!」
「はぁー、、あのね、逃げるって言うか無関係なんですけど?」
ぼんじゅうるの肩をグッと掴み、至近距離で罵声を浴びせてくる男に、ドズルが後ろから「ぼんさん!」と駆け寄ろうとした。
「あー、ドズルさん、大丈夫大丈夫」
と手を出し静止する。
すっかりお酒も抜け縮こまりこちらの様子を見るおんりーとおらふくん。その2人を守るように立つMEN。ぼんじゅうるの後ろで男の出方を見定めているドズル。
当の女は私関係ないもんと少し離れたところでタバコをふかしだした。
「……で?この手離してくれません?」
「ぁあ”!?」
「……痛いんすけど?」
「はっ!強がんなや!こっからもーっといてぇー事すんだぞ?」
男は更に手に力を入れてぼんじゅうるの額にゴッと己の額を当て喧嘩を売る。
「………」
「びびってんのか?あ?」
「……はー、おい、今ならまだ許してやる、手離せ。」
ピリッとした空気がドズルたちを襲う。今にも殴られそうな距離と苛立ちが男からプンプンと流れ出ている。それに対して、先程までヘラヘラと笑っていたぼんじゅうるはドスの効いた声で男を睨み返す。
「強がんなよおっさん!!」
「わっ!」
「ぼんさん!!」
おらふくんが目を抑える、ドズルが叫んだ。
男はぼんじゅうるの胸ぐらを掴み拳を振り上げたのだ。
「ぁー、今日、楽しかったのに……最悪だよ本当に。」
「ぼっ、ぼんさん……」
そう言ったぼんじゅうるの足元にはお腹を抑え呻きながら転がる男がいた。
ドズルは目を見開き驚いていた、あっという間だった。男が拳を振り上げた瞬間左手で軽くいなし体制を崩したボディにその左拳を入れ込んだ。鈍い音と共に男が「いでえええ!」と転がり落ちたのだ。
「でめぇ!!クソジジイっ!」
「あーはいはい、わかったわかった。」
涙を流しながら睨みつけてくる男の前にしゃがみ、ぼんじゅうるは右拳を掲げた。
「あのね、君、喧嘩ざかりなのはわかるけど、おじさんの優しさに気づきなね?」
「っぁぁ”!?」
「あえて利き手じゃない方で殴ったの分かんない?」
にこりと微笑むその目は笑っていない。ぞくりと背中に走る悪寒。こいつに手を出してはダメだと本能が細胞が叫ぶ。全身で逃げろと叫んでいる。
男は「ひっ」と短い悲鳴をあげると目に涙を沢山ため始めた。
「……分かってくれる?」
「は、はい」
「そこの君も程々にね」
「え、あ、はい」
離れた所でびっくりしている女にぼんじゅうるはこれまた恐ろしいほど綺麗に笑いかけた。
「さ、みんな、この人達分かってくれたみたいだから、2軒目行こか〜」
よいしょと立ち上がりいつもの雰囲気に戻るぼんじゅうるにドズルは「あ、え、」と転がる男を見た。
「……いい加減立ってどっか行きな」
それに気づいたぼんじゅうるはちらりと横目で男と女を見て冷たく言い放つ。「はい!!」とふたりは慌てて走り出した。
「ごめんね〜怖い思いさせて」
後輩3人に近づきポンポンと頭を撫ぜるその手におらふくんが「ぼんさんっごめんなさい僕のせいで」と眉を落とす。
「いやいや、これはしょうがないよ〜」
とヘラヘラするぼんじゅうるにドズルは「ぼんさん、昔ヤンチャしてました!?」と興奮した目で投げかけた。
「んー、んーー?ノーコメントで……」
「だから、それは肯定と取られるんスよ!」
MENがすかさず突っ込むと「さ、早く2軒目いきましょ、話はそこでゆーっくり聞きます」と珍しく前向きなおんりーにぼんじゅうるは、「こりゃ、今日、帰れないかも〜」と肩を落とした。
.
コメント
1件
こういうの大っっっ好きです!!!実はぼんさん喧嘩強い説めちゃくちゃ推してるので心臓が小躍りしています🪩🫀🎶わっるい顔して睨んでそうなの想像してドキドキしました😊