プロセカBL
司×彰人 🌟🥞
R❌
恋人と一緒に過ごす静かなクリスマスイヴの夜。風邪を引かせないよう暖房を付けているが肌寒い。ぬくぬくと、こたつでゆっくりしていたが、オレは急にベランダに出たくなった。
「司センパイ?外寒いっすよ?」「あぁ、少し星が見たくてな」
何故か分からないが星が見たくなるオレにびっくりして、彰人もベランダに出る。暗くてとても寒いが、恋人がいるからだろうか。少し暖かい感じがした。暗い夜空に、沢山の星が浮かんでいて本当に素敵だ。キラキラと光っていて、それに魅了される。彰人もずっと眺めていて、どこか子供みたいで少し可愛いなと思ってしまう。
「…何で急に星が見たくなったんすか?」
彰人が急にオレに問い詰める。それはそうだろう、恋人が寒い夜、ベランダに行くだなんてとても気になるだろう。
「…何故だろうな、急に見たくなったんだ。星が綺麗だからだろうか?」
「……まぁ、星は綺麗だしな」
オレの曖昧な答えに、共感してくれる。彰人が言う通り、星は本当に綺麗だ。暗い空に、ぽつんとある。星だけが目立って、光って_________まるで、ステージのようだ。周りが暗い。でも、ステージの上は光って、目立っている。そこで演技して、しゃべっている人はさらに光っていて、輝いていて____
「…星……、、ははっ」
彰人が急にクスッと笑う。何故笑ったのか分からなくて、頭にはてなを浮かばせてしまう。
「…?」
「ふふ、…いや、星って、スターって英語で言うだろ?司センパイは、いっつもいつも未来のスター、未来のスターばっかり言ってて。…星って、司センパイみたいでいいな、と思って」
…オレが、星?
確かに、オレは未来のスターを目指している。その言葉をたくさん言っているのは事実だが、何故オレが星のようなんだろうか。
「…あと、星は、光ってて輝いて、目立ってるじゃねーか。司センパイも光みたいな存在で、眩しくて目が潰れそうなくらい。星は周りが暗くても、光って少しだけでも明るくする。司センパイも、辛くなった人がショーに来ると、必ずその人を笑顔にして、明るくする。……オレは、そんな所好きっすよ。」
寒い夜なのに、少し顔が熱くなっていく気がする。彰人からこんなに言ってくるのはとても珍しい事で、普段はオレを褒めたりなんてしないはずなのに。ずるいぞ彰人、クリスマスにこんな事言うなんて。
なんて色々考えていると時計からカチ、と言う音が聞こえ振り返るともう短い針は12を指していた。
「……もう、クリスマスだな」
と言って顔が赤くなっているのを誤魔化すと、「センパイ、照れてます?」とくすくす彰人は笑う。
「ふふ、…そうっすね」
「メリークリスマス、彰人。」
と言って両手を彰人の頬にやり、唇を重ねる。彰人はどこか幸せそうな顔をしていて、つられてオレも表情が緩む。
「…急にやるなよな」
「さっきのお返しだぞ!」
静かな夜空には、スターがたくさん浮かんでいる。光って、輝いているスターが。
コメント
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お久しぶり 、 です !!!! 覚えてます でしょう か … 、 えっと 、 しの って言った方 が いい でしょう か … まあ 、 しの です ! 司彰 1番 好きなんす よ 、 😭😭 最高 です ー 、 👍🏻